スダチといえば神山・・・

なんでも2008年8月5日

投稿者:中原 亨

スダチといえば神山、神山といえばスダチ。神山町はスダチの生産高日本一を誇ります。

プチトマトより少し大きめ

8月に入ったばかりでまだ摘果には早いのですがかなり果実は大きくなりました。プチトマトよりふた周りほど大きめ。

スダチ農家の人たちは、いま摘果作業をしています。なりすぎた果実を落として形と大きさのよい果実にそろえるためです。本格的な収穫は9月に入ってから。

いまごろのスダチは輪切りにしても果汁はほとんど出ません。まあ、冷蔵庫に4、5日保存しておくとやや、ひなびて果汁が出ますが。

ところが、いまごろのスダチ、皮をすりおろすと実にいろいろな料理に使えます。つまり、薬味として抜群です。

焼きナスにスダチの皮をすりおろしたものを振りかける

焼きナスにスダチの皮をすりおろしたのを振りかける。実に爽やかな香りが漂います。これにポン酢をかけて食べる。

冷奴に薬味としてかけても最高

もちろん冷奴にも皮をすりおろしたものを振りかける。(なぜか西村佳哲さんが掲載されていた、予約購読誌「MOKU}が開かれています)この本は創刊のころより愛読しています。西村さんが出ていたのでうれしくなりました。この本に掲載される人物は、ぞれぞれの分野で超一流の人たちなので、西村さんのすごさを改めて認識しました。

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焼酎のオンザロックには、スダチをスライスしたものを入れるとたちまち爽やかな飲み口のいい焼酎に変身・・・・。

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今は果汁が少ないが、力いっぱい絞ると汁が出る。これを焼き秋刀魚にかけると相性は抜群。

秋刀魚の歌  (佐藤春夫)

あわれ 秋風よ 心あれば伝へてよ
・・・・・・・・・・・
さんま さんま
そが上に青き蜜柑の酢をしたたらせて
さんまを食うはその男がふるさとのならいなり
・・・・・・・・(と続く詩)

大正十二年ごろの詩で、春夫が妻と離婚したときの男の哀愁とやるせなさをうたった詩。佐藤春夫は和歌山県出身でしたので、そのころから秋刀魚にスダチの果汁をかけるならいがあったのでしょうか。

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今夜の食卓は実にヘルシー。トオルちゃんメタボ対策でヒロコさんにかなり絞られており、毎晩草食動物状態。

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これでお酒を控えればもっと効果が出るのだけど・・・・。酒は結構カロリーが高い・・・・。

話題まったく変わって、今日は終日、大内範行さんに「イン神山」のサイトの育て方の講義を受けました。パソコンオンチのトオルちゃんにも話の深さがしみじみと伝わりまし。

またまた話し変わって、所ジョージさんの「ダーツの旅」が、なんと神山町にあたり、明日8月6日(水)に放送されます。神山日記帳を読まれて、神山に興味をもたれた方、ぜひご覧ください。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

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コメント一覧

  • 二日前に神山町お邪魔してすっかり「すだちファン」にどっぷり浸かりました。食べものを生業としている関係でひとこと。 サンマの頭が右向き、腹側が下向きのサンマの写真がありましたが、違和感が感じます。サンマの頭は左のほうが安心します。訳が有るのですが鮮度が良い状態で流通すると解決する話です。すだちが魚に合うのもうなずけます。神山町の「すだち」応援します。

    2008年10月10日 11:32 | 石戸孝行

  • コメントありがとうございます。 神山のスダチも農協やスダチ酢作りの業者に出荷する作業はすべて終わりました。 いま木になっているのは取り残し分です。果実も大きくなっています。 通の人に言わせるとこの大きくなったスダチがいいそうです。絞り汁がまったりとしていて、汁もたくさん出ます。 掲載していた写真、投稿して気がつきました。魚の頭は左向きですよね・・・。盛り付けの基本中の基本ですが、うっかりしてました。 パソコン技術が下手で、写真を差し替えることができませんでした。お見苦しくてごめんなさい。

    2008年10月11日 10:28 | 中原 亨

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