Three Trees

なんでも2008年6月10日

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投稿者:chan

鴨島在住の造形作家、楡木令子さんが内山の睦ちゃんと一緒にchanTakにやってきてくれました。今回、神山に来られたのは、来春に予定されているフィンランドの作家を招いてのアート・プロジェクトの下準備です。

楡木さんを含めた3人の女性アーティスト(ほかのふたりはフィンランドの方)がフィンランドで展開しているのは、彼の地にわずかに残る木への自然崇拝的な文化を軸に、アートというメディアを使い、森本来の姿と、いまの森林の現状をを問いかける活動。

今回は、民族的に共通する部分が多い日本とフィンランドとのふたつの視点を織り交ぜることで、『ひとと森』の関わりが内包する美しさと冷たさをさらに克明に浮き上がらせようとする試み。

なんだかおもしろそうです。

アート・森づくり・インターナショナル
グリーンバレーが取り組んでいることと、クロスオーバーするところも大いにありそうです。

楡木さんのこと、いろんなところで話は聞いていたのですが、お会いするのは今回が初めて。

フィンランドとご縁が深くて、制作だけでなく、あちらのアーティストを日本に招待したりなど、個人アーティスト・イン・レジデンスのようなことまで積極的に展開されているという話を聞いていて、どんなごっつい人なんやろ? って思っていたのですが、肩の力が抜けながら、中には一本芯が通っているといった感じのすてきな女性でした。

彼女、近々また神山を訪れて、件のプロジェクトについてのプレゼンを行ってくれるそうです。
そのときは、こちらからもご案内させていただきます。

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chan

アーティスト・イン・レジデンスのおまけのようなご縁で、嫁と犬一匹とともにの関西方面から神山に移り住んだのは2002年のこと。 最初は、ほんの仮の住まいのつもり。それがいまでは、土地を買って自分で家を建てて、本業(歯医者)からは脱線しつつも、パン屋を開いたり、カフェをやろうとしたり、、、 人生、わからんもんですねぇ。。。 ま、とにかく、日々、神山パワーを全身に浴びながらほくほく暮らしております。

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コメント一覧

  • 楡木令子さん、この前改善センターでお会いしました。もう6、7年前になりますかね、神山で展開しているAIRの行事に参加されいろんなアドバイスをいただきました。彼女自身もアーティストで北欧でのAIRを体験された方です。 活動の様子が徳島新聞で大きく報道されたことがあります。 来年の春に北欧の作家二人を伴って一ヶ月ほど神山に滞在し活動する計画を立てているそうです。その活動の概要をお聞きしたのですが実に興味をそそられました。北欧の森林地帯に生えている巨樹は神が宿るとして信仰の対象となったそうです。もちろん日本でも巨岩や巨樹は信仰の対象となりました。下分小学校の川向の巨岩の上の祠などはいい例です。 ところがキリスト教の布教のため古代からもっていた現地人のそうした信仰を排除したそうです。新興宗教による弾圧ですね。多くの巨樹は切り倒されました。さらに追い討ちをかけるように温暖化現象による豊かな森林の枯渇・・・。 来年やってくる北欧の二人の作家は、そうした問題に鋭い視線をあて、自然と共生する人間本来の姿を取り戻そうとしているアーティストだそうです。北欧では名の売れた作家ということです。 神山の豊かな自然や粟生の森づくりの取り組みなど気に入ってもらえると思います。

    2008年6月11日 08:04 | 中原トオルちゃん

  • 楡木(にれき)さんのこと、珍しい「名字」だったので覚えております。 若い頃は「海」に憧れたけど、今は「山」も、ホントに良いな と思っております。 【巨樹】って、良いと思います。【風格】があります。 【巨樹】を見ていると、アニミズムの信仰が生まれるのは、 ごくごく自然なことで、一神教である、ユダヤ教や、キリスト教の方が、不自然に思えます。 理想として、自分の家の前に、【木】があって、それも、 【果樹】の木が、あって、季節と共に、その【実】を採って 食べて、自分も成長してきて、また自分の子供達も同じように、その【実】を食べて、大きくなってゆく・・・という。 土地が100坪くらいあって、周りにちょっとした、「畑」があり、【果樹】が植わっている・・・・。 こういうのを、提供できたら、人はたくさん来るだろう・・・ と私は思います。 私事ですが、 8年前、家を移る時、畑にあった、「いちじく」の「木」を切っちゃっのです。その時は何も思わなかったのですが、 今になると、ホントにもったいないことをした・・・と思います。 手入れもしてなかったんだけど、結構、甘くて美味しかったのです。 「いちじく」の声を聞かなかった私がわるかった・・・・。 とつくづく思います。 いまどき、“私を食べて!”・・・なんていう、人は、現れないのですから・・・。ぎゃは! し・・・し・・・失礼しました。

    2008年6月12日 00:24 | ニコライ

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