いい出会い・・・・。
なんでも2010年3月15日
「最近の若者は・・・」などと言い出すと年をとった証拠です。
昨日の日曜日改善センターで友廣裕一氏を囲んでの勉強会に行ってきました。この勉強会実に有意義な会となりました。土曜日には上分で勉強会を開いたのですが、たった一日で終わるのは惜しいということで改善センターに場所を変えて、日曜日も行われました。
本日のメインスピーカーは、東京都墨田区在住の友廣裕一さん。まだ25歳の若者でした。私にとっては孫のような年齢です。過疎地・限界集落日本一周「ムラアカリをゆく」と題して180日間にわたり約70の農山村を訪ね歩く旅を実施。無銭旅行に近い旅のの経験を映像を使って私たちに語りかけました。
彼は、「自分の仕事を考える3日間」プレイベントスピーカーでもあり、リビングワールドの西村さんや大南理事長ともつながりのある人です。朝の10時から昼食をはさんで午後3時ごろまでの学習会でしたが時間のたつのも忘れるほど充実した話し合いがもたれました。
新居浜から参加してくれたこの若い女性、四国カフェにも参加してくれていて、「馬で日本一周をするには・・」というユニークな討議課題を提案して会場を沸かせた人でした。隣の学生は東京理科大工学部の院生です。
最近神山によく取材に訪れる二宮アナ、なんと本日の講師の友廣さんとは大学(早稲田大)の学友だとか。世間は狭い。
友廣君の日本中の限界集落を回っての体験談、考えさせることがたくさんありました。たくましく生きる人の営み、先人の知恵などからいろんなことが学び取れました。面白い発想の意見が聞かれました。それは大都会こそ限界集落でないのかという考えです。人のつながりの希薄な大都会。ぎゅうぎゅうの満員電車に乗って体を押し付けられる毎日。もう我慢の限界だということ言うことです。思わず笑い出しましたが、そういう意味での限界集落です。
写真左の若者。友廣君の友人の福田君、高知大学の学生ですが、名刺を交換すると肩書きに、「里山で育った、自然児」と書いてありました。命がけでスズメバチを獲る話、自然薯を掘る話実に話題が豊富で、ほんと生粋の自然児です。しかし、考え方のバックボーンがしっかりしていて実に魅力的な若者です。
こんな若者の話を聞いていると、「最近の若者は・・・」などと口が裂けてもいえないほどの力強さを感じました。
勉強会を終えて午後3時ごろから県外から参加してくれた二人の若者を連れてアートツアー。これには非常に感激してくれました。ほんの数時間で神山の魅力に取り付かれました。またの来町を約束して別れました。
2人の若者と別れたあとは焼肉梅里で行われたアーティストの歓迎パーティーに参加。この度来町したアーティスト、セス・ホーチャーさん。アメリカのアーティストで29歳の若者。写真・インスタレーションを得意分野とします。KAIRにも2年続けて応募しましたが選考に洩れて、ベット&スタジオのアーティストして神山に来ました。4月末ごろまで神山に滞在して制作活動を行います。
KAIRの主要スタッフが集まり歓迎会。レジデンスの実行委員のチームワークのよさと温かい歓迎振りに彼も大感激。
一夜明けて本日、セスさんとその友人あさみさんを町内案内。主として過去のKAIR作家の作品群やアトリエを案内。朝10時から午後3時ごろまでじっくりと案内しました。どの場所にも心を奪われ今日一日で神山の大フアンになりました。
しだれざくらも次の日曜日が見頃でしょう。21日には恒例の「桜祭り」が行われます。その日は「か・み・や・まるけっと」も寄井座で行われ忙しくなりそう。
セスの友人のあさみさんは明日神山を離れます。彼が滞在中にはもう一度神山を訪れるとか。
今日も充実した一日が送れました。
中原 亨
神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。
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コメント一覧
逆に「最近の年寄りは・・・」って言われるんちゃいまっか(笑)。
2010年3月15日 22:24 | 大南 信也
お久しぶりにコメントお邪魔します。 わたしも一応“若者”ですが・・・ これを見ると何だか自分がちっぽけに思えちゃいますね。 私は自分のことで精一杯です(反省) 同じ世代の方がこんな事を考えて、ちゃんと行動に移してしてるんですね。 もっといろんなものに目を向けて生きよう! 元気と勇気もらいました♪ありがとうございました!
2010年3月15日 22:53 | SAYA
おお!SAYAさん、お久しぶりです。お元気ですか? まっ・・・出来る時には出来ますし、出来ない時には出来ません。 可愛い子供さんに寄り添ってあげるのが、今は一番よろしく思われます。 ご覧なさいませ。 トオルちゃんをはじめ、子供から相手にされなくなった連中ばかりが、やってるじゃ、あ~りませんか。(笑)
2010年3月16日 00:39 | ニコライ
お久しぶりです。 ともひろさん、 事前の情報から、 ものすごゴッツくてでかい男 をイメージしてたんですが、 普通の好青年で、 それにまた感激してしまいました。 PS 故河合隼雄氏が、 多くの物語、 主人公は若者だけど、 ポイントポイントで出てきて助けるのは、老人 と話されていたのを思い出した、 若者でも老人でもない かわい でした。
2010年3月16日 19:22 | かわい@高松
故 梅原 猛 氏が言ってました。 “ かわい ” 奴っちゃな・・・と。 (いけねぇ・・まだ生きていた)
2010年3月16日 22:57 | ニコライ
都会こそが限界集落~満員電車に詰め込まれて限界!~という発想 また 「里山で育った、自然児」というマイ名刺のキャッチ・コピー サクサク来ますね、気持ちに。 (おもいきり共感しますね。)
2010年3月16日 23:13 | sasuke
かわい (じゅんをかえれば、) わかい だなぁ(笑)。
2010年3月17日 08:52 | 大南 信也
出遅れました!すみません! 先日はどうもありがとうございました。 そして、中原さんは素敵なレポートも・・・感謝です! さて・・・ (おやじギャクは置いておいて…笑) →SAYAさん >私は自分のことで精一杯です(反省) ぼくも自分のことで精一杯ですよ… ただ、少しだけ回りに恵まれていただけです。 またぜひお話しましょう! →かわいさん >ものすごゴッツくてでかい男 >をイメージしてたんですが、 >普通の好青年で、 >それにまた感激してしまいました。 期待を裏切ってしまってすみませんでした(笑) それにしても「ものすごゴッツくてでかい男」って… なんか人間の表現ではなさそうですね! →sasukeさん 共感ありがとうございます~ またぜひお話できたらうれしいです! これを機にまた神山へ訪ねさせていただけたら幸いです。 江田地区の皆さんにもよろしくお伝えください。 どうぞよろしくお願いいたします!
2010年3月24日 02:26 | 友廣裕一