昨日の土曜日、午前中はアドプトの作業に行ってきました。アドプトプログラム(道路清掃奉仕活動)もはや11年目を迎えます。神山で活動が始まった日本初のこのプログラムも徳島県内はもちろん今や全国津図浦々に広がりました。

作業を終えて午後は阿川の神木(じんぎ)にある中山ハウスを訪問しました。前回の神山日記帳で、「フジイハウス訪問」のタイトルで紹介しましたが、今や家主さんの藤井さんの面影はなく完全に「中山ハウス」に変身しました。

以前の日記でも紹介しましたが中山さんのリフォーム術は元の民家のよさを残しつつキラリと光る感性でリフォームしていることです。昔使った農具や民具を効果的に活用しています。

この日訪れたのは20人ほどでしたか。グリーンバレーや粟生の森づくりの連中たちです。はじめて訪問した人たちもいて、みなさん感嘆の声を上げていました。

「奥様は魔女」と誰かが言っていましたが、その通り中山さんの奥さんの手にかかると何もかもが素敵に変身します。

奥さんは建築技術もすごいですが服飾リフォームの達人でもあります。古い着物をリフォームして奇抜に作り変えます。
奥さんの作品をご覧ください。モデルは現在神山で滞在中の芸術家アダムさんです。

アダムさん着物よくお似合いです。

この裏地は大漁旗でしょうか。

家から着物から何でもリフォーム、ほんとに魔女です。
そして驚くなかれ家の周辺には創作案山子がたくさん置かれています。過疎の進む阿川で人口が急に増えたような錯覚を覚えました。

帰るとき神木の知り合いの女性と話をしたのですが、梅を見に来た観光客が車を止めて、この案山子に道をたずねる人が何人もいたそうです。それほどリアルにできています。

３月１日より「阿川の里の梅まつり」がオープンします。初日の11時からは二宮神社で、もちなげ・郷土芸能などの催しがあります。ピンクの旗を目印に車を進めてください。
中山さん宅の工房では、カカシの美人コンテストも行われ素敵な賞品が用意されています。みなさんぜひお越しください。

中山さんの愛犬銀次郎くん、「うーん、今日はえらいお客さんが多いな・・」とテンションが上がっています。
ニコライさん、最後の集合写真トオルちゃんの誤作動で消してしまいました。ゴメン、ゴメン・・・。