晩秋のトスカーナ(4)

なんでも2010年12月22日

大南 信也

投稿者:大南 信也

高み(その3) マンジャの塔(シエナ)

11月10日、フィレンツェ中央駅(SMN駅)の西側にあるSITAバスターミナル駅から長距離バスでシエナに向かいます。

あいにくの雨。「雨のフィレンツェ!」と言えば、何かロマンティックな印象ですが、暗くて寒いです(笑)。

雨と通勤ラッシュで混み合うフィレンツェ市街を通り抜け、高速道路に向かいます。(2010年11月10日09:10CET)

郊外に出てしばらくすると運良く(?)曇天。車窓から眺めるトスカーナの農村風景は格別です。気持ちがビヨーーーンと緩んでゆったりと落ち着きます。田舎育ちの所為かな・・・。

時速130kmで疾走するバスからは、良い写真が撮れません。残念至極!(2010年11月10日09:42CET)

走ること約一時間。丘の上にある、城壁に囲まれたシエナに到着。ここは13世紀から14世紀にかけて銀行業と商業で栄えていましたが、その後のペスト流行などで衰退が始まり、1554年、対峙していたフィレンツェに征服されたそうです。

林立する中世の建物に挟まれた石畳の道を進みます。(2010年11月10日10:36CET)

中世の面影を色濃く残した迷路状の通りを抜けると、世界で最も美しい広場の一つとされるカンポ広場が姿を現しました。

カンポ広場に建つプッブリコ宮(右側)とマンジャの塔。(2010年11月10日10:43CET)

そして、このカンポ広場を見下ろすかのように屹立しているのがマンジャの塔(高さ102メートル)。目指す高みです。(数々の高みを征した勢いを駆って)エレベータは使わずに、レンガ造りの塔を一気に登ります。

下から見上げた階段。正方形の壁をなぞるように503段の階段を登っていきます。目が回りそう!(2010年11月10日10:53CET)

展望台にいた外国人カップルの写真を撮ってあげたところ、「じゃあお返しに!」と返礼ショット。

せっかくのご好意なので甘えてはみましたが、どう考えても‘アラ還’に近づいた中年男性のツーショットなんて、様にはなりません(笑)。(2010年11月10日11:09CET)

でも、高みからの展望には思わず息を呑みました!!!

世界中で最も美しい広場と言われる理由が分かります。夏にこの広場で「パリオ」と呼ばれる競馬が行われます。(2010年11月10日11:07CET)(2010年11月10日11:07CET)

城壁に囲まれ、細く曲がりくねった石畳の道が迷路のように入り組んだシエナの街を歩いていると、中世に向かって一メートル当たり一年の割合でタイムスリップしているかのような錯覚に陥ります。とともに自分の存在がやけにちっぽけに思えてなりませんでした…。

さて、これで高みの話はお仕舞い。次回はいよいよ地球を飲み干す酒神バッカスが登場します(笑)!

【本日のつぶやき】 「佐藤と大南は、○○○ビールからの助成金を使ってイタリア旅行に行った」という噂が実しやかに語られていたのだとか!?(思わずぷっと吹き出しましたが)二つの異なる事実を組み合わせて一つの壮大なストーリーを作り上げた御仁の類稀なる構想力には感服、脱帽。大好きなんです!クリエイティブな人。(笑)

TO BE CONTINUED…

大南 信也

大南 信也

グリーンバレー理事長。日々「せかいのかみやま」づくりに精励してます。人を強制せず、人に強制されずの自由人。職業?「社会起業家のたまご」としときます。最近の関心事は(西村さんの向こうを張って)「みんなの仕事をつくること」。そして、クリエイティブに過疎化を進める「創造的過疎」。

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コメント一覧

  • おぉ・・・!素晴らしい! 「旅行記」が続いてる・・・・(笑)

    2010年12月22日 07:29 | ニコライ

  • 晩秋の出来事ですが、 冬至を迎えてもまだ半ば。 立春までには終えなきゃね…(笑)

    2010年12月22日 08:03 | 大南 信也

  • ああいう街の魅力は、計画や設計では出来ないものですね。 学生の頃に訪れて、カンポ広場のいびつな形や、地面の傾斜具合に戸惑ったものです。当時大学で学んでいた物事の魅力と、どう接続させればいいのか、わからなくて。

    2010年12月22日 17:40 | 西村佳哲

  • 整然と区画された敷地。 申し分のない住宅地は、 なんか つまんなく感じる。 私の性格がゆがんでいるから?

    2010年12月23日 11:25 | ニコライ

  • 「性格」じゃなくて、「年」の所為なんだと思う。 いろいろな歪んだものを見てきた結果として・・・。 「冗談」じゃなくて、「本当」に!(笑)

    2010年12月23日 23:46 | 大南信也

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