こころの毒までは吸い出せませんが、、、

なんでも2008年9月11日

chan

投稿者:chan

『痛っ!痛い、痛い!!!』
朝の4時ぐらいだろうか、隣で寝ていた我がパートナー恭子さんの声が朦朧とした意識の中に突然進入してくる。

うちの恭子さん、寝言が賑やかな人。つい1時間ばかり前には、
『アンアンですが、どのように思われましたか?』
といかにもインタビュアー口調の不思議な一言を発せられたばかり。
日頃から、泣いたり、悲鳴上げたり、かと思うと急にげらげら笑い出したり、、、、
お休み中の芸幅は、妙に広い人だ。

だもんで、また、寝言かいな。。。と一瞬思ったけれど、起き上がって、う〜とか唸っている様子。
あら、これはやばいわ! とぼくも慌てて飛び起きる。

電気をつけて探してみると、やっぱり!
15センチぐらいのけっこう大きなムカデが枕の下に逃げ込もうとしているところ。

急いでムカデの処理を済ませて、恭子さんの様子を調べてみると頭の髪の毛の中と右手の中指の2カ所をやられている。
『頭皮を噛まれたのを無意識にはねのけようとして、指も二次災害にあったというパターンだな、フムフム』とのんびり分析している場合ではない。
けっこうしっかり噛まれているようだから、このままではそうとう腫れることになりそう。

僕たち夫婦も山で暮らしだして、7年目だから、この手の事態への対処も少しは慣れてきた。

まずは毒出し。

ムカデの毒が全身にまわる前に、刺された局所から毒を吸い出してしまう。映画とかだったら、ナイフで傷口を少し広げてそこから口できゅっと吸ってペッとかやっているけど、あれは吸う人、けっこうやばいと思う。ぼくも、ムカデぐらいならやれないではないけど、マムシになったらかなり腰が引ける。

おまけに、傷口が腕とかだったらサマになるけど、今夜のように頭皮をやられているときは、人の頭にかぶりついて椰子の実でも吸うみたいにちゅーちゅーやることになるので、絵柄的にも不気味で、いくら愛妻のためとはいえ、できることならやりたくない。

どうしても、スティーブ・マックイン系でワイルドにいきたい人は止めないけれど、近頃はもっと便利な道具があるのだ。
『ポイズン・エクストラクター』
アウトドアショップとかで売られている、毒出し専用の吸引器だ。

傷口にエクストラクターの先端を押し当てて、シリンジをぐっと押し込んでやると、特殊弁の作用で、先端のアダプター部分が陰圧になって、傷口から毒が吸い出されるという仕組み。同種のものにドクターヘッセルのポイズン・リムバーというのもあるが、エクストラクターのほうが吸引力は強い。

指をさっと済ませて、頭の傷へ。
恭子さん、かなり痛がっているのだが、髪の毛が邪魔してそこから圧が抜け、うまく吸い出せない。
しょうがないから、傷口のまわりを1センチ角ほどに毛剃りして、再トライ。
そしたら、やっと圧がかかって、傷口から血混じりの黄色みを帯びた漿液のようなものも出てきた。
『あ、抜けた。痛み、楽になったわ。』
この人、こころもカラダの作りもわかりやすい人なのだ。

毒出しが済んだら、バッチフラワーのレスキューレメディー。
うちには、舌下に落として粘膜吸収させるタイプと、スプレーで体の外からふりかけるタイプの2種類が用意してあって、まず舌下吸収でこころを落ち着けて、スプレーで痛みを和らげる、というイメージで使っている。

これの説明をはじめると話が長くなるのだけど、普通の痛み止めとかを飲まない我が家ではかなり活躍していて、去年、ぼくがお腹のガンが弾けてあっちに行きかけたときも、助けられました。西洋医学的には、「一切効果なし」ってことではあるのですけどね。

さらにはホメオパシーの虫刺され用のレメディー、
を一粒、やっぱりべろの下でゆっくり舐めて粘膜吸収。

こちらも近代医学の世界では肩身の狭い魔女系?お薬。イギリスには、国立のホメオパシー研究所があって、それなりに普及はしていますが。。。

仕上げに、アマゾンの秘薬、コパイバというハーブから作られたマリマリという、日本で言えばオロナイン軟膏みたいなペーストを塗り塗りして処置完了。

マリマリ、って名前がかわゆいですよね。やけどのときにも効果絶大です。

ふー!

結果、その場で痛みはほとんど気にならないぐらいになって、翌朝起きたときには、恭子さん、ムカデに噛まれたこと忘れていた。
腫れは全くなくて、頭に1円玉ハゲが残っただけだった。

とりあえず、ムカデ慣れしてなくて、登場するたびにパニック状態に陥るKAIR作家のために、宿舎にエクストラクターを常備するようにしたらいいと思うのですが、いかがでしょうか?

