ニコライさんがご報告くださった上分江田地区での田植え
（ https://www.in-kamiyama.jp/diary/10849/ ）
より遡ること数日、神山塾生は先んじて
大埜地にある田んぼで田植えをしておりました。

この大埜地の田んぼというのは、
杉本さんがお持ちの田んぼを杉本さんと藤本さんのご指導の下、
新たに神山住民となった伸さん・ジュリアン・タッキーの３名と、
力を合わせてお米を作ることになったものです。

当日、朝早くに集合してみるとこんな感じでどんより天気。
しかしながらそんな天候にもめげず、
持ち前の陽気さで田植えに臨む塾生の５人。
トップの写真左よりタケくん、ジュリアン、
伸さん、タッキー、そして国子さんです。

自分と国子さんを除き、みんな田植えは初体験。
泥に足を取られたり、足跡が出来て植えにくかったりと、
はじめは恐々といった具合に植えていましたが……

徐々に慣れてきたのか、次第にさくさくと植えていきます。
それでもまだまだ先は長いな～と思っていたそんなとき、
神山塾生の日頃の頑張りの甲斐あってか、
強力な助っ人が続々と現れてくださいました。

まずは“粟飯原のお父さん”ことやすのぶさんが、
田んぼ定規を携えて駆けつけてくれました。
夫婦仲良く共同作業の図にございます。

ちなみに先の写真で写っている枠の形の田んぼ定規、
これも粟飯原さんご夫妻がご用意くださり、
江田の田植えでも抜群の機能性を発揮しました。

そして岩丸家のまさきさんも、お忙しい中ご参加。
見てください、このはじけんばかりの笑顔を！

先月末のこども塾といった活動にもご協力くださるなど、
神山によく帰ってこられる、まさきさん。
田植え話の際に「神山に来ると癒される」と、
しみじみ仰ったのが忘れられません。

さらに、お昼時にはお仕事の合間を縫って、
杉本さんと藤本さんも様子を伺いに来てくださりました。
謂わば農業初心者集団の初めての稲作。
期待していただいているにせよ、
心配していただいているにせよ、
こうして気にかけていただけるのが何よりありがたいことです。

午後からは、神山塾生のハッセーとまりえちゃんも参加。
泥にまみれる仕事も真面目に楽しくこなしていきます。
こういった塾生みんなの前向きさというのも、
神山塾での半年間を経て得られたものかもしれない、
と勝手ながら思う今日この頃です。

  ラストスパートは７人が横一列に並んで、
力を併せて田植え。これがなかなかに壮観でした。「こんな風にみんなで田植えするなんて30年ぶりやわ～」
と国子さんも大はしゃぎ。
30年前には確かにあった風景を大埜地に呼び戻した、
と考えるとちょっとすごいことかも。

そして、

田植えの終わった田んぼの様子がこちら。
とても初心者が植えたとは思えないほど綺麗に植わっております。
田植えが終わる頃には空も晴れてきて、
さながらみんなの頑張りに応えているかのようでした。

と、ここで終わっていれば万々歳だったのですが、
実は苗が足りなくなって全面植わらず。
後日延長戦があったりしましたが、その様子は割愛いたします。

さてさてこの田んぼ、
一期生が田おこしや代かき、田植えをして、
移住してきた若者が水の管理や草刈りをして、二期生が収穫する。
こうやって次へ次へと繋げていけたら、と思います。
ちなみに食べるのは僕の専門なのでお任せあれ。

それでは、ご参加くださった塾生のみなさん、
ご協力くださったみなさま、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました！