
ほんのひろばの本棚をつくろう(開催レポート)
なんでも2019年8月10日
「ほんのひろばの本、良い本をたくさんもらってしまったねぇ」
「早速、並べようか」
「でももう棚がパンパンだなぁ・・・」
「整理しなきゃねー」
「・・・汗」
ほんのひろばスタッフの会話で、近頃、こんな場面が多くなってきました。
使ってくれるひと、寄贈してくれる方が増えていることで、うれしい反面、並べて見てもらえない本をバックヤードに眠らせておくことに心苦しい思いを抱えていました。
そこで、今回ほんのひろば拡張キャンペーンの一つとして、本棚を増設しよう、ということになりました。
今回私たちが大切にした点は、
・本棚を身近なもの・ひとで作りたい
・ほんのひろばサポーターになってくれる人と一緒につくりたい
・本から本棚をつくりたい
の3つです。
いろいろと頭を悩ませ、こんな企画として、みなさんにお知らせしました。
https://www.in-kamiyama.jp/events/40778/
夏休みということもあり、親子木工教室的にもなればと思い、小学校などで木工講座を度々受け持っている神山町下分の大工・白土義信さんに技術指導をお願いしました。
今回お手本にした本は「杉で作る家具」(グループモノ・モノ編/グラフィック社/2019)この本は、1953年に出版された『アイディアを生かした 家庭の工作』(雄鶏社)という本がもとになっています。この本の内容は、現代にこそ活きるのではないかという想いから出版された本です。
杉材の豊富な神山にはうってつけの本ではないか、というほんのひろばスタッフと本書との出会いにより今回のワークショップの形にたどり着きました。
当日は、ここ数日続く猛暑日、、、ですが、神山町農村環境改善センターの1階ホールをお借りして、快適な環境で作業を行いました。
まずは本の説明、この本のすばらしさを熱を込めてスタッフが解説。
参加者も合間で本を眺めてくれていました。
そして白土さんより工程の手順、ポイントを説明。
白土さんは、事前打ち合わせの際に渡した図面により、見本の棚も作っていただきました。作ってみての実感も含めた、気を付ける個所をたたえてくれました。
当日の作業は、
製材所で切り出してもらった杉材をのこぎりでカットして、
あて木をしながら、まっすぐ、角度を正確に
紙やすりで角やささくれをとったり
ねじ釘で側板、背板を組み立て
組み立てたら、完成
うまく重ねられるか調整
これを一人2台つくりました。
1台はほんのひろばに寄贈してもらい、今後使用させていただきます。
1台はお持ち帰りしてもらいます。
持ち帰りのほうには持ち手をつけたりして、みなさん自分の使いやすい工夫をしていました。
今回寄贈していただいた本棚は、ほんのひろばで大事に使わせていただきます。
ぜひ、どんなふうに本が並べられているか、それぞれの力作を見てみてください。
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