今年の作家3人は、いずれもちょっと魔女入っているようですし。。。

chan

chan

アーティスト・イン・レジデンスのおまけのようなご縁で、嫁と犬一匹とともにの関西方面から神山に移り住んだのは2002年のこと。 最初は、ほんの仮の住まいのつもり。それがいまでは、土地を買って自分で家を建てて、本業(歯医者)からは脱線しつつも、パン屋を開いたり、カフェをやろうとしたり、、、 人生、わからんもんですねぇ。。。 ま、とにかく、日々、神山パワーを全身に浴びながらほくほく暮らしております。

chanの他の記事をみる

コメント一覧

  • (タイトルどおりなら、)俺には効きそうにない・・・(笑)。

    2008年9月11日 22:19 | 大南 信也

  • チャンさん、面白い! ハウツー系の記事、シリーズしてもええんちゃうか。 東京・永福の我が家にないのは、エクストラクターとマリマリ。あとはよく見かける青い箱や、黄色い小瓶。 うちのたりほさんと、話ツーカーなんだろうな。 ちなみに僕はよくわかってません。 言われるがまま、時々なにか飲ませてもらっています。

    2008年9月11日 22:26 | ニシムラ

  • 「言われるがまま、時々なにか飲ませてもらっています。」 → 西村さん、「言われるがまま」はマズイなぁ・・・。 たりほさんを東京に残して、来週「岳人の森」で開かれる予定の「トリカブト観察会」に出かけておいた方がいいぞ・・・(笑)。

    2008年9月11日 22:49 | 大南 信也

  • ニシムラさん、やっぱり、たりちゃんも魔女系やねんねぇ(^。^) 楽しいよねぇ。 いろいろ、お役立ちの青い箱と黄色いボトルですが、虫刺されには、エキストラクターは外せません! 去年から、チビムカデ刺されには効果を感じていましたが、今回の15センチムカデの痛みにも、期待以上の効果。 神山の全戸に配備してもらいたいくらいです。!!。 少なくとも、この記事にてエキストラクターを自宅に配備、希望されます方がありましたらまとめて注文しちゃいますよぉ。 こころも体も単純なkokoでした。

    2008年9月11日 23:06 | koko

  • 瞬間移動の後、現地でおまちしています(笑)。

    2008年9月11日 23:07 | tariho

  • お久しぶりです。ばずです。 お~っ!。ムカデは痛そうだ!。 でも、chanさんの素早い対応&KOKOの素晴らしい体と心の回復?ぶり、さすが山の人だね♪。 痛そうだけど、chanさんの文章が面白くて笑っちゃいました~。KOKO、許してね♪。

    2008年9月11日 23:20 | ばず

  • うちの大埜地教員宿舎にも常備します。 何度見てもあのムカデとヘビだけはエイリアンの襲来よりも恐ろしくパニクリます。 下分宿舎にも常備してあげましょう。パットは本気でマムシの心配をしているようだし、安岐さんも毎日虫との格闘が日課のようです。

    2008年9月11日 23:33 | 仁木島 昭

  • おー効果絶大ですね〜、すごく気になりますソレ。 子供の頃蜂に腕をさされたとき、母は私の腕に吸い付き毒をだして応急処置を施してくれました。 それが脳裏に焼き付いて離れない私は、大人になり毒魚にさされた時、自分で毒吸引しましたよ。 多分今回ムカデにさされたとして、こんな素晴らしいキットが無かったら多分また私は吸い付く事でしょう。。。 魔女?

    2008年9月11日 23:45 | akirika

  • もとい、安岐さんの部屋には必要なさそうです・・・

    2008年9月11日 23:56 | 仁木島 昭

  • おおおお、すごいな。 あと、久しぶりのコメントの嵐。 いいな。 チャンさん、これ英訳してもいい? この前、リズさんとアンドレアさんに「ムカデに刺されたらどうしたらいい?」ときかれたけど、「ふむ。とりあえず医者に見てもらいな」としか言えなかった。そう言われるとリズとアンドレアはとても納得の行かない様子だった。(汗)

    2008年9月12日 09:59 | Claire

  • わぁ〜、朝起きたらコメントがいっぱいだ。 嬉しいなぁ。 やっぱり、みんな、ムカデ好きなんだぁ! もとい 苦手なんですね、ハイ。 まず、肝心のエクストラクターについて。 恭子さんには絶大の効果が出ましたが、これが、万人に当てはまるかというと、ちょっと疑問です。 ぼくは、恭子さんは、変にエクストラクターが効く体質だと思っているのです。 普通、エクストラクターは刺されてから5分以内でないと効果がないといわれているのですが、今回、頭の傷の吸い出しができたのは、10分近く経った時点でした。 以前にアブに刺されて腕が腫れたときにも、恭子さんはエクストラクターで毒出しをして、一気に腫れがひくという体験をしているのですが、そのときは、半日近く時間が経っていました。それでも、吸い出ししたあとには、あっという間に腫れがひいてしまったのです。 後者の場合、もしかしたら、アブの針が体内に残っていたのが吸い出された、ということも考えられるのですが、ぼくが日頃の観察から推察するに、彼女は、対外から異物が入ったときに、それを拡散させずに局所に留めておく力が、とても強い人なのではないかと睨んでいます。ギロリ。 これは、よくいえば、自然治癒力が強いということ、もうちょっと正直に言えば、血のめぐりが悪いということ(アハハハ)。 とにかく、恭子さんはエクストラクターと相性のいいカラダなのだと思っています。 もうひとつ、お値段。 ネットで安いのを渉猟してみましたが、3000円弱します。ダイソーのプラスティックプライスに慣れたこのごろには、少々お高く感じます。 まあ、今回ぐらい、効果が出たら、元は取った、という気はいたしますが。。。

