フォーラム:創造的過疎とお昼ごはんの集い

なんでも2014年10月10日

西村 佳哲

投稿者:西村 佳哲

こんにちは。今年、神山に移住した西村佳哲です。
来たる11/9(日)の昼間。広島県尾道市、鳥取県鹿野町の人たちと、NPOグリーンバレー周辺の人々が2年ほど重ねてきた交流・連携事業の一つの節目として、神山町で合同フォーラムがひらかれます。

自分は進行役を担当することになり、大南さん、ニコライさん、工藤さん、鹿野町の小林さんと相談し、次のような企画を準備中。
神山のかたも遠方のかたも、どうぞお越しください。

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フォーラム 「創造的過疎とお昼ごはんの集い」
2014年11月9日(日)
場所: 神山町 農村改善センター

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神山町で仲間たちと活動を重ねてきたNPOグリーンバレー理事長の大南信也さんは、近年、よその土地で神山の話をする機会が多い。
そこで「どんな話をしているのか?」を地元の人々と聞きながら、なかでも彼がよく口にしている「創造的過疎」の話について、町役場で働く杼谷学さんや、小学校で教える堀井晴美さんも交えて掘り下げる、おいしい昼食付きのイベントです。

午前の部 10:00〜12:00【参加費無料、申込不要】
大南信也さんは町のそとで、どんな神山の話をしているのか?

話し手: 大南信也(NPOグリーンバレー理事長)
     + 杼谷 学(神山町役場 総務課 企画調整係)
     + 堀井晴美(神領小学校 4年担任)
聞き手: 西村佳哲

午後の部 【参加費1,500円、要申込】
*高校生以下は無料/申込不要   

12:00〜13:00 お昼ごはん   
13:00〜15:00 創造的な過疎を生きるには?
  大南信也さんに、尾道・鹿野のまちづくりの担い手も交え、
  みなでワークショップ的に
ファシリテーター:
西村佳哲
15:00〜 甘味とお茶、解散

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申込方法:
午前は参加費・申込とも不要。お昼ご飯と午後のプログラムにも参加する!方は、以下のウェブページからお申込みください。

>お申込みページ[Peatix]

あるいは電話088-676-1177(NPO法人グリーンバレー)まで。
昼食の数量目処を付けたいので、願わくばお早めに。先着約50名で受け付けます。

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この集い(フォーラム)について
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大南さんがよく話している「創造的過疎」って、どういうことなんだろう? 魔法がかった言葉ですが、簡単にわかったつもりにならずに、いろんな視点を持ち寄って語り合い、つかみ直してゆく場をつくれたらと思いました。

神山在住の人たち、神山出身の人たち、尾道や鹿野から来る人々、その他の土地の人々と集い、一緒にご飯もいただきながら。昼食をはさんで計4時間のファシリテーションは私(西村)が担います。

「創造的過疎」について、フォーラムの前に大南さんにインタビューをしてみました。神山町では10月中旬に全戸配布しますが、その一部をここにも転載してみます。

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大南信也・インタビュー

──大南さんはよそで神山を語るとき、よく「創造的過疎」という言葉を口にしていますね?

大南 「過疎」や「人口減少」はもうあたり前のような言葉になってしまって、何か考えようという気持ちが芽生えてこんのよな。
あとほとんどの場合〝数〟ばかり問題にされる。住民数で地方交付税が配分されるからとくに行政はその発想をしがちやけど、大事なのは数でなくて〝内容〟やと思う。別の言い方をすると〝人口構成〟か。そこを健やかにしておけば、たとえ今より人が減っても、この場所が持続してゆく可能性は高いんじゃないかと思うとる。

「過疎化は仕方ない」とあきらめている人がおるかもしれんけど、たとえばいま神山にある二つの小学校も、どうしたら維持出来るかというと、適齢期の子どもが2人いる家族が毎年5組ずつ増えれば可能なんよ。
ただ「人口が減る」と聞いても憂鬱な気持ちになるだけやけど、具体的にすればイメージ出来る。それは、みんなが真剣に考えられるということなんよな。

小さな希望でもいいからそこへ向かって日々進んでいれば、少なくとも「悪くはなっていない」という感覚を持てる。これは大事な部分やと思う。
いちばん困るのは、住んでいる人たちが「もう手の打ちようがない」とバンザイしてしまう状態。あきらめてしまったら、もう何も生まれんようになると思うんよ。

──「創造的過疎」という言葉を使うようになったきっかけは?

大南 2008年くらいの日経新聞に、アメリカのヤングストーンの記事が載ってた。鉄鋼業で栄えた街で、でも産業が衰退して人口もガーッと減り始めたとき、そこの行政は人口減少には抗わずに、〝内容〟をつくり変えてゆく長期計画を立てた。そして市街地の廃屋をぜんぶ取り壊して公園化したり、人口は減るけど、逆に生活の質を高めて、それが上手く進んでいますという話やった。

これは「人口減少を創造的に実現してゆこう」という考え方なわけよね。英語では「Creative decline」と書いとったと思う。

──「創造的」とは、どういうことだろう?

大南 この現状の中から、これまでと違う新しいものを生み出してゆけるということかな。
誰も思いもしなかった形で仕事をつくり出しとる人の姿が見えて来ている。ないものを生み出しとる。

移ってきた人と住んでいた人が一緒に新しいものを生み出してゆく動きも見えてきた。その状況を見て、まわりの人たちが「悪いこと起こってないよね」「町も変わってきたし、若い人もいていいよね」と思えるような関係を、少しずつつくり上げてゆくのがええと思うとる。

──「創造的過疎」と言っても、劇的な変革を進めようということではなくて。

大南 無理せずに、ゆっくりした速度で。「まちづくり」と言うんでなしに、「まちがそこに生えてくる」ような自然なことが、ワクワク感をもって起こっていけばと思う。
これまで住んでおった人が、楽しみながら暮らしの質を高めてゆける状況がつづいてゆくのが大事なんであって、別に移住者の幸せのためにやってるわけでもない。互いに敬意を払いながら、一緒になって新しいかたちをつくってゆくのがいちばんいいと思うんよね。

…この先の話は、11/9に。一緒に。
どうぞお越しください。:-)

>お申込みページ[Peatix]

西村 佳哲

西村 佳哲

にしむら よしあき/1964年 東京生まれ。リビングワールド代表。働き方研究家。神山つなぐ公社 理事。武蔵野美術大学卒。つくる・書く・教える、大きく3つの領域で働く。著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)、『増補新版|いま、地方で生きるということ』(ちくま文庫)など。

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コメント一覧

  • 今度11月29日(土)に「創造的過疎と神山での地域活性化の取組み」というタイトルで(大南理事長に)一般向けの講演をお願いしている四国大学の萩原です。大南理事長はどんな人に対しても丁寧な接し方は変わらないという印象を受けました。神山町もこれまでの実績が評価されて脚光を浴びるようになりましたが、町を取り巻く環境が変わっても変わらない基本的な考え方があるものと思います。そのようなお話しをうかがえることを楽しみにしています。

    2014年11月9日 22:34 | 萩原八郎

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