「行こう、鮎喰川!」川編①~上分中津で見釣り編〜

なんでも2024年9月24日

投稿者:ikouakuigawa

昨年に引き続き、今年も上分中津にて、7/13「行こう、鮎喰川!」の活動を開催しました。
今年度1回目となる子ども達との活動です。
先達はこの地域で暮らす森 嘉敬(もり よしのり)さんことYOSHI-Gと先達プログラムでは毎回来ていただいている河野誠敬(かわの のぶたか)さんことNOBU-Gがご一緒してくれました。

子ども達がやってくる前、午前中にあゆリーダーと先達とで事前準備を行いました。

※あゆリーダーとは?
「鮎喰川が大好きでたまらない」、「こどもと関わる仕事をしてみたい」という高校生や大学生たち。ともに場をつくるボランティアスタッフです。


参加者用に見釣り用の釣竿を作成。


先達が丁寧に教えてくれます。


 


高校1年生で今年「行こう、鮎喰川!」の活動に初めて参加する「あゆリーダー」もいました。
準備を終え、メンバーで輪になり、自己紹介と今日の意気込みを聴き合いました。


あゆリーダーに向けて、YOSHI-Gからお話をいただきました。
子どもの頃からこの地域で育ったYOSHI-G。
当時の暮らしを、写真や道具も見せてくれながら「自分は釣り名人で、魚から指名手配されとった」など、
ユーモラスに優しく語りかけてくれました。
NOBU-GもYOSHI-Gもよく冗談を言って私たちを笑わせてくれます。

お話を通して時代を生きてきた知恵を、
話す姿からは、土地や私たちへの愛情が伝わってきます。
先達と過ごす時間で私たちはたくさんのものを受け取っています。

午後、子ども達がやってきて活動がスタートです。


安全講習の経験を踏まえて、子ども達のライフジャケット着用を手伝うあゆリーダー。


みんなでYOSHI-Gが遊んで育った川、大中尾谷川へ向かい、YOSHI-Gからのレクチャーです。見釣りのやり方を教えてもらい、YOSHI-Gからお手本を見せてもらいました。
昨年もそうでしたが、今回も1発で魚を釣り上げるYOSHI-G!お見事です!!

さぁ!みんなもやってみよう!!

エサを見つけてハリにつける。エサには、砂虫とYOSHI-Gが呼ぶ、トビケラの幼虫をとって、使います。


 

先達に丁寧に教わったあゆリーダーがそれに倣うように、子ども達ひとりひとりをサポートしてくれます。


「釣れたー!」とこの笑顔。活動中、リーダーは子ども達のサポートをしつつ、自分たちも遊びを楽しみました。


「とれたよーー!」と見せに来てくれる子も。女の子達は3人で魚を追い込んだり、作業を連携して楽しんでいました。


昨年0歳で活動に参加してくれた、地域の子。昨年は陸から活動を見ていたのですが、今年は網を持ったお父さんと一緒に川に入っていました。活動を通して成長を共にできること、とても嬉しく感じました。


捕れた生き物を集め水族館づくり。ちびっこキッズはおたまじゃくしも捕まえていました。

釣りが達者なメンバーは上流のフィールドへ

こちらはすっかり釣り人の佇まい。

シュノーケルをつけ、身体を浮かばせ、全集中!

捕れた魚は素揚げに。先達が「一番美味しい食べ方」と教えてくださったので、昨年はスタッフが素揚げにしていましたが、今回はなんとYOSHI-G自らが調理までしてくれました。

捕れた魚の水気をキッチンペーパーでとり、まとめて豪快に油の中へ!
手慣れた手つきで調理も見せてくれました。


見事な姿あげ!!!カリッと揚げ具合もバッチリでした!!!



みんなで分け合って、命をいただきました。

着替えも終え、活動の最後にYOSHI-Gからこの地域であった災害の話をしていただきました。

「見えているあの山の斜面が一面崩れ落ちたこともあった」など、景色を見ながら、昭和13年に起こった大雨による土砂災害の話と、その後、昭和49年に起こった土砂災害のこととを、当時の暮らしと共に様子をお話しいただきました。

先達から「この活動を元気に続けられるのもあと何年か、、」との言葉もききます。
先達と子ども達を繋ぐこのプロジェクト。
先達達の姿に触れ、私も自然と共に暮らす豊かさ、土地や同じ地域に暮らす人への愛情を繋いでもらった一人。スタッフの私自身も、先達を、ここに暮らす子ども達を、そして神山という土地を、活動を重ねるごとに好きになっていきます。
「各地区の魅力」や「豊かな自然と共にある暮らしの喜び」を次世代に伝える機会として、できることを積み重ねていきたいと背筋が伸びる想いです。

報告者*神山つなぐ公社:中村奈津子
 

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この活動は、
まちを将来世代につなぐプロジェクト
2−7 地域の先達に学ぶ、防災教育を兼ねた 「子どもの自然体験」の促進
に基づいて、行われている活動です。 

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〜お知らせ〜
「行こう、鮎喰川!」では、FacebookInstagramでも活動の様子を発信しています。

関心のある方は、ぜひ更新を楽しみにお待ちください。

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ikouakuigawa

まちを将来世代につなぐプロジェクトの中の施策2-7「地域の先達にまなぶ、防災教育を兼ねた「子どもの自然体験」の促進」の取り組みを紹介しています。 神山つなぐ公社(田中泰子、秋山千草、中村奈津子)を中心に、高校生・大学生スタッフが運営しています。

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