KAIR作家・町内案内

アート2010年8月25日

投稿者:中原 亨

今日もうだるような猛暑。この暑さいつまで続くのだろう。

さて、きのうは作家たちを町内案内しました。これは恒例の行事で、町内の各所を案内することによって神山の地理的感覚を身につけてもらうこと、これから作る作品のイメージを膨らませてもらう目的で行っています。

野間林道から悲願寺に向かう。

今日は杉本会長さんの車で回りました。9人乗りの大きなワゴン車で行ったのですが道が狭いので車を傷つけないように慎重に運転しました。途中見晴らしのいいところで車を止め神山のパノラマ風景を楽しみました。いつもならこの場所、ススキの穂が出ているのですが今年はまだ出ていません。

悲願寺に到着。

このお寺いつ来ても閑静な佇まいです。気温も下界より何度か低く爽やかさを感じます。寺の境内から湧き出る水は雨乞いの滝に下り落ちます。神山の湧き水はどこでも美味しいのですが、ここの水は名水中の名水です。乾いた喉に沁みこみます。

Horiさん、常夜燈をスケッチ。

このお寺の魅力は常夜燈・湧き水・苔・閑静さですか。水の湧き出る場所にはワサビも自生しています。

境内に咲くムクゲの花。

周りは杉やヒノキの林に囲まれています。ひっそりと咲く赤い花、暑さを忘れさせてくれます。

山を下って「秀の家」さんへ。

暑い下界に下りてきました。「秀の家」さん食堂で昼食。この食堂、作家たちが泊まっているアパートの近くにあるのでみなさんこれからもちょくちょく利用してくれると思います。メニューも豊富で味もいい。女将さんも親切でいろいろ気を遣ってくれます。

焼山寺の山門で。

次に向かったのが12番札所焼山寺、ここも下界より気温が何度か低く気持ちがいい。

鐘を突くザランスさん。

彼はとても精力的に行動する。そしてときどきおどけたことをしてみんなを笑わせる。食堂で女将さんが持っていた蝿叩きに興味を示し、それを借りてハエを追っかけまわしていた。ハエタタキをはじめて見たのでしょうね。

山門で記念写真。

牡丹さんの相棒ヒロキチさんの手が気になる。ストーブに手をかざしているようで・・・。ザランスさん、年配の方かと思いきやまだお年は若い。仁木島さんより二つ年下だと言っていた。

神山町役場表敬訪問。

また下界に下りてきて神山町役場訪問。あいにく後藤町長さんと教育長さんは出張で会えなかったのけど大西副町長さんが対応してくれました。大西副町長さん、流暢な英語で歓迎の挨拶をしてくれました。徳島新聞石井支局の岸記者さんにも取材を受けました。

そのあと、粟飯原一さんの案内で郷土資料館を見学。民具や襖絵など作家のみなさんかなり興味深く熱心に見ていた。来年からこの場所は町内案内のコースに入れたらいいと思いました。

作家のみなさん、実行委員のみなさん暑い中一日ご苦労様でした。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

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コメント一覧

  • アーティストの数も多いし、明るい人ばかりで、 なんか今年は賑やかになりそうですねぇ!

    2010年8月25日 9:48 PM | 大南 信也

  • “ アーティストの数も多いし、明るい人ばかりで、・・・・ ” ヒロキチさんは、ストーブに手をかざしているようだし、 これって、ザランスさんを意識してる? (いかん。彼にはご内密に・・・お願いします。) “ 人のことを言う前に我が身のことも考えたらどうや・・・?” などと言われそうな気もしますが・・・。(苦笑)

    2010年8月26日 12:18 AM | ニコライ

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