1108 #ただ、本:第二夜 -秋の夜長にただ、本を読む会-〈鮎喰川コモン〉
なんでも2024年12月25日
少し前になるが、11月8日㈮の18時ごろのことを思い返してみる。
あたりが暗くなるにつれて、
秋の匂いを纏った空気が冷たくなって。
夜の時間が、夜のコモンが始まる。
そう、思ったんだった。
この日、18時から始まる企画
「ただ、本。」夜のコモンで、ただ、本を読む。単純明快なこの企画。
昨年開催時に、いらっしゃったみなさんから大変ご好評いただいたことで
「来年も絶対、やろう」って、昨年度からずっと思っていた企画です。
やるなら、まったく一緒じゃあつまらない。
じゃあ、ああしよう、こうしよう、こんなのはどう?
なんて色々とアイデアを出し合って。
素敵な夜になるように・・・。
いらっしゃるみなさんが、楽しんでくれますように。
そして、第一夜と第二夜に分けての開催を決めました。
第一夜の様子は、前回の記事でまとめています。
1017 #ただ、本。第一夜-秋の夜長にただ、本を読む会-
https://www.in-kamiyama.jp/diary/83643/
第二夜の様子はここからお届けです。
第二夜は、昨年と同じで対象を小学生以上(保護者同伴)とさせていただき、
ゆっくり静かに本を読むという時間にたっぷり浸るもの。
この夜を本格的に楽しむためのお供達はこちら。
※こちらの企画は11/30で終了しています
まずは「みんなの本でつくる、コモンの本棚-2024-」
こちらは胸熱の企画。
11月いっぱいまでの期間限定の本棚ができあがっているんです。
今年も、面白そうな本がたくさん並びました。
私の気になって手に取ったのは、
「おむずびの転がる町」「人は他人」こちらどちらもコミックで、読了。
この夜も、こちらの本棚に吸い寄せられる大人がいました。
本との一期一会かも。
もちろん、コモンの蔵書も季節感たっぷりで魅力的です。
それから、温かい飲み物があるといい。
今夜は阿波晩茶をセレクト!
阿波晩茶って、体の内側から温めてくれるような、なんとも大人のお茶。
心まであったかくなる。
この夜を楽しませてくれたお供たちなのでした。
また、別の角度から、ぐっと深く深く
「本」を嗜みたい方たちはこちらも楽しんでいました。
「哲学カフェ in Kamiyama」
今回はテーマを「本」にまつわるものでとリクエストし、
長谷川浩代さんに開催していただきました。
今回の哲学カフェでは、こんなやりとりがありました。
本を読むことが日常に溶けこんでいる人たちに、 ポンッ と投げ込まれた問い。
みなさん、なんで本読むんですか?
.
.
.
素直な問いかけに、一瞬の ”間” が空間を通り抜けた感じがしました。
Aさん
・・・知りたいことがあるから。
Bさん
この本いいよって勧めてきた、この人がどんな人なのか知りたいから!
Cさん
本の形、手ざわり、香りが好きなんだよね
Dさん
本を読んでいると、辺りの空気が澄む感じがして好き。
この問いに答えることで、みなさんきっと
本を好きになったときのことを思い出したんじゃないでしょうか。
他にも
なにを持ってこの本が面白いと言えるのか?
本とどんな付き合い方してる?
もし本がない世界だったら?
色んなテーマがみなさんから出てきてました。
「本」についてなんて、どこまでもいくらでも話しができちゃうんですね。
当日、哲学カフェが開催されているところの空気は、他のところよりも
ちょっとあったかかった気がしています。
人のぬくもり、共感の気持ち、それぞれの思考が深くなっている感覚、
そんなものたちが集まっている感じが、とても興味深かったです。
コモンハウスの別の空間では、
小学生の女の子がお母さんといっしょに本を読んでいました。
いつもコモンで友達と遊ぶのとは違って、今日はお母さんと一緒。
子と母の、ありのままの無垢な姿を見た感覚がしました。
あの背中、忘れられないだろうなぁ・・・
あの夜、みなさんの居場所としてコモンが居られたこと。
そして、みなさんの中にコモンという居場所があることをとても嬉しく思います。
また、遊びましょうね。
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