また、いつか

なんでも2008年9月1日

musabi

投稿者:musabi

約16日間のインターンシップを終え、今までのこと、わたしが思うことを書こうと思います。

神山の風景のはじまりは、森に川、信号がほとんど無い道路、軽トラ、すだちの木。
驚きはしなかった。私も地方出身だから、よく似た場所を知っている。
それから、空にはとんぼ、川には小魚、池の掃除をすればヤゴ。どこから入ったのか、家にはサワガニが三度出た。
外で暗くなるまで遊びたくなる。そういう場所だ。
祭りもおもしろかった。阿波踊り、棒づき、下分夏祭り。東京へ戻る前日に体験した浄瑠璃の人形や舞台の装置。
すばらしい伝統がある。それを伝える人々がいる。なにより年寄りが元気だ。
アートとの関わり方にも注目すべき点がある。NPO法人グリーンバレーの活動に参加し、9月からのアーティスト・イン・レジデンスの会議やアーティストの泊まる宿舎の清掃、森の手入れなどを体験した。招かれたアーティストは子供たちと一緒にものづくりをしたり、食を通して地域の人と交流しながら、自身の制作を進める。
私の小学校の思い出は、国、算、理、社より運動会や、遠足だ。いつもと違うことができるってワクワクする。いろんな国の人に会えてきっと心に残る体験ができるはず。
芸術は美術館に見に行くのではない。町にあふれるのだ。
全てが明日への準備。しっかり未来を見据えている。国に寄りかかるのではなく、自分たちがやっていくんだという強い意志を感じた。
たくさんの人と出会った。皆おおらかで、娘や孫のようにかわいがってくれた。
たった一通のメールで野菜がどっさり届いた。彫刻刀も貸してくれた。ご飯をご馳走になった。送り迎えをしてくれた。重たいベンチを雨の中運んでくれた。いろんな話を聴かせてくれた。
キャラクター性、人間性に富んだすばらしい人たちだった。
私はすっかり神山に染まり、公私の切り替えが難しくなっていった。そこがインターン生としてのミスだった。
課題の神山日記帳も載せるネタが内輪っぽくなっていることにも気づけなかった。パンフレットは直しが必要で持ち帰り。ベンチの彫りもギリギリで完成させたが、もっとできたかもしれない。
課題は仕事としてしっかりやる。その気持ちは強いので、課題に取り組む上での情報の共有がもっと必要だったと思う。
いいことも失敗も、次へ繋げるいい経験としてわたしの体に残っている。神山での生活、早寝早起き三度の食事が私を健康にしたのは間違いない。毎日自炊して、使った食器を溜めずに洗ったり、洗濯物をちゃんとたたんだりよくやったなぁ~4人だからできたこと。一人だったらぐーたらです。この場を借りて、ひびやん、そら、まりも、ありがとう。
最後に、見出しの画像は住まわせてもらった伊勢さんの家の一角。光とたたずまいが印象的でした。
神山の皆さん、お世話になりました。また、いつか会いましょう。
田中美貴

musabi

musabi

2008年度武蔵野美術大学インターンシップでやってきた4人組です。 そら>神山って、いいとこだネ! まりの>うん!私もそう思う! ひびやん>神山のいろんな場所を巡りたいなあ ターナー>巡りつくすぜ、神山。 そら>わあ、かっこいい!

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コメント一覧

  • 「文句があるなら、(もっと時間を割いて、しっかり)指導しろ!」などと言われたら・・・、と内心ヒヤヒヤしとりました・・・(笑)。 でも、この「また、いつか」を読んで、「Blue Monday」が吹き飛んだ! こちらもいろいろと勉強させてもらいましたよ。ありがとう! まあ、「手工業」に毛の生えた「問屋制家内工業」程度の組織です。至らぬ所が多々。まあ、これが神山スタイルのインターンシップですわ。足らざるを口で愚痴らず、体で補い合う・・・(笑)。 それにしても、毎日楽しみにしていたブログが読めなくなるのは残念至極。 ブログに「アンコール」は、無いのかなぁ・・・(笑)。

    2008年9月1日 09:36 | 大南 信也

  • インターンシップご苦労様でした。 4人で力をあわせた活動、それぞれの感性で神山の何かをつかんでくれたここと思います。 こんな田舎でこんなことができる、と実感できたのではないでしょうか。 行政に頼り切るのでなく自分たちの力で町を元気にする。これが神山流です。もちろん行政や関係機関と強く連携を持つことも大切なのですが・・・・。 大学に帰ってもそちらの様子など「神山日記帳」に投稿してくださいな・・・・・・。

    2008年9月1日 10:50 | 中原トオルちゃん

  • 課題の神山日記帳も載せるネタが内輪っぽくなっていることにも気づけなかった。 → おいおい、ここは北朝鮮か・・・? このサイトを作る過程で、(ディレクションを担当してくれた)西村佳哲さんと「日記帳」の内容や品質について、いろいろ議論したのだが。結論として、「日記帳」なんだから外向きに飾った内容を書くよりは、心をそのまま綴っていこうということになった。 チャンさんだって、トオルちゃんだって、ネタは内輪っぽいものがほとんどだろ・・・(笑)。 何なら、ニコライさんに 「気になったか?」どうか聞いてみようか・・・(笑)。

    2008年9月1日 20:53 | 大南 信也

  • 芸術は美術館に見に行くのではない。町にあふれるのだ。 うわ!この言葉 ・・・・・・すご! 今日も、大南さんに振られて書いているのでありますが、 田中美貴様、良い文章を書きます。 そんな風に見えんかったけどな・・・。 じ・・・・じ・・・・冗談ですよ。 一言多くて、すみません。 あなた達が、楽しく感じたことや、驚いたことを、 書いてもらうのも、実は、私達の大きな歓びでした。 東京に帰っても、よろしかったら投稿して下さい。 “えっつ?すでに「投稿(とうこう)」してるって?” “そりゃ、田中さん、学校に「登校(とうこう)」のまちがいでしょ?” すみませねえ・・・今日もいまいちギャグで・・・。(笑)

    2008年9月1日 23:39 | ニコライ

  • 日記続けていいんですか!?やったー! どんなギャグもニコライさんの笑顔が浮かぶから許しちゃいますよ~(笑)

    2008年9月2日 00:46 | 田中美貴

  • お疲れさん!! って言葉でいいのかな・・ 神山町から離れちゃうのは寂しいけど、東京でも活動頑張って♪♪ たまには、神山町へ帰省して活気をください^^

    2008年9月2日 08:38 | 森 由仁

  • 翌日の課題提出を控え、悪戦苦闘している姿などが見たいものだ。内心、ご家族も読みたいと思っているはず・・・。 なぜかって?様子を知らせてって頼んでも、親の言うことは聞かないだろうから・・・(笑)。 で、差し当たり「インターンシップ報告会」のリポート辺りから始めようか。

    2008年9月2日 10:44 | 大南 信也

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