12/16 鮎喰川すまい塾 第3回は「すまいの冬じたく、夏じたく」について
住まい2016年12月9日
こんにちは。神山つなぐ公社の高田です。
これからの神山での暮らしについて学び合う、第3回「鮎喰川すまい塾」を12月16日(金)に開催します。今回の講師は、大埜地(おのじ)の集合住宅の設計に携わる建築家の山田貴宏さんです。
山田さんは、地元の山の木を使ったり、建物とそれを取り巻く自然やコミュニティまで含めた幅広い環境と場づくりをテーマに手がけてこられた建築家。代表作は、藤野の「里山長屋」や、安曇野のビオホテル「カミツレの宿 八寿恵荘」など。
(藤野の「里山長屋」 写真は里山長屋からの便りより引用)
(安曇野のビオホテル「カミツレの宿 八寿恵荘」 写真はビオフォルム日記より引用)
山田さんをはじめ設計チームの皆さんは、東京を拠点に設計作業を進めながら、何度も神山町を訪れ、滞在しながら、神山のすまいのあり方や、人びとの暮らし、山、川、周辺環境の状況などを丁寧に調査しています。
たとえば、7月末の設計チームの皆さんによる「神山調査」の様子を、映像でご覧ください。
Film by KAWAGUCHI FILM OFFICE
Photo by Masataka Namazu
Supported by Kamiyama TSUNAGU Corporation
「100年後も風景に耐えうるものを考え抜く」「考え抜いた上に、さらりとシンプルなものが生まれてくる」という山田さんの言葉が印象的です。
今回の鮎喰川すまい塾で山田さんにお話いただくテーマは、「すまいの冬じたく、夏じたく」について。
私たちは暑かったり寒かったりしたら、当たり前のように、窓を閉じて空調で家の中の環境を整えています。でも、そうした設備機械に頼りすぎずに、周囲の自然と上手につながることで、「夏は風通し良く涼しく、冬は日当たり良く暖かい」環境をつくることができたら!?
たとえば、大埜地で計画している集合住宅では、住宅棟の配置や、庇の角度、窓の大きさや位置、周辺の緑のつくる木陰などを工夫しているので、入居する皆さんは冷房なしで暮らせるかもしれません。
新築/改築するときでないと取り入れづらい仕組みもあれば、逆に、今の暮らしの中でも気軽に活かせる工夫も。神山町の気候特性に応じて取り入れた方がいい工夫もあるかもしれません。
神山町での調査を元に検討を重ねてきた山田さんが考える、集合住宅の最新の設計案も交えながら、「夏涼しく冬に暖かい」家づくりの考え方をじっくり学びます。どうぞお越しください。
鮎喰川すまい塾 第3回
日時: 2016年12月16日(金)
昼の部 10:00~12:00
夜の部 19:00~21:00
*昼の部と夜の部は同内容です。
会場: 神山町農村環境改善センター 2階和室
(徳島県名西郡神山町神領中津132)
*申込不要・参加無料
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そして大好評につき、第2回鮎喰川すまい塾で
ランドスケープデザイナーの田瀬理夫さんにお話ししただいた
「その場所らしさを、あらたにどうつくるのか?」の再演が、
今回の鮎喰川すまい塾と同じ日に開催されることが決まりました!
役場職員や議員の皆さんをはじめ、
都合の合わなかった町民の方々にも共有したい、
と役場の大きな部屋で再演をお願いすることに。
12/16(金) 13:30~15:30
神山町役場2階・スダチ会議室にて
申込不要・無料
「聞き逃して、残念に思っていた!」という方は、
午前もしくは夜の鮎喰川すまい塾と合わせて、
ぜひご参加ください。
参考までに、前回の田瀬さんのお話の報告レポートはこちら
高田 友美
静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。
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