KAIR活動開始

アート2010年8月22日

投稿者:中原 亨

2010年のKAIR(神山アーティスト・イン・レジデンス)の活動がいよいよ開始されました。19日から本年度の作家が次々と来町し、昨日全員の作家たちがそろいました。今年は例年より半月ほど早く活動が開始されました。作家たちは2ヵ月半ほど神山に滞在し、住民と交流をもちながら制作活動に打ち込みます。

ラトビア共和国のザランスさん。

はるばるラトビアから参加してくれたザランスさん。ヨーロッパやアジアなど世界各地で制作活動を行っています。白いキャンバスに絵の具をたらし手足の指などをなどを使って独特の作品を作り上げるようです。

ブラジルから参加のYukie Horiさん。

ほり ゆきえさん、日系二世の方です。日本語の会話もできます。インスタレーション作家です。世界各地でレジデンス経験があります

廣田緑さん。

日本の美術大学を卒業後インドネシア国立芸術院で学び18年間、インドネシアで活動し今年の春日本に帰国しました。戦争体験者と交換プロジェクトを行うそうです。神山の住民を巻き込んだ活動が期待されます。

ポーワング。日本人男女のペア作家です。

男性の作家は牡丹さん、女性はヒロコさん。個々で活動するときは絵画など自分の専門分野を持っているそうです。二人組みで活動するときは、「ポーワング」というアートネームで行っています。インスタレーションやビジュアル作品を制作します。

今日は作家たちを町外案内しました。

作家たちが来町して少し落ち着くと、町内・町外を案内します。これは恒例行事となっていて本日は、町外を案内しました。山川和紙会館・藍の館などを回りました。左端の赤いシャツのアダム(アメリカ)さんは、もう何度も神山を訪れ、おなじみの作家です。今回は藍染めの作品に挑戦中です。

藍染め体験、毎年のことですがさすがアーティストいい作品を作ります。

ザランスさん、藍染は初めての体験だったので感激していました。

そして夜は食事会をかねて実行委員たちとの顔合わせ会。

町外案内を終わり、その夜は作家と実行委員会との顔合わせの食事会。いま神山で滞在中の東京理科大の学生たちを含め30人近くの人が集まり楽しい食事会となりました。作家のみなさんも多くの人たちに歓迎され、感激の様子でした。

作家のみなさんにとってはハードな一日でしたが、多くのことを吸収されたようです。いま、作家たちが一番参っているのは、連日の猛暑のようです。ブラジルの作家でも母国より暑いと悲鳴を上げていました。
町内外のみなさんこれから始まるレジデンス事業、何かとご協力をよろしくお願いします。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

中原 亨の他の記事をみる

コメント一覧

  • 作家同士の意思疎通も取れていて、 素晴らしいレジデンスになりそうな予感です。

    2010年8月22日 7:21 PM | 大南 信也

  • 今まで、アダム君の正式な名前。 「アダム・えびカイネン」さんと呼んでいましたが、 これから、「アダム・たこカイナ」さんと呼ばせて頂きます。(笑)

    2010年8月22日 11:29 PM | ニコライ

  • これからしばらくお世話になります。 こちらでも神山での体験、報告しております。 http://midoriart.exblog.jp/13841521/

    2010年8月30日 9:56 PM | ひろたみどり

  • ひろたみどり様。見せていただきました。 ラジオ体操、第1,第2,やってるところまた見せて下さい。(笑)

    2010年8月31日 12:01 AM | ニコライ

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です