    2008年9月12日 10:01 | chan

  • 大南さん、 確かに、血のめぐりが光速を越えているのではと思われるあなたには、エクストラクターはあまり効かないかも。。。。 でも、ちなみに、今回紹介したバッチのフラワーエッセンスは、いずれもレスキューレメディーで、緊急用のものなのですが、本来のバッチのエッセンスは、『こころの毒』を取り除くためのものなのです。 こんな性格のぼくから奨められても説得力皆無でしょうから、たりほさんに処方してもらいますか? アハハハ

    2008年9月12日 10:11 | chan

  • ニシムラさん、 大阪弁なまりのコメントありがとうございます。 ハウツー系のシリーズねぇ。。。 『田舎暮らしの』ってことですか? それとも『カラダ癒しの』かな? う〜ん、ネタがねぇ。。。 たりほさん、なんかいいのあります?

    2008年9月12日 10:18 | chan

  • バス、 久しぶり! コメントありがとうね いまは、群馬かな? そっちでも、このサイトの宣伝よろしくね! また、メールするよ! akirikaさん, ブログ見せてもらったよ なんか力抜けてていい感じだね よかったら、こっちにも書いてよね 写真が大きいので、書きごたえあるよ! エクストラクター、注文しとくね 仁木島さんのところのもね クレアさん、 もちろん、英訳してもらえたら嬉しいよ! これで、作家たちにも少しは安心してもらえたらいいのだけど。。。

    2008年9月12日 19:47 | chan

  • チャンさん。 extractor(エクストラクター:吸い出し器)、 【粟生の森づくり】班でもひとつ買っておきたく思います。 1ケ注文お願いできますか。 「マリマリ」も常備したいけど、お値段もそれなりにするのでしょうか。 それは、また会ってから聞きますわ。 さて、今日出ている、英語は、  extract ( エクストラクト:(歯などを)抜く、吸い出す)  remedy ( レメディー:(治療・治療薬) 医療関係の単語であります。私、全然知らなかった。 勉強になります。 私事ですが、私、 9/11(木)の夜、kokoさんに、歯を磨いてもらって、 気持ちよくしておりました。 (実は、歯科衛生士にさせればよいのに・・・と思っておりました。) しかし、さすが、違う。ビックリしました。すごいわ。 いかん、いかん。話がそれております。 私、この記事読んでいなかったので この記事見てたら、お愛想にでも、、「頭のハゲ」の具合、どうですか? 聞いてあげられたのに、失礼いたしました。

    2008年9月12日 22:09 | ニコライ

  • あらら、魔女修行中なのに、ご指名いただいちゃいました。 「ハウルの動く城」(観てるかな?)の魔法使いの弟子・マルクルみたいに「待たれよ」といってみたりして。。。 ええと〜、chanさんの日記の多くが、すでに「ハウツー」でございますよねぇ。ばっかり食道シリーズ(だっけ?)なんて、遠隔セッションのごとく(実際に遠隔ね・笑)、と〜ってもシビレマスよ。 なにかひとつのカテゴリーってきめなくても、KOKOさんと、そして町の人々と織りなす暮らしのなかにちりばめられている、またはそこから生まれている " ChanTak Tips シリーズ" みたいなかんじで、これからも、いろいろ綴っておくれやす〜(あら、都ことばだわ!) 私個人は、なんでもアリが大好きですよ〜。 イン神山は、パソコンがそばにある日は、ほぼ毎日 楽しませていただいていま〜す ☆いつもありがとう☆

    2008年9月12日 22:47 | tariho

  • tarihoさん、 呼び出しておきながら、超亀レスでごめんなさい なんでもアリでいかしてもらえると、とてもうれしいというか、それしかないですからね、ぼくの場合。 8割ぐらい、食べもの関係のこと書いているような気がするし、、、 ほんとは、自然療法系のガン治療のことも書いていきたいなぁと思っているのだけど、ヘタしたら、重た〜くなるしね。。。 ま、まだしばらく、あっちへふらふら、こっちへふらふらでやってみますわ。 でも、ほんとね、今年の作家たちは個性豊かでおもしろくて、いろんな動きがあってなかなか楽しいよ。 そんな感じをかたちにできるよう、いろいろやってみるね!

    2008年9月19日 20:30 | chan

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください