KAMIYAMA BEER PROJECTでは、ショップとバーの併設を予定しています。徳島の保健所にも相談にのっていただき、各施設の平面図を作っていきました。そして気が付いたのですが、食品関係の施設はシンク（手洗い）がたくさん必要！軽食と飲み物の提供を予定していますが、極小のバーだけでもシンクが４つ必要。いろいろ合わせて、７－８シンク必要！？一体、何個、蛇口と排水口いるねん！

シンクと蛇口代でもなかなかの出費です。ブルワリーとしてもこれは痛い。。。

話は少しそれますが、私、あべさやかはデジタル機器を扱うメイカースペースの運営とともに、「神山町について考える」ワークショプ(つなぐ公社主催) から生まれた、町から出た廃材の利活用の方法を考え、仕組みを作っていくチーム「リマテリアルセンター」のメンバーです。

チームには、町の大工、靴や、木こり、民芸や、空き家回収の職員、役場の職員でチームを組み、リサーチ、トライアウトなどを少しずつ進めています。新しくどんどん買うより、古いけれど、今では手に入りにくい素敵なものを利活用して、ゴミも減らす！ということも目標に進めています。実際、町の埋め立て処理場は、10年もすれば一杯になってしまうとのこと、これは他人事ではいられません。

これは去年の秋、視察で諏訪のリマテリアルセンターや飛騨のやわいや、飛騨クマなどを訪れた時の様子です。

チームとしては、まだまだお試し段階ではあるのですが、チームメンバーの一人であり、早速空き家改修＆移住者支援を担当しているNPOグリーンバレー職員の伊藤君に相談。

（A）「余っている蛇口ありませんかー？」

（ I ）「あるかもしれません。今、上分の空き家をお掃除しているから来てみますか？」

（A）「是非～！」

といことで、この日曜日は、軽トラックを２台お借りして、伊藤君のお手伝いを受けて、いろいろと頂いてきました。

欲しいものは、前回この家を訪ねた時にだいたい目星はつけてあります！

この家は、もともと金物やさんで、そのあとは洗濯やをやっていたそうです。

まずは、店舗にあった棚板と金具。この板は一見合板に見えますが、よく見てみると４メートル近い無垢の板。神山で木材が豊富なイメージですが、やはりきちっと乾燥していて建材として使うものは、山から伐ってきてしっかり乾燥させて、１年以上前から準備していなくてはなりません。それから、こんなサイズのものは結構なお値段もします。

私たちはそんな前からきっちり準備ができているわけもなく、でも無垢の板を使いたい！そんな無茶ぶりの私たちにこの無垢のよく乾燥した棚板は本当にありがたいのです。

これらの板は、キッチン、バーそれからテーブルに活用させていただきます！

無垢の板　400cmX４枚

180cmｘ４枚

そして、

金属棚ｘ２

棚用金具ｘ３セット

蛇口ｘ２

排水チューブｘ１

蛍光灯ｘ１

電気ソケットｘ２

換気扇ｘ１

机ｘ１

バケツｘ５（？）

小さな鏡ｘ１

事務棚ｘ１

鉄の不思議な入れ物ｘ１

アイディアが更に出てきてしまい、動いていないアンティークミシンの足を、Kさんの家からいただきました。

頂いたもの全てに共通して言えるのですが、新しく買ったものには無い、味やでティールが本当にありがたい。新品のものだけで建てる時は、どうもピカピカしすぎて、私たちには少しくすぐったいですから。。

これらが新たな機能を持って生かされるようしっかり活用させてもらいます。

快く手伝ってくれた伊藤君、ありがとうございました。家の持ち主の方（お会いしたこと無いですが、）ありがとうございました！

ブルワリーが出来たあかつきには、ぜひそれも見に来てください！