今年も神山中学校3年生とオランダのピーテル・フルン校との
オンライン交流を実施しました！

神山町ではこの3年ほど
町内の外国籍の方と交流する町内交流会（今年のレポート）と
オランダの学校と神山の中高生が交流する学校内オンライン交流をしています。

今回は、中学生たちの交流の様子をお届けします。
今年の相手は、1歳年上。
さて、どんな交流になるでしょうか！？

交流前、事前にオリエンテーションを実施しました。
今年は、城西高校神山校の3年生でイタリアに短期留学した大城由羅さんから「トビタテ留学JAPAN」による自身の留学体験についてお話ししてもらいました。 

彼女は
「海外に行きたい！」という思いは前々からあったものの、渡航にはたくさんのお金がかかるので難しいと思っていたそう。
でも、高校2年生の時に、「トビタテ留学JAPAN」という
留学を金銭的に支援してくれる制度があることを知り、チャレンジして無事選考に通りました。

彼女が訪れたイタリアでの経験を踏まえ、コミュニケーションのコツを教わりました！ 

（大城さん作成のスライド資料より）

中学生たちが今回チャレンジするのは、オンラインでの交流ですが、コミュニケーションのコツは一緒ですね。

それから、本番に向けて、
自分たちの自己紹介を作成しました。 

自己紹介は、動画かスライドか、なにで作成してもいいと伝えたところ、
全員がタブレットを開いてスライドを作成。
先生曰く、そういうのつくるのは、得意だそうです。

作成した自己紹介スライドをメールでオランダ側へ送付し、
各自聞きたいことや紹介したいものの準備をして、本番を迎えました。

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今年の3年生は9名のため、2人ずつに分かれ、
英語サポーターが​各グループについて行いました。
英語サポーターはあくまでも”サポーター”。全てを通訳するのではなく、
「相手の言ったことがどうしてもわからない時に助けてもらってね」と中学生たちに告げてスタートしました。

こちらのチームのサポートはホアン先生。 

各チームで交流テーマが決まっていて、最初はそれを元に話し始めます。
ただ、時間が30分ほどあるため、用意しているものが尽きる！

そのため、なんとか質問を絞り出したり、
オランダ側が質問してくれる内容に頑張って答えていきます。
日本人同士でも初対面の人と30分話し続けるのは、簡単ではないのに、同年代とはいえ、英語を使って、初めましての人と話すのはなかなかのチャレンジです。

あるチームは、あえて何も準備をせずに、
本番に思いついたことを質問したり答えたりと楽しく過ごしていました。

ちなみに、写真が少しわかりづらいですが、
神山側は、横に並んで話をしていますが、オランダは座り方も自由。 

「髪も服装も自由だな～日本もそうなればいいのに」
という中学生の呟きも聞こえてきました。

こちらのチームは、準備していたことが落ち着いて、さあ何話そう、という雰囲気。
流れで、日本の遊び「オセロ」の説明をすることになり、
一旦は、英語で説明しようと考えてみたものの

「・・・」

言葉が出てきません。 

思い切って黒板に書いて説明をしてみると、
そんなに英語を使わなくても伝わった！

英語がすぐに浮かばなくても、色々な伝え方がありますね！

困りながらも、迷いながらも、
各チームなんとか奮闘し、コミュニケーションをとっていました。
最後に、その場でお願いをして、お互いの代表メンバーが御礼のコメント。

日本語でも大丈夫！と伝えましたが、神山側も英語で楽しかった気持ちを伝えられていました！

（集合写真）

毎年のことですが、オランダ側が興味を持ってたくさん質問してくれたり、
話をしてくれるのがありがたい状況。

また、神山側も相手の英語が速すぎてリスニングはかなり難しかったものの
なんとかコミュニケーションとってみよう！という意欲の見える時間でした。
サポートした大人側も中学生たちの頑張りにすごいと思ってくれたみたいです。

オランダのピーテル・フルン校とのオンライン交流はこれで4年目。
来年度以降はどうなるかまだ未定ですが、同年代との交流が継続して行っていければと思っています。

英語サポートのホアン先生、もじゃ、ゆりちゃん、高田さん、
中学生の皆さん、先生方、ありがとうございました！