ゴミ処理の現場を覗いてきました~環境センターツアー~
なんでも2019年11月18日
移住交流支援センターの林です。先日、環境センターツアーを行いました。
日々のゴミ出しに関する疑問を解消してもらうことが目的です。
3年前のツアーの様子はこちら。
色んな方に参加を呼びかけたところ、
フードハブさんから8名、オニヴァさんから2名、moja houseのモジャさんやcafé estateの吉澤さん、藤君夫妻に石田さんと総勢17名!
行きのバス内では、自己紹介をしたり、お喋りしたり、遠足気分♪お菓子忘れたなぁなんて
広野の山の上をグングン上がっていきます。
まずは座学。環境センターの成り立ちや業務内容をまとめたDVDを見て、勉強しました。
その後、住民課の吉川様よりゴミ収集・運搬の流れをご説明いただきました。
これが皆さんのごみの行き先です!(バンっ!)
環境センターでは、主にゴミの保管、分別を行い、指定の業者へ引き渡しor埋め立て処分を行っています。
例えば、
・「その他の不燃物」、「粗大ごみ」は、環境センターで分別後、業者さんへ搬出。回収できないゴミは、埋立処分場へ。
・「燃やすゴミ」や「リサイクルプラ」は、そのまま県内の処分業者さんへ搬出。
・「あきかん」、「あきびん」「ペットボトル」「古紙」等は、収集量に応じてストック後、指定の業者さんへ搬出。
僕はてっきり環境センターで焼却処分もしているのかと思っていました。
これが埋立最終処分場。全体の50%~60%まで埋まっています。現時点で14年後の2033年(令和14年)頃まで埋立可能とのこと。
まだ14年と考えるか、もう14年しかないと考えるか。
こちらが機械による分別。遠隔で制御しています。
こちらは、職員さんによる分別の風景。どのように分別が行われているか説明して頂きました。
機械でできない分別は、職員の方が丁寧に手作業で行ってくださっています。
昨年から環境センターは、民間企業へ業務委託されています。少ない職員さんで業務を回しているため忙しそうでした。
ビンの保管所
色別でしっかり保管されていました。
職員さんに聞いてみました。
環境センターの職員さんが困るゴミの出し方
こちらはビンやペットボトルの保管倉庫。ペットボトルはキューブ状に潰されて、リサイクル業者に引き渡されます。
これにて見学は終了。
行きのバス内の空気とは一転、現状を踏まえてこれからごみ問題をどうするか真剣に話し合いました。
☆ツアー参加者さんの感想はこちら☆
- 現在の埋立処分場が満杯になった後の処分場所が検討されていないことに危機感を抱いた
- 生ゴミは、町内で一箇所に集めて堆肥などに有効活用した方が良いのでは?
- 上勝のようにゴミ集積ステーションを作って、見える化して欲しい。
- 消費者として、モノを買う時に本当に必要かどうかを考えたい。
- 環境センターから引き渡された処理業者、リサイクル業者で、どのような処理が行われているかも見てみたい。
- 今の社会では、モノを作る生産者の方が評価が高い風潮がある。処理をしてくださる方々の評価がもっと高くなるような社会になれば。
- 結局は一人ひとりの意識を変えること、目の前の行動から。
すでに環境への意識の高い素晴らしい参加者の皆さんでしたが、より自分ゴトとして受け取ってもらえたようです。
地球規模でゴミ問題は課題が山積みですが、まずは一人ひとりの意識から。
皆さんの意識が変われば、オセロのように黒から白に、最初は少しずつですが、最後は一気に変えることができると思います。
僕は、まず生ゴミの堆肥化から取り組みます。
神山町が、移住やサテライトオフィスだけでなく、「環境に優しい町」としても全国から注目されるように行動したいですね。
環境センターの職員の皆様、住民課の吉川様お忙しい中ありがとうございました!
hayashi
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