ばっかり食道『大葉漬け』

なんでも2008年7月4日

アバター画像

投稿者:chan

神山に住んでいると、自分で作ったり、近所からもらったり、道の駅で買ったりで、おかしな農薬を使っていない鮮度のいい旬の野菜を手に入れることは難しくない。
でも、そんな食材を無駄なく美味しく食べるには、ちょっとした『技』が必要だと思う。
だって、来るときゃ、グルになって、あるいは文字通り束になって、やって来るのだもの、お野菜さんたちは。

この時期、うちでは毎日これぐらいの大葉が穫れます。いくらカラダにいいっても、馬じゃないんだから、こんなには食べきれません。

乾物、漬け物、加工食、冷凍法も、いろいろ表技、裏技あるようで、まだまだこれからおベンキョです。

『ばっかり食道』では、田舎暮らしの達人になるための、そんな胃袋系の知恵を共有できたら、と考えております。

まずは、手持ちネタでシソの葉、大葉。

うちのゆるゆる系の畑では、種も播いてなのに、毎年こぼれ種が芽吹いて、大葉さん、マイペースですくすく育っておられます。

でも、すくすく育たれても、大葉ってそんなに食べられない。素麺ばっかり食べてらんないし、カツオのたたきも予算の関係上、たまにしか食卓に登頂できない。

納豆に刻んで入れたり、しそジュースにしたりと、いろいろやっておりますが、うちの場合、一番保存がきいて、使い良いのがこれ。

『大葉のゴマ油しょうゆ漬け』
作り方はいたって簡単。熱湯殺菌した保存用の瓶に、ゴマ油としょう油を適量入れおいて、そこに大葉を詰めていくだけ。
漬けて、数時間すれば食べ始められます。
長期保存もできて、冷蔵庫に入れておけば、次の大葉のシーズンまで、食べ続けることができます。

で、美味しいです。

たくさん詰めていくにつれて、醤油とゴマ油は適宜足してください

まずは、白いご飯で試していただきたい。

大葉漬けを2,3枚、熱いご飯の上に広げるように乗せて、大葉ごとご飯をちょちょいと包んで、パクッとやる。そして、まだ弾ける食感が残る大葉の上から、がしがしと噛む。まず、ゴマ油の香りがふわっときて、そこにご飯の熱で温められ大葉の香りと旨みが、しょう油の匂いと相絡まって口の中いっぱいに広がっていきます。
食べながらにして、食欲をそそるというやつです。
うん、いける! もうひと口、、、、
ぼくの場合、この大葉漬けだけで、どんぶり飯いっぱいは余裕でいけてしまいます
韓国料理のエゴマの葉キムチ(ケンニップキムチ)も怖いぐらい飯が食えますが、大葉漬けもいいとこいきます。

もちろん薬味としても重宝します。

刻んだものを冷や奴に乗せるのもいいし、サラダのドレッシングに混ぜ込んでも、いい仕事してくれます。
冷麺やしょう油うどんの具のひとつに加えるのも、気の利いたひねりになるし、荒技では、玉子かけご飯のなかに混ぜ込んでかっ込むというのも捨てがたいものです。

一年中、買い物に行かなくても、大葉(もどきですが)が すぐ使える状態にあるというのは、かなり便利ですよ。

ぜひおためしくださいませ!

 

【おまけ】もし、洗ってから漬けるのだったら、『いい水』の入ったガラスボールにシソの葉を泳がせて、お昼時のお天道様の下に2,3時間置いておきます。そしたら、その水が、『フラワー・エッセンス』もどきになります。
喉の渇きをすっきり癒してくれますし、ぼくの場合、軽い頭痛ぐらいだったら、これをグラス一杯飲めばすーっと消えていきます。

