神山で暮らすってどないやろ?~子育て編~
なんでも2018年10月10日
第3弾は子育て編
こんにちは、グリーンバレー学生インターンの松尾です。
今回は、シリーズ第3弾ということで、”神山の子育て環境”についてレポートしていきます!
初めに、神山町にある保育や教育施設について紹介すると、町内には保育所が2つ、小学校が2つ、中学校が1つ、農業高校が1つあります。
都心だと、保育所や幼稚園などは選択肢が多く、施設ごとの方針や設備などを見て決めるというケースが多いかもしれませんが、地方だと選択肢が限られているので、移住する前に子どもがどんな場所で育つのかはとても気になるところですよね。
でも、遠方からだと中々調べるのって難しいですよね、
神山にある保育所のホームページはありませんが、小中高はどれもホームページの更新が盛んで活動の様子がリアルタイムで見れるので、ぜひご覧ください。
広野小学校
神領小学校
神山中学校
城西高校神山分校
学校のホームページって、更新が全然されてないイメージがあったのですが、神山の学校は頻繁に更新されていて驚きました。
ちなみに、高校に関しては神山分校は普通科がないため、大半がバスを使って徳島市内の高校へ通学しています。
この記事では、子育ての中でも保育所と小学校についてレポートしていきたいと思います。
実際にお子さんと一緒に移住して子育てをしている方に移住前後の保育所や小学校の環境について伺ったところ、
「神山の保育所に入ってみて、親の集まり、出番の多さに驚いたけど、少人数であるからこそ先生方の目が一人ひとりに行き届いていて、質の良さを感じた。」
「大人数だと、サービスをする組織とサービスを受ける客という関係でプライベートな関わりがないことが多いけど、神山は少人数なので、個人対個人の関係性がずっと続いていくので、コミュニケーションがとても重要だと感じた。」
「教育関係の集まりに関わる機会があったときに、〇年生は~という括りじゃなくて、〇〇くんは~という風に一人ひとりきめ細かく見てくれていることを知って、子どもたちが地域によって育てられているということを実感した。」
とおっしゃっていました。
田舎の中でも、町全体で小学校や保育所が二つずつしかないからこそ、子どもたち一人ひとりの個性を尊重できる環境が整っていることを聞いていて感じました。
一方で、遊ぶ環境について伺ってみると、
「移住前は、わざわざ車で1時間くらいかけて山や川に遊びに行っていたけれど、神山なら目の前に自然がある。いつでも自然の中で遊べる環境がある。」
また、課題について伺うと、
「近所に同級生がいなくて、都会のようにすぐ友達と遊べないということが今の悩みです。」
とのことでした。
最近は、幼児期の自然体験などの機会を多く提供する保育園や幼稚園が注目を集めています。実際に移住されたご夫婦もそのような施設を近くで探したようですが、距離的に通うことが難しく断念したそうです。しかし、家の周りを見て、「自然のことは、親(自分)が教えればいいんだ」となったそうです。
確かに、そういった施設が近くにあれば、通うことも選択肢の一つではありますが、家庭で同じような体験ができるというのは中山間地ならではなのかなと思いました。
また、友達との遊びに関しては、地元の方々の中にはおばあちゃん、おじいちゃんが送り迎えを支えてくれる家庭も多いそうですが、核家族世帯では中々そういった手助けも少ないので、すぐに友達と遊びに行けないということは地方での子育ての難点といえるのではないでしょうか。
現在は、子育て・働き盛りを中心に、将来世代に繋がる人々がより近い位置で暮らし、新しい兄弟関係や隣人としての関係性を育み合える場を、町の賃貸住宅として整備する集合住宅プロジェクトも進められいるので確認してみてください。
取材にご協力いただいたご家族では、放課後は友達の家が遠いため家庭で兄妹で遊ぶことがほとんどだそうです。
また、いろんな方に話を聞いていると
「神山は子育ての支援がとても整っている」という声を多く聞きます。
神山町の子育て支援制度についてはこちらのサイトから確認できますが、特に【子どもはぐくみ医療費助成】や【保育料の安さ】、【小中学校の給食費無償化】、【高校生の通学定期券の補助】、【奨学資金制度および償還の特例(条件付きの免除)】などは神山ならではの制度だと思います。
子どもの人数が少ないことはマイナスに捉えがちですが、少ないからこそ一人ひとりに焦点をあてて、地域で子どもを育てていく環境が整えられるのだと思います。
どんな地域でも良い点、難点どちらもあると思います。
この記事も参考にしながら、ぜひ神山への移住を検討してみてください‼
移住支援センター
物件紹介から交渉、契約、地域への順応支援にいたるトータルサービスを提供。 「こんなところに住みたい」という移住希望者の要望と、「こんな人に来てほしい」という所有者や地域住民の仲介役を果たします。 「これがダメなら、あれはどう?」というような不動産屋さん的な対応はしません。 最適で、最善の組み合わせを実現するため、一件一件に時間をかけます。 家探しには忍耐が必要です。その忍耐力をお持ちかどうかも、マッチングの大きな要素となります。
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