西分の家の「キエーロ」がいい感じ
住まい2018年7月29日
というか、いいニオイがします。夏の匂い、カブトムシの。
西分の家で使っているコンポスト「キエーロ」の話です。
キエーロは木枠にポリカーボ波板のフタをつけた生ゴミ処理機。地面の上にぽんと置いています。生ゴミが消えるようになくなるらしいです。だからキエーロ。
木枠の中に入っているのは生ゴミを埋める黒土です。神山ならわざわざ買わなくても、探せばどこかにあります。太陽の光を効率よく中に取り入れる&風通しをよくするために、ポリカード波板のフタは斜めに取り付けるのがポイントだそう。
温度が高く乾燥していると、生ゴミの分解は促進されます。キエーロの中は微生物たちが活動するのにちょうどいい環境みたいです。シンプルな作りだからDIYで作れます。おもしろいくらい生ゴミが消えてなくなっていくので、神山でもキエーロがどんどん広まってほしいです。
使い方も紹介しておきます!
ある日のうちの生ゴミ。イン神山用にと、まだ可愛らしい分量の日に撮影しました。
キエーロの一角に穴を掘って、生ゴミを入れるだけ。去年の梅シロップにつけてた梅も追加で投入しました。
あとは土をかぶせるだけ。生ゴミが細かくなるよう、スコップで切り刻むように、土と混ぜながら埋めるのがコツです。
またつぎの生ゴミは、隣に穴を掘って処分します。こんな要領で、西分の家のキエーロは時計回りに使ってます。前回どこに埋めたかわからなくなるので、生ごみを埋めたら、次の穴はあらかじめ掘っておきましょう。
ぐるりと一周したのは約1週間後。
さすがに梅の種は残ったけど、それ以外は消えてなくなっていました!
こんな感じで、生ごみを捨てるたび、土を掘ってかき混ぜています。
そのたびにぷ〜んとカブトムシの匂いがするのです。きっと腐葉土みたいに、生ゴミがしっかり分解されている証でしょう。従来のコンポストは、息を止めてフタを開け、中は見たくないような惨状だったので、その差は天と地ほどの違い。キエーロに出会えて、本当に幸せです。
Ikkun (伊藤 友宏)
1989年生。奈良市出身→大阪→フィンランド→いま神山。移住交流支援センターの担当してます。 移住支援センターのアカウントにも、昔の記事あります◎ https://www.in-kamiyama.jp/author/immigration
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コメント一覧
そりゃいいかも。 下分宿舎のコンポストもキエーロに交換したら 良いかも。 イックンにひと肌脱いで欲しいっす。 ねえ、工藤さん。
2018年7月31日 00:52 | ニコライ
はい、これくらいのDIYはサクッとできるようになりたいのです!ただ不器用なもんで、気長にお待ちください〜。
2018年8月3日 19:08 | Ikkun