いろんなとこ行きます
なんでも2008年5月25日
昨日は珍しく病院に行ってきた。病院って苦手だからあんまり行かないんだけど
ここんとこ、お腹のできものの調子が不安定で、う〜むって思っていたら、友達が「なんか変だけど『効く』病院があるよ」と教えてくれたものだから
『どんなふうに変なの?』と問うと、
『いや、それが、言葉では言い表せないのよ。。。』なんて言うものだから
気になるでないの。。。
けっこう好きなのですよ、そっち系の病院
I医院。徳島駅前、両国橋の近く。こんな街中に、こんな偏った病院があるのが徳島の不思議なところ。
ちなみに、県庁のすぐそばにも、M医院というマニアックな病院があって、ぼくはたまに、お茶飲みに行く感覚で診てもらいに行く。
お昼の診療開始時間に5分ほど後れをとって到着すると、すでに数名の方が待たれていた。それから待つこと2時間。待合室がほっこりムードの和室だったから、我慢できた。
でも、これで、診療5分とかだったら辛いなあ。。。
やっと通された診察室は、あんまり病院臭のないレトロな空間。(実際にはしなかったけど)お線香の匂いがしても違和感ないかも。
院長先生、年齢は80歳前後かな。小柄でちょっと座敷童入っている感じ。
しばしお話。。。
*肝臓の悪い人は、肝血流量が落ちているから、食後できれば1時間、横になっていることが大切。
ふむふむ、それはいいこと聞きました。ぼくは、食後のお昼寝が大好き。
*まわりの理解を得るためにも、自分の病気のことは隠さずに、表に出しておくほうが、なにかと風通しも良いようで、治りやすかったりします。
この日記帳でも、このあいだ自分の病気のことを書いたところ。 シンクロしてる。嬉しい。
ここまで30分。
『ってとこです』っとおっしゃるから、もう終わりかと思って帰りかけたら、『それじゃぁ、診てみましょうか』とも。
変わった診療所だと聞いていたから、お話だけってのもありなのかと思ったけど、診察もしてくれるのだ。
さて、
『診察』するのに肝臓の解剖図を使うようなのだが、それがなかなか見つからない。いろんな書類が積み上げられた机の上を『おかしいなぁ、なんでこんなこと起こるんやろか???』と言いながら捜索。5分後にやっと発見される。
よかった。
でも、次にリンパの図が必要になったときにも、同じパターンの捜索活動が繰り広げられた。
これが彼の『仕事の流儀』というやつなのか?
奇跡的に見つかった肝臓の表裏の図の上に、小さな紙切れのようなものを左手でかざしながら、右手は、机の下で、指を小刻みに動かしている。
中央卸市場の競り人か? まさか、こっくりさんではないよね?
いや、同じようなのを以前に見たことがある。O−リングテストだな。
「ふ〜ん、たしかに反応が出ていますねぇ」
よかった
って、良くはないんだけど、外から見てもはっきりわかるぐらい肝臓が腫れているのに、『反応なし』なんて言われると、なんだか辛い。2時間も待ったんだし。
それから、しばらく紙切れをひらひら、指をもぞもぞ。。。
検査なのかな?治療なのかな?
説明もなくよくわからない。『インフォームド・コンセントを!』って求めるフンイキでもない。。。
でも、心なしか、カラダの力が抜けて楽になってきたような。。。
「今日はこれぐらいにしときましょうか」
「薬は出しませんから。こういうのに効く薬はなかなかないですよ。」
「次に来られたときには、なんだったらまあ、私なりの治療のようなものをやってみましょうか。。。」
てなことをぼそぼそとおっしゃる。
そして帰り際にまたお話。
*『想い』というのは大事ですよ。腫瘍が小さく縮んでいくことをイメージしたら、そうなったりするものです。反対に、病に気をとられていると、病気になっていきますよ。
たしかに。そういうのは、十分わかっているつもりでいたけれど、ここのところ、カラダの調子がいまいちで、ついそっちにばかり意識を向けてしまい、ふと気がつくと『最後はどんなふうになるんだろう?』なんて考えていたりした。
ぼくは、この病気で死ぬことはなくて、寿命が尽きるまではちゃんと生きていくということを確信していたはずなのに(このことを話し出すと長くなるのでまたこんど。。。)、つい気を緩めるとそっちにふらふらと寄っていってしまう。
イケナイ、イケナイ
タノシイコトヲオモッテイキルノダ!
*感謝すること。たとえば、これから車に乗って家まで帰る。車なんて、じつは事故をするのが当たり前のような乗り物です。家に着いたら、無事に帰って来れたことに感謝する。そうやって感謝の気持ちを持つようにすると、いろんなことが動き始めるものです。
感謝すること。簡単なようで、難しい。つい日常の雑事の流れの中に、そんなベクトルを埋もれさせたまま忘れてしまう。
生きていることにこころから感謝することができたら、どんなにかすばらしいだろうと想いはするけど、なかなか。。。
でも、そんな日常の中から小さな芽を拾い上げて育てていくということなのだな。
ここまで、診察時間、一時間と少々。5分だけじゃなかった。
いいのかな?そんなにのんびりやってて。。。
ま、とにかく、来て良かった。
また来るかな?
う〜ん、びみょう。。。
もし、行ったら、報告します。
chan
アーティスト・イン・レジデンスのおまけのようなご縁で、嫁と犬一匹とともにの関西方面から神山に移り住んだのは2002年のこと。 最初は、ほんの仮の住まいのつもり。それがいまでは、土地を買って自分で家を建てて、本業(歯医者)からは脱線しつつも、パン屋を開いたり、カフェをやろうとしたり、、、 人生、わからんもんですねぇ。。。 ま、とにかく、日々、神山パワーを全身に浴びながらほくほく暮らしております。
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