神山町での10日間で学んだこと 

なんでも2019年2月27日

竹内 和啓

投稿者:竹内 和啓

(NPO GreenValley, Inc.)

今月2月14日から23日まで、高知工科大学の学生2名が町内でリサーチ活動をしていました。その彼女たちからのレポート、ぜひ読んで感想などお寄せいただけると、きっと喜びます。


高知工科大学経済マネジメント学群2年 中村 優

みなさんは地域活性化とはどういう意味だと思いますか?私は大学に入学する前、この言葉をとてもシンプルな物だと思い、特に考えることもなく使っていました。しかし、大学で学べば学ぶほど、地域に関わり企画を考え実行するほど、この言葉の持つ意味がわからなくなっていきました。

「今、活性化していてもそれが未来に繋がって行かなければ活性化しているとは言えないのではないか。」
そんな疑問を持ち、ヒントを得たくて訪れた神山町。10日間のインタビュー活動は私の想像を超える日々になりました。

神山で進められている大きなプロジェクト自体にヒントがあるのではなく、お店で観光客の方と地元の人が話したり、事業主同士が関わったり、小中高の先生が全員で話し合ったり、私達のような学生が地元の人と関わることで学びを得たり、垣根を越えて人が交流する空間作りが大切なこと。そこから生まれる人の交流が、未来に繋がることで地域が活性化している状態を作り出すことができる。プロジェクトの方法論よりももっと細かい、人同士が密接に関わる場作りを増やすことが大切だと知ることができました。

神山のユニークな人たちと関わることで自身の将来や働き方を深く考えるキッカケにもなり、四国や田舎にはたくさんの可能性と魅力がまだまだ眠っている、ここで得た学びは今後の大学生活にプラスになる!と、そう心から今感じています。私の10日間を彩ってくれたたくさんの人に心から感謝しています。ありがとうございました!


高知工科大学 経済・マネジメント学群2年 金子 未侑

私はこれまで大学での授業の中で、主に地域活性化や地方創生という分野に興味を持ち、学んできました。その中で浮かんで来た疑問が一つあります。
「私がその言葉をシンプルに考えてすぎているのではないだろうか?」
そんな時に、今回一緒に来た中村に「こんな町でインターンシップするの楽しそうじゃない?」と誘われ、神山には地域活性化を考えるためのヒントがあるかもしれない、そう思って神山へ来ました。

神山での活動は、移住してきた方へのインタビューを中心に行いました。そして、神山が注目されている理由を考え、私達がたどり着いた結論は、「神山には“様々な人をMIXする場”がたくさんある」ということです。

自分のお店をそういった場にしたい、というお話も多かったですし、「まちを将来世代につなぐプロジェクト」や「フードハブプロジェクト」は、様々なタイプの人がMIXすることで進んでいったものであり、それが神山町を盛り上げている要因の1つだと感じました。たまたまお店で出会ったお客さん同士が仲良くなったり、町の人と町外や県外の人が仲良くなったりといった場だけでなく、小中高の先生が話し合う場や高校生と町のおじいちゃんおばあちゃん達が話し合う場など。そういった組織や年代関係なく、様々な人がMIXできる場が神山にはあることが大きいのではないかと思いました。

そして、そこからこれまでにないようなアイデアやプロジェクトが生まれ、またそれを面白いと思った人が新たに加わることで、町がだんだん進化して行く。プロジェクトが終わっても、得た学びをもとにまた新しいプロジェクトが始まる。このような“循環”が、神山が未来に続いていくと思える理由であり、神山が注目される理由だと考えました。そして、真の地域活性化とは、神山のように町が未来に続いていくように感じられる状態のことだと思いました。

神山がこのような取り組みができているのも、町の人の良さにあると思います。私自身も実際に感じましたし、移住してきた方々はその温かさに惹かれたのだと思います。「神山の人は親切でとても優しいから自分もそうしたいと思える」というお話もあり、そんな優しさが循環している温かい町だからこそ、“様々な人がMIXする場”が神山には多くあるのだと思いました。

突然「話が聞きたい」と訪れた私たちにお忙しい中で時間を作ってくださったり、「こんな面白い人がいるよ」と繋げてくださったり、本当に町の皆さんに頼りっぱなしの10日間でした。人の近さや温かさを感じました。「田舎は人が近いとか優しいとか言うけど、それって神山のことなんだなあ」と思いました。

インタビューに応えてくださったり、私たちを快く受け入れてくださった皆様、本当にありがとうございました。今度は夏に神山に来たいです。その際はよろしくお願いします!

竹内 和啓

竹内 和啓 (NPO GreenValley, Inc.)

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