アバター画像

chan

アーティスト・イン・レジデンスのおまけのようなご縁で、嫁と犬一匹とともにの関西方面から神山に移り住んだのは2002年のこと。 最初は、ほんの仮の住まいのつもり。それがいまでは、土地を買って自分で家を建てて、本業(歯医者)からは脱線しつつも、パン屋を開いたり、カフェをやろうとしたり、、、 人生、わからんもんですねぇ。。。 ま、とにかく、日々、神山パワーを全身に浴びながらほくほく暮らしております。

chanの他の記事をみる

コメント一覧

  • おお・・、なんと瑞々しそうな大葉ですね。この時期大葉はよく茂って、チャンさんの言うとおり馬に食わせるほど収穫できる。薬味にも大活躍。そうめん・納豆・冷奴・野菜サラダなどに細かく切って入れるといい風味を醸し出しますよね。 大葉の醤油漬け試して見ます。一度にたくさん収穫しても保存が利きそうですね。 ほかに意外と美味しい食べ方は、てんぷら。大きな葉っぱに薄く衣を着けてカラリと揚げる。天つゆに辛味の効いた夏大根をすりおろしたのを多めに入れるといくらでも食べられる。 豚のばら肉・さつま揚げ・竹輪・三度豆やいろんな野菜を大葉の葉っぱで巻いて揚げ物にすると美味しい。 夏が終わり晩秋ともなると大葉はたくさんの実をつける。それを五六本刈り取って軒端につるしておく。寒い二月ごろ乾燥した実を手で揉みながら畑一面に蒔いておく。発芽率がとてもよく暖かくなるとたくさんの大葉の苗が育つ。 一度にたくさん食べれないけど、夏場には欠かせない薬味野菜ですね。

    2008年7月5日 06:40 | 中原トオルちゃん

  • ラヴリー食道☆ 大漁のシソには、シソ葉千切りチョモランマのせ丼もぜひ! 材料、ゴマ油しょうゆ漬けといっしょです:-) あったかご飯の上に、ゴマを好きなだけ、千切りした大葉を チョモランマのようにうずたかく盛りつけて、 上から、お醤油、ごま油たらーり。海苔も載せたりしても、まぜまぜしても良し、そのままわしわしといただくのもグー。 千切りにしてあると、沢山たべやすくて 生葉の酵素もそのままに、モグモグよく噛みしめて いただきまーす

    2008年7月5日 12:45 | tariho

  • あとね、チョモランマの山頂にトッピングとしてねー、かりかりに焼いた油揚げのせるとね、もうすんばらしくおいしいーです。

    2008年7月5日 13:15 | tariho

  • たりほさん、 やっぱり、あなた、杉並区でアートディレクターをしてるとか、デザイナーをしてるとか、いいながら、、、 なかみはかなり野人ですね。。。 >千切りした大葉をチョモランマのようにうずたかく盛りつけて、 なんて、、、、 普通のヒト、なかなかしないですよ あとから、「あ、やばい」と思って、『油揚げ焼いてのせて、』なんてヒトのフリしたって、もう遅いですよ でも、さすがに『野人』はないか、女性に、、、 あ! ウサギだ そういえば似てるかも    ↑ じ・・・・じ・・・・冗談ですよ ←偽ニコ こんど、ぼくもご飯炊いたときに、やってみよう なおみさん風にあぶらげにはナンプラー塗って焼いてみようかな 文化的でしょ アハハハ 怒りの念が飛んでくる前に寝ます  おやすみなさい

    2008年7月6日 00:18 | chan

  • ああ、杉並区から「野人の風」が届いたみたいで うれしいデス。 「のじん」て 読んでね(笑) そして、ウサギなんてうれしいわ! 野ウサギ希望〜! こちらは昨日より、すっかり夏模様でございます。 chanさんの日記よんで、命名あらたにした、 ダーズべーダージュース(赤ジソ・はちみつ・リンゴ酢製)の炭酸水割りを飲みながら。。。。涼をとってまーす またね!

    2008年7月6日 12:13 | tariho

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください