その後の「神山森聞き」

神山日記帳2012年9月26日

投稿者:神山塾3期生

田んぼの畦道や山の片隅に紅々と彼岸花が咲いています。

萩の花や、葛の花、そして、ススキの穂も顔を出し、すっかり秋の気配の漂い始めたここ神山。

私たち、神山塾3期生の闘い(?)も、いよいよあと残すところ一ヶ月を切りました。

「ただいま~」と当たり前のように帰って来ていた場所。

当たり前のように、毎日一緒に過ごして来た仲間。

当たり前のように、目の前にあった神山の自然。

そして、当たり前のようにいつもあたたかく包んで下さった神山のみなさん。

当たり前にあったことが、当たり前ではなくなる寂しさ。

そこに出来るだけ目を向けないように、そして、溢れそうになる感謝の気持ちを胸に、今は、106()にあるイベント『Work Shopping』に向けて、一生懸命準備に励んでいます。

さて、私、神山塾3期生 橋本泰子(地元・徳島出身)のマイプロジェクトとして、現在も進行中の「神山森聞き」について、今回はご報告させていただきたいと思います。

722日の神山での「森聞き」上映会を皮切りに始まった「神山森聞き」。

映画「森聞き」は、高校生が「森の名人」と呼ばれる人たちの智慧や技に触れ、「暮らしとは何か?」「生きるとは何か?」世代を超えた一対一の交流を通して、自分自身を見つめていくドキュメンタリーの映画です。

(「森聞き」公式HP http://www.asia-documentary.com/morikiki/ )

 

「本当は、一番大切なものは自分の近くにある」

そのことに、もう一度ちゃんと向き合いたい。

そんな風に思っていた北海道での日々。

そんな矢先、神山に出会うことになりました。

神山はまさに「森聞き」の舞台。

世代を超えた出会いを通して、もう一度故郷に出会いなおしたい。

そしてこれから起こるであろう出会いを通して、もう一度これからのことを考えたい。そんな風に思ったのが、「神山森聞き」を始めたきっかけでした。

とにかくまずは「根」を張る活動をしていきたい、「神山の人」に「神山のこどもたち」が出会うということから始めたいと思い、地元城西高校神山分校に協力を依頼したところ、城西高校・安田先生をはじめ、生まれも育ちも神山という生徒さん5名が協力して下さることになりました。

そして、始まった「神山森聞き」。

「森聞き」とは?そして「聞き書き」とは?

 

城西高校神山分校

東京の大学生、聞き書き経験者の児玉くん(3期生岩瀬君の後輩です)が、講師として来てくれました。

森づくりの師匠・東谷さんの山へ

山での森聞き 

東谷さんの山

 

東谷さんと安田先生(城西高校神山分校)の対談対談

そして対談の翌日、いよいよ本番!!

大粟山にて、東谷さんへの「神山森聞き」が始まりました。

 

  神山森聞き1

神山森聞き2
いい緊張感が漂う中、大粟山の木々に囲まれた中で行われた「神山森聞き」。
彼らの一生懸命な姿は、本当に心打たれるものがありました。
高校生から東谷さんへひとこと・・・の場面で。

参加してくれたひとりの生徒さんがしばらく沈黙の後、

「僕の心の中で少し何かが変わった気がします。」

そんな風に話してくれました。

今回、城西高校神山分校の生徒さんと行った「神山森聞き」。

現在、参加してくれた5人の高校生は、放課後遅くまで学校に残って、聞いたお話を話し言葉そのままに文章に起こしていく「聞き書き」という作業をしてくれています。

今後、城西高校神山分校の文化祭での発表、そしてオンリーワンハイスクールの取り組みとしても取り上げて下さる予定だそうです。

参加してくれた高校生のみなさん、そして、全面的に協力していただいた安田先生はじめ城西高校神山分校の先生方、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

なお、高校生が行う「神山森聞き(高校生編)」と同時進行で、私自身が聞き手になって行っている「神山森聞き(塾生編)」も現在、進行中です。
  

そして、今回の「神山森聞き」、写真撮影を神山塾3期生のサバちゃんこと佐藤浩幸くん(徳島・東みよし出身)が、そして、映像の撮影は同じく神山塾3期生のぐっちゃんこと川口泰吾くん(静岡県出身)が協力してくれています。

彼らの力なくしては、伝えられなかったことがいっぱいある・・・と、今更ながら本当に感謝しています。

今回のHPに掲載させてもらった写真はごく一部。

まだまだいい写真がたくさんあります。
そして、その写真が、10月6日(土)の『Work Shopping』で私とサバちゃんが担当する「森へ行こう」ブースで展示されます。ぜひ、会場に足を運んでくださいね!

 

そして、長時間、幾度かにわたる取材に協力いただいたみなさん、そして、その方たちに出会えるよう繋いで下さったみなさん、いろいろアドバイスして下さったみなさん、いろんなカタチで応援して下さっているみなさんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

まだまだ残りの時間、「神山森聞き」は続きますが、何らかのカタチで、いつの日か、どこかで発表できたらいいなぁと思っていますので、首を長くしてお待ちいただけたらと思っています。

さぁ。残された塾生としての時間。

どう還元できるのでしょうか?

がんばります!

不安ですが・・・(笑)

 神山塾3期生 橋本泰子

神山塾3期生

職業訓練講座・神山塾の3期生です。 元の職種も様々、新卒のフレッシュなメンバーも含め、 東西南北、日本全国から年齢層も幅拡いメンバーが神山町に集結。 地域の人たちの活動に参加させていただきながら、各々のくらし方働き方を半年間見つめ、自分たちで何ができるか、探求していきます。 やったらええんちゃう、やったるでー!

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コメント一覧

  • 思いのいっぱい詰まった、投稿ありがとうございます。 皆が「漂流」する時代。 ある意味、「人間」とは何か、「自分」とはなにか、 「価値」とは何かを、 じっくり考えさせてくれる、良い取り組みだと思います。 せめて、一日くらいは「日記帳」のトップページに置いて くれてもいいのにね。(苦笑)

    2012年9月30日 13:23 | ニコライ

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