
KAMIYAMA BEER PROJECT 本日、ビール初仕込み!に入るまでのあれこれ。。
なんでも2018年5月1日
ブログを久しぶりに書いています。
タイトルの通り、4月最後の今日、ブロンドエールの仕込みに入りました。免許を頂いてから約1ヶ月経ってしまいましたが、仕込みに入る前に何点かやらなければならないことがあり、本日までバタバタしておりました。
1つ目は壁画制作。こちらはあまり、仕込みのタイミングとは直接関係ないのですが、6メートル強の大きさを制作するのは、絵を描いているという感覚より、色を埋めていく、というような感覚に近かったです。途中、色の変更等もあり、炎天下で慣れない高所での作業はクラクラしましたが(屋根の上に登って作業する大工さんや板金屋さんは改めて本当すごいなぁと)、沢山の方のお手伝い(通りすがりで巻き込まれてしまった人もいる!?)をいただきまして、あとはブルワリーのロゴを入れるところまで完成しました!
2つ目は、ブルワリーの床塗装でした。床は醸造にとってとても大切です。ブルワーのマヌスがとてもこだわった所でもあります。安定した美味しいビールを作るために、(ほぼ)完全防水、耐熱、アルカリに強く、抗菌でもある必要が。塗装屋さんで工賃の見積もりをしていただいたら、とんでもない額になってしまったのでDIYスタイルで行くことに。
しかしDIYと言っても、ペンキを塗るような行程では行かず、下地やパテ状のものをコテで塗ったり上塗り2回と合計4層も必要。これまた大変。なんとか神山の左官屋さんT先生のご指導のもと、Kamiyama Beerのスタッフでポコポコ穴が空いているコンクリートの床と立ち上げ部分の塗装をすることに。
まずは、コンクリートのヤスリがけ&穴埋め。あてにしていた集塵機付きのサンダーが急にキャンセルになり、部屋中真っ白の中あまり床も見えないのにサンダーがけ。もう手探りとしか言いようがありませんが、ここはマヌスの意地(こだわり!)ですね。
そして、皆で床に腹ばいになりながら、1mm弱ぐらいの穴を埋めていきます。コンクロートの粉がペタペタくっつくので、かなり完全装備で挑みした。
そして下地塗り。
その後、パテ塗り。T先生自らコテさばきを披露してくれました。この塗料、ヨーグルト状で塗りぬくい、塗料の余分が無い、硬化時間30分と言う三重苦の中、さすがT先生、やってくれました。マヌスもできるところはお手伝いしました。
そして上塗り2回!
途中でドアが床に塗料でくっついて切り取るという等、ハプニング続きでしたが、ピカピカの床ができました!もう舐めても大丈夫(嘘)。
本日からは、土禁!!となります。
それから、カナダから届いたタンクも指示通り200ワットと100ワットに繋いだのですが、国が変わると上手くいかないのか、最終的にすべて200ワットにつなぐという。。かなりの試行錯誤でした。
そしてもう1つの難関が、税務署への申告でした。醸造免許はいただいたと言っても、仕込むまでにe-Taxで報告しなければならないことが何点か。これが、またややこしぃ。
1つは、約240リットルのタンクを各20Lづつ水を足しながら深さを測り記録。
それから各樽の重さを測り記録。機材&レシピの再報告などなど。
windowsのパソコンを持っていない私たちは、e-Tax設定からつまづき、やっと先週の金曜日の朝提出、そのまま徳島税務署へお邪魔し、心配だった提出書類の確認をし、税務署の酒類担当の方が、なんと、「もう仕込みに入ってもいいですよ。」と言ってくださったのを、嬉しすぎて1回ではうまく聞き取れず、もう1度言っていただき、「やったー!」ということで、晴れて、今日仕込んでおります。
もちろん初仕込み、一つ一つ確認しながら、足りないものを足しながらの一歩一歩ですが、その報告はまた次回、ということで。
クラウドファンディング、目標86%まで来ました!ゴールまであと約3週間です。引き続きKamiyama Beerをよろしくお願いいたします!
https://motion-gallery.net/projects/kamiyamabeerproject

KAMIYAMA BEER PROJECT
徳島県神山町にビールを醸造するブルワリーを建設中です。アムステルダムから神山町へ引越した二人、マヌス・スウィーニー(アイリッシュ)とあべさやか(三重県)が発起人です。平成30年度に醸造の免許改定があり、それ以降マイクロ・ナノブルワリーの免許取得はほぼ不可能になります。タイムリミットは3月末!!美味しい神山ビールが飲める日は来るのか!?
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