7/20 みんなで選択除草しました!

住まい2019年7月26日

高田 友美

投稿者:高田 友美

7/20(土)、心配していた雨も無事にやんで、
大埜地の集合住宅の敷地内で「選択除草」を行いました。

参加者は約20名。大埜地住宅の入居者以外にも、自分たちの家でも
選択除草を実践してみたい!という方や、偶然神山を訪れていた
知り合いの方を誘って参加してくれた人もいました。

選択除草って何?なぜ選択除草するの?

草とりを始める前に、大埜地の集合住宅のランドスケープデザイナー、
田瀬理夫さんから簡単に説明してもらいました。

普通の草とりでは、刈払い機で在来種も外来種も
一気に刈ってしまうことで、結局、すべての草を温存してしまう。

外来種の方が、種を大量に飛ばしたり、生長が早かったり、繁殖しすぎることが多い。

先にそういう繁殖力の強い草を選択して抜く作業を、何年か繰り返す。
そうすると、在来種の草地になり、機械で刈ってもいい状態を保ちやすくなっていく。

 

というわけで、選択除草できるようになるためには、
まず草を知ることが大切!

この日は、生えている草の様子を見て、
「ここではこれを取りましょう」「こっちでは取りましょう」という形で
少しずつ草の名前と抜き方を田瀬さんから教えてもらいながら、
選択除草を体験しました。

①オオアレチノギクとハルジョオン

最初は、住宅横の小さなスペースで練習してみました。
ここで、一番目立っていた草は「オオアレチノギク(外来)」。
根から抜いて、土をきちんと落として、並べていきます。

「1種類抜き切ったところで眺めてみると、
 ほら、もう景色が変わったでしょう」と田瀬さん。

次に目立っていたのは「ヒメジョオン(外来)」。白い花が咲いている草を抜いていきます。

セイタカアワダチソウも数本ありましたが、
5月の選択除草の対象だったので、だいぶ少なくなりました。

②センダングサ類

これからどんどん芽が出てきて増えそうなのが「センダングサ」。


先ほどの場所から少し移動して、田瀬さんが下見して気になっていた場所にきました。

この写真で分かるでしょうか?
田瀬さんの目線の先に、大中小さまざまなサイズの
センダングサがみっちり群生しています。

人数が集まって、選択的に除草していくと、
あっという間にターゲットの草を抜き切っていけるのは
なかなか爽快です。

③さらにオオアレチノギク

さて次のターゲットは? さらに場所を移動して、
第四期に建設工事が始まるエリアを見てみると、
ここでもオオアレチノギクが勢いを増しています。

みんなで力を合わせて、どんどん抜いていきます!
(一人でも簡単に抜ける根のはり方だったそうですが・笑)

④クズとヤブガラシ

「次によく茂っているのは何だろう?」と
ぐるっと敷地を見渡したときに、鮎喰川沿いのエリアで
木や草の上にどんどんツルを伸ばしている植物が気になりました。
1枚目で田瀬さんが手にしているのが「クズ」、2枚目が「ヤブガラシ」。

どちらも在来植物ですが、繁殖力が強く、他の植物に覆いかぶさって
枯らしてしまう勢いなので、ツルを引っ張りながら除去します。

⑤ヨモギ

クズとヤブガラシがなくなって、すっきりした川沿いを見てみると、
次に気になるのは、あちこちに群生している「ヨモギ(在来)」。

全部刈り取らずに、大きな株はそのまま残しておき、
小さくパラパラ生えていたり、草が込み入っているところを整えていきます。

根こそぎ抜いたり、中途半端な長さで剪定したりはせず、
根に近いところから刈る/切るのがよい、とのこと。

そうすると、春にはいっぱい芽が出て、お餅に入れたりして楽しめるように。
「こうやってヨモギが風になびいている景色、気持ちいいでしょ」と言われると
これまでとは景色の見え方が変わってきたような気がします。

⑥草の片付け

草取りで大切なのは、抜いた草をその場に置かず、外に出すこと!とのこと。

草刈り機でざーっとやるときは、切りっぱなしでそのままにする人が多いけれど、
そうすると、その場で草が枯れたり腐ったりして、
次の草(とくに在来種)がきちんと生えなくなります。

今回も、それぞれの場所で抜いた草は、まとめて広げて乾かしておき、
最後に集めて、小さく切って集積しました。

草取りというのは、取る・刈るだけじゃなくて、
集めて、集積するまでが仕事だと捉えて、
作業の進め方を考えるのが大切、と田瀬さんより。

敷地内に山積みにしている「バイオネスト」でで堆肥化していき、
後々肥料として使いたいと思っています。

⑦番外編:エノコログサ

今回は時間切れで除草しませんでしたが、
エノコログサ(在来・通称ネコジャラシ)の穂もそろそろ取りどきです。

エノコログサの穂は、種の集合体。穂から種が落ちてしまうと
また来年、ばーーーっと生えてしまうので、穂が風になびいている頃は
かわいいから楽しんで、種になって落ちるまでに
穂だけ取ったり刈り取ったりするとよい、とのこと。

他の草も、花は楽しんだ上で、種になる前にとり、
特定の草がはびこらずに適度に生えている状態をつくる、
というのが日常的な庭の管理のコツだそうです。
 

最後に

参加者の方に感想を聞いてみると
「最初に田瀬さんが言ったとおり、頭を使いながらだと
草とりも意外と楽しいし、終わった後の草の山や
きれいになった景色をみると達成感がありますね!」とのこと。

「今日はこれ」と種類を決めて抜いていく選択除草、
みんなでやれば、広い敷地でも、そんなに大変じゃなく、
ゲーム感覚で楽しく管理ができるのかもしれません。
ぜひ皆さんのお庭でも実践してみてください!

大埜地の集合住宅での選択除草、次回は
9月14日(土)の開催を予定しています。
詳細は決まり次第、イン神山にUPするので、
ぜひ興味のわいてきた方はご参加ください。

<今回名前を確認した草(まとめ)>
・オオアレチノギク(外来)
・ヒメジョオン(外来)
・セイタカアワダチソウ(外来)
・センダングサ(外来)
・クズ(在来)
・ヤブガラシ(在来)
・ヨモギ(在来)
・エノコログサ(在来)

参加者の皆さんと集合写真♪

※これまでの関連記事はこちら

高田 友美

高田 友美

静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。

高田 友美の他の記事をみる

コメント一覧

  • 現在、コメントはございません。

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください