
ベッド&スタジオ プログラム Kimさんの作品、完成間近!
アート2018年7月20日
6月下旬からベッド&スタジオプログラムにて神山町で滞在制作中のキム・ボスケさん(オランダ)の滞在も残りわずかとなってきました。一緒に滞在しているパートナーのメノーさんと娘のポリーメイちゃんと町内のあちらこちらを巡り、カメラを持って自然の中を歩き、
この度、
アワガミさんが長年培ってきたノウハウからアドバイスをいただきながら、どのような手法が一番適しているのかを話しあい、残りの滞在期間内にどのように制作を進めていくのがベストなのかプランニングを立てて、
事前に1日かけてこんにゃく貼りした和紙の作品を藍染めの釜につけていきます。
このプロセスに1枚で1時間以上。 布を染める時と同様、染める前に水をかけ、長い時間をかけて藍染めの液に浸け染め上げて、そしてまた水で洗う。。。それでも、破れることもなく、美しく変化していく和紙の強さには驚くばかりです。
今回、制作している作品は今週末(7/21)に阿波和紙産業伝統会館で開催されるアーティスト・トークと、来週金曜日(7/27)の神山でのオープンアトリエでご覧いただけます。
みなさま、この機会にぜひご覧ください。
詳細はこちらです。
①特別アーティスト・トーク/山川町、阿波和紙産業伝統会館(7/21)
➁ベッド&スタジオ「Kim Boske」オープンアトリエ/神山町、下分アトリエ (7/27)
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Kim Boske
キム・ボスケの作品は、時間の経過によって起こる物理的変化がどう自分たちの視点に影響を与えるのかを、観察することである。
個々の観点、それらをいくつも重ね合わせひとつのイメージにすることで、さまざまな層が織りなす新たなリアリティーを生み出すのである。そこには何層にも入り組んだ複雑な世界が存在し、これは彼女にとってそのもののあるべき姿であり、作品の要として表現される。
それゆえ、不自然さともいえる違和感を覚えるかもしれない。しかし、物語と景色の調和が損なわれることはない。作品の構築を通して、鑑賞者は写真に収められた多種多様な物質や景色の色調・形を感知し、ゆっくりとその本質を捉えることができるのだ。
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