「つなぐ農園」と「里山の会」
なんでも2019年6月28日
本記事はイン神山内の「ほぼ月報」という枠組みの中で執筆しました。2019年〜2021年までは神山つなぐ公社が「まちの様々なプロジェクトのいま」を、2022年以降は神山つなぐ公社とグリーンバレーで「神山に関わるみなさんと共有したいまちのできごと」をお伝えしています。
「農と食文化」では、神山の農業を将来世代につなぎ、伝統的な食文化を受け継ぐ取り組みをはじめ、まちの中の農業に関わるプロジェクトに触れて生きます。今回は、「フードハブ・プロジェクト」が、お米・野菜・小麦・果樹などを育てている田畑「つなぐ農園」を紹介します。
「つなぐ農園」では、まちの人たちから借り受けた、農地・耕作放棄地・耕作放棄予備群などを活用しています。農作物を育てる生産の場であることはもちろん、 地域に合った農法を実践する人の育成、まちの景観を守る社会的農業の実践、地域の学校との連携など、さまざまな役割をもつ場として大切につないでいく農園。町内にある食堂「かま屋」の食材としても、町外への出荷も行なっています。
町内には「つなぐ農園」だけでなく、ほかにも農業に関わる人たちの姿があります。神山で有機栽培または、特別栽培で野菜づくりをしている「里山の会」のみなさんもそのひとつ。次の世代の担い手が地域に出ていく際は、地域に新規就農者を繋いでくれる、サポーターとして担い手をともに支えていく心強い存在です。「つなぐ農園」と「里山の会」では、「栽培方法」「種の選定」「栽培技術」などに関して情報や意見の交換をしながら、神山での有機栽培・特別栽培での栽培技術を一緒に高めるなど連携しあう間柄です。
ただ作物を生産するのではなく、農業について考え行動し景観を守り、地域の農業と食文化を次世代につなぐ農業者を育てる。 それがひいては神山町の活力につながってゆくことを願って。農という生き方に、日々汗を流して取り組んでいる様子はとても健やかで、つくられた野菜やごはんを食べることに幸せを感じています。いま何を食べるのか、何を大切にしていくのか。一人ひとりの行動が、神山の農業を支えることにもつながっているとわたしは信じています。
● 神山つなぷろ #1 地産地食[フードハブプロジェクト・その1]
フードハブ・プロジェクトの近況や取り組みはこちらから
・『かま屋 通信』2019月5月号特集は「みんなでつくる全体会議」
<執筆:藤本彩>
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