オランダへ出発する中高生を見て思うこと②  〜今日からホームステイ〜

神山日記帳2017年8月17日

中沢聖史

投稿者:中沢聖史

オランダ訪問中の神山の中高生は、今日から二泊三日のホームステイ。なるべくたくさんの、良質なカルチャーショックを経験してきてほしいと思います。

16歳のとき、カナダでホームステイをしている間、たくさん恥ずかしい思いをしました。英語も話せなかったし、文化も違うから多少の失敗は当たり前なんだけど、思春期だったので、当時はいちいち落ち込んでいました。それは例えばこんな事件の時。

カナダは14歳から自動車免許がとれるので、同級生の中には、家族の車を借りて運転してる生徒もちらほら。ある日の学校の休み時間、友だちから、「今日の夜はHot Springに行こう」と誘われます。中学の英語の教科書で習った”Hot Spring”は「温泉」。着替えやバスタオル、ボディタオルを用意して、うちまで車で迎えに来てくれる友人を待ちます。クラクションの合図で外にでると、声をかけてくれた男友だちと、その妹、他にも学校の友人が2人、車に乗っていました。夜、友だちと車で出かけるなんて、海外ドラマのワンシーンのようでした。車を走らせること20分、目的地に到着。外観からすると、どうやらホテルに併設されてる温泉のようです。

事件が起きたのは更衣室。さぁ温泉に入ろう、というときに、友だちはみんな、ズボンの下に水着を履いていました。

なんで水着?

「カナダ、バンフ、温泉」で画像検索すると、こんな写真ばっかり

彼らがいう”Hot Spring”は、温泉ではなく、ホテルに併設されている、屋外の温水プールのことでした。

どうしよう…水着ない…

しばらくモジモジしていましたが、着替えを終えた友だちは、ぼくを待つばかりなので、仕方なく正直に打ち明けます。拙い英語で、「裸で入るものだと思っていた」と言ってボディタオルを見せました。裸で入れるわけないだろ、と友だちは大爆笑。

結局、ホテルの売店で水着を買うことにしたけど、種類もサイズも限られていて、渋々、真っ黄色にバッドマンがプリントされてる、明らかにサイズが大きすぎる水着を選びました。

プールサイドに行くと、友だちの妹が待ちくたびれている様子。

「遅かったね、何かあったの?」

「さとしが水着持ってきてなかった」

「…なんで?」

ものすごくダサい海パンを履いている経緯を一生懸命伝えます。顔から火が出るほど恥ずかしかったけど、さっき更衣室で一回、説明してるので、ちょっとだけ上手に英語が話せて嬉しい。複雑な気分。今考えると、英語はこういうことの繰り返しで少しずつしゃべれるようになっていった。

ダサい海パンで女の子とプールで泳ぐのはイヤだったけど、日本にいたら経験せずに済む失敗の数々は、英語の上達だけではなく、時間を経て、異文化への理解や、自信につながっているように思います。高校在学中、カナダで二回、ホームステイをしました。その期間に、カルチャーショックをたくさん経験させてもらえたことは、自分の財産だと言えます。

今日から始まるホームステイ。神山の中高生が、たくさんの良質なカルチャーショックに恵まれますように。

中沢聖史

中沢聖史

神奈川県出身。神山つなぐ公社 教育プログラム担当。SNS音痴。インドア派。

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コメント一覧

  • ”Hot Spring”事件はありえます。 色々な刺激や、カルチャーショックをたくさん浴びて帰ってほしいですね。

    2017年8月18日 00:00 | ニコライ

  • オランダのサウナに絶賛カルチャーショック中です

    2017年8月18日 12:54 | 森山

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