「行こう、鮎喰川!」〜広野小学校編〜

なんでも2023年11月30日

投稿者:ikouakuigawa

小学校での川遊び

地域の先達と川や山で遊ぶ「行こう、鮎喰川」の取り組みを昨年度から行っています。「小学校でもやりたい」という先生たちとつながることができました。広野小学校で実施した川遊びの様子をお伝えします!(神領小学校編は別の記事でお伝えしています)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「行こう、鮎喰川!」〜広野小学校編〜

広野小学校では、これまで毎年行われていた鮎喰川での活動は、生物調査の時間として行われていましたが、先生方とも相談し、今年は「川遊びをメインにしたい」ということになりました。

「遊びを広げてくれる講師に来てほしい」ということで、今回は、これまでにもPTAなどが行う広野小学校での川の活動にご協力いただいている、川塾の塩崎健太さん(通称ぺぺ)にお越しいただきました。実施したのは、夏休み期間中の登校日。全校児童が参加して、川遊びを行いました。

当日と、当日を迎えるまでの日々をお伝えしたいと思います。

「当日、もしも雨になったらどうする?」と保護者の方々と先生方。

そこで、「雨が降ったら体育館で、竹でテントを立ててみるのはどうだろう?」とぺぺさんが提案。前日、早朝から、保護者の方と先生方で学校近くの竹林へと出かけました。

切り出した竹は、軽トラに乗せ、学校へ持ち帰りました。ナタを使い枝葉を落とし、伐り口にはやすりをかけ、子どもたちが怪我をしないように・・・。みんなで汗を流しながらせっせ、せっせと準備作業に勤しむ先生と保護者の皆さん。
 

和気あいあいの先生方。暑い中での作業でしたが、たくさん笑い声が聞こえてきました。

さて、雨対策も万全に、迎えた当日。
しっかり晴れました(笑)。

「子どもたちが集まってくる前に!」と、川の中へと入っていくぺぺさん。
たった数十分の間に、いろんな生き物たちを捕ってきてくれました。
 


広野小学校は全校生徒31名。
小さな小学校ですが、学校のすぐ裏に鮎喰川があるという、素敵なロケーション。
 


川で遊べることを楽しみにしていた子どもたちが、川へと集まってきました。
 


ぺぺさんが自己紹介をしたあと、鮎喰川で「いま、捕ってきたばかり!」の生き物たちをみんなに見せてくれました。「これはギギ」「これはテナガエビ」「これはムギツク」と、捕ってきてくれていた生き物の名前を子供たちに教えてくださいました。

そして!いよいよ、川へ!

「ガサガサやってみたい人ー!」
呼びかけるぺぺと一緒に川に入っていく子どもたち。
 


「泳ぎたい人ー!」と先生方と一緒に川に入っていく子どもたち。
 


それぞれがやりたい川遊びに夢中です。

すると「岩のところにウナギみたいなんがおった!」と低学年の男の子。
網を持ち、ずっと水中に目を凝らしたまま、微動だにせず。
 


どのくらい時間が経ったのでしょうか。

突然「捕れたーーっ!」と大きな声が聞こえました。
近づいて、その子のたも網の中を覗いてみたのですが・・・
「?」
いない・・・。

ふと見ると、なんと、その子の手の中に魚が!
「いる」と魚の気配を感じた男の子。岩陰に隠れた魚を見つけて、そぉーっと、そぉーっと手を近づけ・・・最後は手掴み!!したそうです。

手に捕まえていたのは、カワムツ。動きの速い魚です。
手で捕まえるなんて・・・!

一方、こちらも負けてはいません。
 


すごい集中力!

容れ物の中には、いろいろなお魚たちが増えていきました。
 


こうして、魚を捕る子もいれば、
 


ライフジャケットで浮かんだまま、川を流れてみる子どもたちも。

広野小学校では、長年にわたり、鮎喰川での水質調査を毎年継続して取り組んできたそうです。繰り返してこられた川での営みが、子どもたちの川への親しみを生み、育ててきたことと思います。

そしてそして。前日に保護者の方と先生方で準備されていた竹は、この日、保護者のお父さんたちによって、川のベンチとして組み立てられ、憩いの場となっていました。(拍手っ!)
 


また来年も、鮎喰川でいっぱい遊びましょう!

(書き手:田中泰子)

ikouakuigawa

まちを将来世代につなぐプロジェクトの中の施策2-7「地域の先達にまなぶ、防災教育を兼ねた「子どもの自然体験」の促進」の取り組みを紹介しています。 神山つなぐ公社(田中泰子、秋山千草、中村奈津子)を中心に、高校生・大学生スタッフが運営しています。

ikouakuigawaの他の記事をみる

コメント一覧

  • 現在、コメントはございません。

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください