秋のビジターズ・イン神山①

なんでも2008年12月9日

大南 信也

投稿者:大南 信也

(↑ どう見ても、新進気鋭の建築家・音楽家に囲まれた田舎のおっさん!つう雰囲気ですなぁ・・・(笑))

イン神山の公開やら、神山アーティスト・イン・レジデンス10周年やらで、この秋、たくさんの面白い人たちが神山に集結しました。全員はとてもムリなので、何組かの皆さんをここで紹介します。

タイトル画像の素敵なカップルは、坂東幸輔(建築家)さん・坂東美佳(音楽家)さん夫妻。お二人とも東京芸術大学で学んだ後、幸輔さんはハーバード大学のデザインスクールを、美佳さんはバークリー音楽大学を修了。現在ニューヨーク在住です。ちなみに浩輔さんは国府町出身の徳島県人。

それにしても、ドラマの主人公のような学歴ですねぇ・・・。

でもね。私がビビビッときたのは学歴なんかじゃない。建築や音楽によって社会問題の解決に立ち向かおうとするその姿勢。それでいて気負いがなく、「すこやか」という言葉がピッタリ!

関心事の一つが過疎の問題。幸輔さんの芸大での卒業設計も、長沢ダムの建設によって変化した旧本川村(高知県)がテーマ。ハーバード時代には、火災に見舞われたギリシャの過疎の町(ロディナ)に赴き、「災害の前の暮らしに戻りそれを維持したいだけ」と考えている住民たちに対して「変化することを恐れてはいけない」とのメッセージを込めた「Tower of Memory」を提案。

「Works 2002-2008 Kosuke Bando」 東京芸術大学での卒業設計「Inter-view」(2002)からブラジリアにおける「Respect for Blank Space」(2008)に至る6つの作品が150ページ余に収められています。

グリーンバレーのやっていることは自分の思いと重なる部分が多い、と帰国中何度も訪ねて来てくれました。嬉しいことです。いつか、何かを一緒にやれる気がします。

まずは、お二人の世界を股に掛けてのご活躍に期待しましょう。

大南 信也

大南 信也

グリーンバレー理事長。日々「せかいのかみやま」づくりに精励してます。人を強制せず、人に強制されずの自由人。職業?「社会起業家のたまご」としときます。最近の関心事は(西村さんの向こうを張って)「みんなの仕事をつくること」。そして、クリエイティブに過疎化を進める「創造的過疎」。

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コメント一覧

  • 力強いですね。  こういう方たちが増えると過疎と言われているところの雰囲気が変わると思います。  私も気持ちはその一人です。 例えばオーストラリアに比べたら、一人あたりの面積が狭いくらいでしょう。 過疎ってさびれていると言う意味で使っていることが多いけれど、一人あたりの実質感知面積(?)は余裕があるのだから、生活の質(Quality of life)の点から言っても、むしろ質の高さを一つ表していると思います。  自分の家の庭まででなく見える景色の広がりのある空間や、大声を出してもあまり気にされない範囲とか、そういうものが、断然リッチだと思います。  都会の満員電車に揺られて、時おり発狂(?!)しそうになる自分としては、羨ましいのに。。。 過疎に比べ、過密のつらさがメディアでもあまり伝えられてないのは不思議。   

    2008年12月9日 16:46 | サスケ

  • サスケさん、同感です!日経新聞にこんな記事(「都市と地方」2008年7月12日)が載っていたので、紹介します。 アメリカのオハイオ州に、ヤングスタウンという市があります。かつて製鉄で栄えた町で、人口8万人。ピーク時の半分程度に減り、2030年の予測が5.4万人。 ここで等身大の未来を切り開こうという試みが始まっている。キーワードは「創造的縮小(creative shrinkage)」。50年代以降人口が減り続けている現実を受け入れ、恵まれた水辺や緑などを生かして、現在の八万人規模を維持しようという狙い。 ジェイ・ウィリアムズ市長は「市民は縮小という現実から目をそらしてきた。前進するには現実を直視しなければならない」と強調する。 ・・・こんな内容です。 「人口」という「量」のスケールから、「生活」という「質」のスケールへの転換が求められています。そんな実験場として、神山が存在できればと思っています。 そのためには、坂東さん夫婦やサスケさんのような創造力に富む、面白い人たちが集結する必要があります。期待してますよ・・・(笑)。

    2008年12月9日 17:18 | 大南 信也

  • おっしゃるとおり、神山が(数や量の論理でなく、質中心の)良質の存在であり続ければ、少なくとも私たちは神山を誇りに思えます。 そこは(気持ちの中で)まず大切かなと思います。 野山や草花に親しみ、川や谷で夏には水遊びというふうに、四季を感じながら生活するのは神山の人・子供の特権のようなもの。 そんな宝物にピンと来ずにいるのは宝の持ち腐れですね。 これぞ”もったいない (MOTTAINAI)”! この頃は街からもやってきて川で遊ぶ人もいるようですが、ただゴミは持ち帰ってほしいなぁ~(苦笑) 

    2008年12月10日 10:57 | サスケ

  • 街からもやってきて川で遊ぶ人もいるようですが、ただゴミは持ち帰ってほしいなぁ~ ⇒ 「場所を消費する人」ですね。一箇所を汚したら、次のきれいな場所に移る。そこが汚れたら、また次の・・・というパターン。場所も物と同じで、不要になったら捨ててしまう・・・。 長く、きれいに使いたいものですよね!

    2008年12月10日 14:27 | 大南 信也

  • えぇ・・・私が、スタンフォードの【 番頭(ばんとう) 】で、おます。・・・・っつうような格好が、なかなか様(さま)になっております。いえいえ、真ん中の方・・・(笑) 坂東浩輔様のデザイン。すごいです。 「Tower of Memory」を見て感じたのですが、 【 良い風景 】のある場所で育てられたら、【 良い人間 】が出来て、そして、また、立派になって、再び、そこへ戻ってくるような気が し~へん? 【 きれいな風景 】を作ろう・・・・と思います。

    2008年12月11日 00:17 | ニコライ

  • そう言えば、アメリカでは、スタンフォードを “The Harvard of the West” と呼ぶこともある。ただし、スタンフォードでは、ハーバードを “The Stanford of the East” と呼んでいるが・・・(笑)。 “おっさん”から“番頭”への昇格、感謝・・・(笑)。

    2008年12月11日 21:13 | 大南 信也

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