人、人、とにかく人

なんでも2009年5月14日

大南 信也

投稿者:大南 信也

(↑ 劇場寄井座でのスリーショット。色気がなくてすみません・・・(笑)。写真右が原山審議官、左が徳増四国経済産業局長、そして真ん中が最近“おじいちゃん”と呼ばれている私。そう見えなくもない・・・(笑))

12日午後、徳島市内で開かれたセミナーで講演を終えた経済産業省の原山保人大臣官房審議官がグリーンバレーの視察に来られました。

(ご一緒されていた四国経済産業局の徳増有治局長から「神山を覗いてみませんか」とお勧めいただいたのではないかと勝手に想像しております・・・。はい!(笑))

センターで活動の概要をご説明申し上げた後、劇場寄井座と大粟山をご覧になりました。帰りの飛行便までの間を縫ってのスピード訪問でしたが、(私にとっても)心地良い充実の一時間でした。

審議官は特に、劇場寄井座に興味をそそられた様子で、熱心に広告天井を見上げておられました。「昭和初期、住民の皆さんが自らの手でこんな施設を作り、今も守り続けているとは!」と感心しきり。

さらに、住民とアートの距離を縮める方法として、「施設見学に訪れた子どもたちの様子をサイトで公開したところ、おじいちゃんやおばあちゃんが孫の写真を閲覧し始め、結果的に他の記事も読んでくれるようになりました」と、ご自身の経験によるアドバイスもいただきました。

そうなんですよね。情報を伝えるためには、「人が何に興味を持ち、何を見たいのか?」という部分を探る必要があります。ただし、おもねることなく!

そう言えば、『アイデアのちから』という本に次のような逸話が載っていました。

「アイデアのちから」(日経BP社) デイリー・レコード紙やサウスウエスト航空などの事例が役立つかも・・・。

ノースカロライナ州のダンは、州都ローリーの約64km南にある町だ。人口は14,000人…。要するにダンはごく普通の町だが、ひとつだけ変わった点がある。住民のほとんどがデイリー・レコードという地元紙を読んでいることだ。同紙の購読者数は、町の人口を上回っている。

1978年、デイリー・レコードの地域取材が不十分なことに苛立った(設立者のフーバー・)アダムズは、従業員に通達を出し、自分の考えを説明した。

「ご存知の通り、地方紙が読まれる最大の理由は、地元の人の名前や読者を見たいからだ。それは、誰よりもわれわれが得意とする唯一のことだし、他では得られない唯一のものだ。」

リップサービスで地域重視を口にする新聞発行人は多いが、アダムズの場合は地域重視の原理主義者だ。地域重視のためなら採算度外視も辞さない。

「地方紙と言っても、実は地元の人名を十分には入手できない。紙面を埋めるだけの人名が集まるなら、私は喜んで植字工を二人増やし、紙面を二ページ増やす」

(驚くべき成功の理由は何か?)アダムズは、こう答えている。「理由は三つ。人名、人名、とにかく人名だ」

なるほど。「人、人、とにかく人」なわけだ!

これでニコライ記事がよく読まれるマジックが解けた・・・(笑)

大南 信也

大南 信也

グリーンバレー理事長。日々「せかいのかみやま」づくりに精励してます。人を強制せず、人に強制されずの自由人。職業?「社会起業家のたまご」としときます。最近の関心事は(西村さんの向こうを張って)「みんなの仕事をつくること」。そして、クリエイティブに過疎化を進める「創造的過疎」。

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コメント一覧

  • えぇ?私、人の名前をそんなに書いた覚えがありません。 あんさんが書く「人名」の方が多いのとちがいまっか。 (ここ最近では。)

    2009年5月15日 00:32 | ニコライ

  • そっか! 「おねえちゃん」 「若いおねえさん」 「少し前までは、ピチピチだった人」 ・・・てな感じが多く、人名は意外と少ない・・・(笑)

    2009年5月15日 07:38 | 大南 信也

  • お代官さま、また何やら面白そうな本ですね。 以前このin神山で紹介してくださった 「自分の仕事をつくる」(西村佳哲)の本、 私も読んでみました!非常に勉強になりました。

    2009年5月15日 09:50 | じゃりんこ

  • 大南さん、 中央からの視察にいらっしゃる~徳島市内での用事やビジネスのついでだとしても~この流れはいいですね。 ぜひ、この路線で、どんどん、中央の方が視察(といっても、こちらからおもねるのではなく)に来られると、とってもいいですね。  東京で働いていると、なにやら、地方に対する理解のなさ、感覚のずれを感じることが多いので。 (だいたい中央といっても、たまたま今東京が首都なだけでしょうし。) 故郷やその自然や文化を大事に思う人が尊重され、そういう生き様や住まう所が、憧れられる存在になる時代が、すぐそこに、来ているのだと思います。 (こういうことは、言葉で牽引して事実、実現してしまうのが面白みですね。) 乞うご期待! 

    2009年5月15日 11:14 | sasuke

  • この類の本は好きなので、よく読みます。良い本だと思っています。 ところで、西村さんは6月、神山をプライベート訪問します。 あっ、いけねぇ!プライベートだったに言っちゃった・・・(笑)

    2009年5月15日 15:34 | 大南 信也

  • 写真、色気はないですが、皆さん良い表情されてますねぇ。 とっても短い時間でしたが、徳島市内からだとあのぐらいの時間でも行けて、神山に触れることができる というのがわかって良かったです。 そして、「寄井座」紹介記事もリンクしていただき、ありがとうございます!

    2009年5月15日 17:41 | かわい

  • sasukeさん、空港とは正反対にある町やのにねぇ・・・。 神山のあるがまま、ありのままが伝わればと思います。 また、中央にも地方にも、官にも民にも、より良い国を つくりたい一心で、真剣に問題と向き合っている人が たくさんいることも感じます。この国、捨てたもんじゃない!

    2009年5月15日 18:46 | 大南 信也

  • かわいさん、 中央の僕に代わって、(天井広告に名の上がっている) 都楼の「君子」さんがあの場に居てくれたらと思います。 色気プンプンだったでしょうねぇ・・・(笑) いつの日にか「君子」さんの写真を探して、寄井町を 訪ね歩いてみます!

    2009年5月15日 18:58 | 大南 信也

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