神山での五日間を終えて

なんでも2011年10月7日

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投稿者:ぐっさん

こんにちは。東京農工大学のマキタです。
10月2日を以て、神山町で過ごした五日間も終了し、
今は地元に戻っています。この五日間で自分が感じたことについて、
まとめのようなものを書かせていただきます。

神山町では、多くの人に出会い、
さまざま場所を訪れることができました。
その中でとても印象的だったことが、
他の国や地域から移住してきた方が、
町内にとても多かったことです。

町内を移動しているときも、
外国からいらっしゃったと思われる方が散歩をされていたり、
お昼にパン屋さんで食事をしている時も、
他のお客さんと話をすると、
他の地域から移住してきた方だったりするなど、
神山町は多くの人を惹きつける場所であることがうかがえます。

なぜ神山町は、多くの人を惹きつけるのか。
その理由は、神山町の人々が持つ、
なんでも受け入れてしまう心の広さと、
先見性にあるのではと考えました。

例えば、町内の山奥に突如アート作品が出来上がっても、
なぜか風景に溶け込んでしまう。
他の国や地域から人がやってきても、
なぜか違和感を感じない。まるでそれが当たり前のような、
そんな不思議な感覚を覚えました。

それは、移住してきた人々にとっては、
とてもほっとすることだと思います。
なじみのない土地にやってきて、
ちゃんと生活していけるか不安な中で、
神山町のなんでも受けいれてしまう雰囲気と町民性は、
とてもありがたいことでしょう。

また、神山町では様々な人を町内に呼んで、
町の活性化を図る試みが行われています。
アーティスト・イン・レジデンスで他の国から
アーティストを招へいし町内で作品を作ってもらったり、
これから神山町に必要となる人材を呼んで、
空き屋に住んでもらうなど、
取り組みの内容は様々ですが、どれも独創的で、
未来への持続性を感じさせます。

神山町では若い方も多く見かけますが、
これも、他の地域から町内に来てもらう取り組みを
続けてきた結果の表れだと思いました。

他にも、自分が神山町に来て感じたことは多々ありましたが、
やはり、神山町が持つ懐の深さ、未来への可能性は
とても強い印象を与えてくれました。
ぜひまた神山町を訪ね、さらに多くのことを学び、感じ、
自分の中で得るものを探りたいと思います。

山口さん、お世話になった皆さま、そして、神山町の皆さま、
本当にありがとうございました。

先日、神山での五日間の研修を終えて東京に帰ってきました、
農工大のヤマモトです。
神山との時間の流れ方の差に国内で時差ぼけを起こしそうです。

今回の研修では、
自分の目で現場を見てそこから何かを学ぶことが僕の目的でした。
短い日程だったこともあり、見られなかった部分もありましたが、
山口さんのおかげでかなり多くのものを
見ることができたと思います。
また、案内してもらった場所だけでなく、
寝泊まりしたここぶんハウスや、お昼を食べた薪パンさんなど、
一つ一つが現場であり、そこから学ぶことも多くありました。

この研修で得たものはそれだけではありません。
神山で得た最も大きいものはつながりです。
同じ方向を向いて歩んでいる人々がいる。その道のりは異なっても、
目指すものが同じならいつか必ず出会うのかもしれません。
そこで得たつながりは何にも代えがたいものだと思います。

研修を終え、これからは自分が自分の現場で
頑張らなくてはいけません。
神山での経験を通じて、ようやく自分の現場というものが
はっきりと見えてきました。そこでどれだけのことができるのか、
これからが勝負です。その中で、神山で学んだことと、
人々とのつながりが大きな糧になると思います。

またいつか、神山に必ず行きます。その時は僕が得るだけでなく、
神山に何か恩返しができたらなと思います。

最後になりましたが、
今回の研修でお世話になった多くの方々に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。

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イン神山をご覧の皆様、東京の大学に通う若人二人が、
遠く四国・徳島・神山に来て、何を感じ・思い・考えたのか。
そんな5日間の記録、いかがだったでしょうか。
ご無沙汰しております、ぐっさんです。

只今、弊社リレイションのインターンシップとして、
地域づくり、NPO活動、社会的事業etc,etc…
に興味のある方を受け入れ、研修を行っております。

その研修生1号2号であるマキタくん・ヤマモトくんには、
地域で暮らす・働くとはなんなのか、
そのためにどんな取り組みや現場があるのか、
どんな人たちがいるのか、どんな思いを持っているのか、
それを知り・考えてもらうことをこの度の研修の主題としました。

しかしながら、今回の研修は5日間とやや短いものだったためか、
まだまだ連れて行けなかった場所も、見せられなかったものも、
経験させられなかったことも、お引き合わせできなかった方も、
多数ございます。

今回お引き合わせできなかったみなさま、
この二人に興味を持たれたもののまだお会いしてないという方、
両名には必ずやまた神山に来てもらいますので、
そのときまでのお楽しみということで、ご容赦下さい。

なお、今回の研修でお世話になったみなさま、
まことにありがとうございました!

コメント一覧

  • 有意義な研修となったようで、ヨカッタ! 一度道がついたので、いつでも好きな時に ふらっとお立ち寄りくださいね。

    2011年10月9日 21:45 | 大南 信也

  • 若い頃は「本」を読んで「知識」や「論理」で「理論武装」して、 得てして、一人前になったように思ってしまいます。 “ 「現場」に 「神」 宿る ” と言いますから 現場に行かないと・・・。 (見たくもないものも、見ておかなくっちゃぁ・・・)(笑) 勉強して、勉強して、 “ 「知識」や「論理」は、意外と役に立たないものなのだなぁ・・ ” と実感するまで勉強したら、きっと本物 。 おぉ・・人生はなんと “ パラドクシカル ”なものに 満ちていることか。(笑)

    2011年10月13日 19:54 | ニコライ

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