どうも、みなさまこんにちは、はじめましての方ははじめまして、
山口良文ことぐっさんと申します。

はじめましての方のために軽く自己紹介しますと、
縁あって２年前の夏より神山にちょいちょい出没し、
これまた縁あってケドウインさんの会社に入社し、
この春より神山に居を移して参った者です。

以前より自分のことをご存知のみなさま、
とうとう住み着いちゃいましたよ、この男。
なにはともあれイン神山をご覧のみなさま、
今後ともよろしくお願いいたします。

さてさて我がことは置いておくとして、
先日、神山塾生のみなさんと上分は江田集落で
お茶摘をしてきたのでそのご報告をば。

幸いにもお天気に恵まれ、絶好の茶摘み日和となりました。
この日和、前日に雨を降らせた山の神様のお詫びでしょうか？
（この前日はあやちゃんが報告してくれている
岳人の森・鹿舞ダキ山にて、雨に降られました。
→　https://www.in-kamiyama.jp/diary/10783/ ）

塾生のほとんどはお茶摘初体験。
なので、お茶の摘み方をベテランの国子さんから学んでおります。
この向学心、僕も見習わんといけませんね。

そして、みんなでお茶摘み。
みんなずっと視線が下を向くらい熱心に摘んでいます。
でも、目と手はお茶に集中しつつも口は自由に使えるので、
「茶飲み話」ではなく「茶摘み話」に華が咲いておりました。

真面目にやるときは真面目にやりつつも、
遊び心を常に忘れないのが神山塾生と言いますか、こんな一幕も。
タッキーとエリさんで『みかんの花咲く丘』を披露。
♪み～かん～のは～なが～♪

ちなみに、これのちょっと前に僕とゆきこさんによる
『茶摘み』の演目もございました。

そんなこんなでお昼休憩を挟み、
午後の部がスタートしたのですが……

午後からは女性陣に茶摘み娘に扮していただきました。
お茶の花は禁物ですが、お茶畑がパッと華やいで見えませんか？

実はこれというのもケドウインさんが
「茶摘み娘の格好したらええんちゃう～」と、
いつものように、そう、いつものように適当に言ったのを、
僕が真に受けてしまって国子さんにご用意させてしまったんです……

わざわざすいませんでした。
しかし、こんな無茶振りにも即時対応できてしまう国子さん、
素敵過ぎます。本当にありがとうございました。

さて、茶摘みを終えたら製茶工場に持って行って、
見事お茶の完成なのですが、これはつまり……

これを↓

摘んで↓

製茶して↓

飲むということ。

忘れてしまいがちですが、
僕らが普段何気な～く口にしているお茶も、
誰かがどこかでこうして作っている、というわけですね。
塾生の皆さんには今回の茶摘みでそんなことやらを、
感じていただけたなら幸いです。

さてさて、そもそもこのお茶畑、
この上分江田集落で行っている棚田再生事業の一環として
今年から使わせていただいております。
去年の田植えの際に一度草刈をしていたのですが、
数週間前までは……

この通りの草伸び放題の荒れ放題。
草が繁茂しすぎて埋まってしまっていた畝もありました。
これを江田集落のみなさまのご協力があって、
上の写真のような普通の茶畑にまで戻すことができました。

なんと言いますか農山村の風景というのは、
人の手が入ってこそあの和やかな雰囲気が表れてくるものですね。
今回の茶摘も集落のみなさまのご厚意とご協力あってのこと、
感謝してもしきれません。

また、集落のおやっさんらに「20kgもいかんのとちゃう？」と、
ご心配いただいたのですが、55.1kgの生茶葉が取れました。
初年度の収穫としては上々じゃないかなと。

塾生のみなさま、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

いやはや、長閑な一日でした。