乙女チック★姫チック

なんでも2011年10月7日

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投稿者:神山塾2期生


妙齢の女子が多数集う神山塾2期生。
嫁入り前の30前後の女子のワイルドな一面だけでなく
今回はちょっと意外な?一面をご紹介させていただきます。

この季節、金木犀の香りに誘われるように、ふらふらと外に出てしまいませんか?
香りが濃厚だと、思わず目を瞑ってしまいます。
そうすると歩み寄ったわけでもないのに、より近くでその香りが鼻孔をくすぐります。
そんなときにいつも思い出す一節があります。

きんもくせいの匂いがする
甘くて歯が痛くなりそう
秋には恋に落ちないって決めていたけど
もう先に歯がいたい
きんもくせいを食べたの
きんもくせいも食べたの
だから歯の痛みにはキス

山田詠美さんの放課後の音符という小説の中の一節です。

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そのフレーズを思いだしながら、神山塾の植物マスター
はるちゃん主導による
「金木犀シロップ」作りをしました!

香りを瓶に封じ込めるなんて!!!

作り方はいたって簡単。
金木犀の花だけを摘み取って、それをシロップに漬けこむだけです。

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授業終了後、杉本さんの会社に行き、金木犀を摘みにいったのですが
その金木犀がたいそう立派で、まずは枝を切り落とすところから。
テレフォンショッピングでしか見たことがなかった
「高枝切りバサミ」を生まれて初めて目にしてちょっと興奮。

ちまちまと切り始めたら
ひょいっと杉本さんが木に登り始めました。
あまりの身軽さに一同呆然。
なんの躊躇もなくひゅるひゅると木に登ると
ばっさばっさと枝を切り落としていきます。

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格好よすぎます、杉本さん
塾生一同、胸キュン。

携帯が鳴れば、のこぎり片手に「もしもし」と電話に出ます。
日暮れが早くなっているので、花摘みをしなくてはと思うのに
どうしても杉本さんの動向が気になってしまって仕方なかったです(笑)

ちいさなちいさな金木犀の花。
一所に集まって、きゃぴきゃぴトークをしながらの作業は
なんだかとても贅沢で有意義。
一人でやったらすぐに投げ出したくなる作業もみんなと一緒にやれば
途端に楽しい一時になってしまう不思議。
日が暮れる直前まで花摘みをしました。

その後、改善センターに移動して、瓶を煮沸⇒シロップ作り⇒瓶詰め
あっという間でした。

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これは大切な誰かにそっとプレゼントしたくなる一品です。

手間のかかる手仕事は思いをこめることができることを実感。
永遠に感じられるほど単調な手仕事の間、誰かのことを思い浮かべ
その人が喜ぶ顔に思いを馳せる。
金木犀の香りに噎せながら。
花の香りに噎せることができるなんて
ちょっと素敵じゃないですか?

黄金色の金木犀シロップ

瓶に詰められているのは金木犀の香りだけでなく
塾生一人ひとりの思い。
それぞれがどんな思いを詰め込んだのかはわかりませんが
それに想像をめぐらしながら口にするひと匙のシロップは
想像するだけで目眩を起こしそうです。

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神山塾2期生

職業訓練講座・神山塾の2期生です。 北海道から沖縄まで、日本全国から神山へ集ったメンバーが地域の人たちの活動に参加させていただきながら、各々のくらし方働き方を半年間見つめ、探求します。 みんな個性的なのにまろやかな15姫2太郎で構成。

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コメント一覧

  • 豚もおだてりゃ木に登る。とは良く言ったものです! 金木犀のシロップ~塾生(乙女)の想いが詰め込まれた逸品、是非味をみたいです♪

    2011年10月7日 10:02 | 杉本哲男

  • 杉本さんにはお渡しするつもりでしたので、今度持っていきます! 栗は渋皮煮にする予定なのでそれも出来上がりましたらお渡ししますね。長々とお借りしてしまっている本も(笑)

    2011年10月7日 16:50 | 神山塾2期生

  •  金木犀のシロップ漬けですか・・・。作りかた知らなかった。ハーブはしたことがあるのですが。  いい香りがするのでしょうね。少し香りが強すぎる気もするのですが・・・。

    2011年10月9日 17:10 | 中原 亨

  • 記事からも香りが漂ってきます!

    2011年10月9日 21:57 | 大南 信也

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