スーパー林道の紅葉
なんでも2017年11月4日
この季節、神山でお勧めのドライブコースをみなさんにお教えします。写真多めで。
杉や桧の人工林が多い山ですが、標高の高いところに行けば、自然がまだまだ残っていて、見応えがあります。
20年ぐらい前は、春の新緑(5月上旬)と秋の紅葉(11月上旬)はとても楽しみで、毎年必ず見にいっていたのですが、最近は行けてなく、今回10年ぶりぐらいに回ってみました。
下界より空気も冷たく、大きく息を吸い込むと、す〜っと心の中が気持ちよくなります。
コースはこんな感じ。全長48kmで2〜4時間ぐらい掛けて回ることができます。
出発は神山の玄関口である「道の駅」。祝日だったので朝から賑わい、満車になっていました。
国道沿いを流れる鮎喰川は、長雨と台風の影響で、たい積していた土砂や苔が洗われ、何とも言えない美しい色をしていました。山に行くまえに必見です。
道の駅から国道沿いに西へ2kmほど進むと、コンビニの手前に寄井の町営住宅(オレンジの建物)があります。『スーパー林道』と書いてある看板を目当てに左折し、道なりに進みます。所々に看板はありますが、不安になりながらも山へ山へと進みます。
途中出くわしたのは、タヌキ、ハクビシン。車の窓を開けて、小鳥のさえずりや小さな滝なんかも見聞きしながら30分ぐらい15kmで(すごく省略しちゃってますが)芝小屋の休憩所へ到着します。この休憩所の近くに、「芝小屋の原生林」があるのですが、草がたくさん生えていて今回は行けませんでした。眺望がとてもいいところです。
しばらく進むと、旭丸という頂上付近の見晴らしがいいところに着きます。
下界を見ると下分地区が見えて、空気が澄んでいれば、山の向こうには吉野川が見渡せます。
雲早山の近くに、湧き水があって、この水を飲むのが定番です。ペットボトルを持参すると持ち帰れます。
雲早山から土須峠に掛けてが最も紅葉の綺麗なところで、自然の多様な色が心に染みわたってきます。
この付近では、写真愛好家や登山客、バイカーなどが思わず立ち止まっていました。
土須峠を神山側へ右折して、しばらく下ると「観月茶屋」があります。この日は満員御礼だったので、いつも注文する“わらび餅”を持ち帰りさせてもらいました。このわらび餅は、山で採ってきたワラビから手作りで作っている貴重なものです。
くねくねと山道を下ると、上分の中津というところに最近できた「ブロンプトンカフェ」があります。窯で焼くピザが美味しい!レンタル自転車もあって、定期的に無料ガイドもしてくれます。
その隣には「こんまい屋」という小さな苔庭や藍染めの小物を販売するお店もあります。癒やされます。
誕生日に店主からもらった苔庭は今も大切に育てています。
さて上分の街筋に降りてきました。最近では移住する若者も目立ちはじめ、また面白い町になりつつあります。
田中屋という小さな食堂があるのですが、そこの中華そばやオムライスが昭和の懐かしい味で、これまたうまい!
さらに下り、下分の新名所、こんにゃく橋。板がたわんでスリル満点。川に近くて気持ちのよい場所の一つです。
神領まで帰ってくると、かま屋&かまパンがあります。ここの食材は神山の無農薬野菜を中心としていて、体にもやさしい。
パンをお土産に買って帰ると吉。
出発地点まで帰ると、近くでアーティスト・イン・レジデンスの作品展示がありました。神山町は1999年から毎年3名の作家を招いた活動を続けていて、地域との交流を大切にしているアート事業です。
最後に回ったのが、この日(11/3)にオープンした「魚屋文具店」。店主がセレクトしたかわいい文具が並んでいて上角商店街にまた一つ灯りがともりました。
街道を歩いている人も見えて、なんだか嬉しくなってきます。
以上ざっと2時間から4時間ぐらい掛けて回るコースお勧めです。
10時半頃出発し、昼食やカフェを挟みながら回ると心も体もリフレッシュできると思います。
注意点としては、車高の低い乗用車は止めておいた方がよいことと、11月上旬の今しか楽しめないことです。
この記事を読んだ方は、ぜひ行ってみてください。
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