神山の子どもたちと、町のみなさんと、帰国報告会
学び2017年9月12日
こんにちは、神山つなぐ公社インターンの上田です!
前回の記事に引き続き、神山の別の週末、ある日曜日の朝についてのお話。
わいわいがやがや。
写っているのは町長、教育長、議会の方、町のみなさん、そして手前にちらっと中高生の姿が・・・
国際交流プロジェクトの「帰国報告会」でした!
9月3日、日曜日の朝からなんと50名以上もの方が集まりました!
とてもあたたかい場でしたよ。当日の様子と、その裏側をお伝えします♪
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
彼ら・彼女らがオランダから帰ってきたのは、8月21日。
私が神山に来たのは8月15日(みんなはオランダ訪問中)だったので、この日やっと会えました。
町長と教育長へ、行ってきましたよ報告。オランダお土産もばっちり渡していました!
報告を終えてほっとした後は、プロジェクトを神山から支えながらみんなの帰りを待っていたスタッフ・中沢さんのもとへ。
渾身のお土産を渡して、爆笑しています(特に女子2人!)。
みんなにやにやしちゃって楽しそう〜。学校も学年も違うけど、仲の良いチームなんだなぁって伝わってきました。
実は報告会、もともと9月中旬くらいを予定していたものが早まって9月3日に決定。
ここからみんな、高速で準備します。
「特に印象的だった写真を3枚選んで、それについての話をする」
というテーマでそれぞれ、どの写真にしようか・どんなふうに伝えるか、考えてきました。
休日も集まって練習!
考えてきた話を発表。自分の発表中の姿をふり返れるように、動画も撮影中。発表したあとは、お互いにコメントを交わします。
自分の経験と重ねていて、神山との比較があってよかった。
わかりやすく伝えるには、たとえば数字を使って身長の3倍くらい、顔の大きさくらい、ってのがあるともっといい。
オランダの風景の説明は、分かりやすかった。
でも、自分がなぜ感動したの?どうしてそこに行きたかったの?何に驚いたの?とか、自分の意見があったらもっといい。
こうした方が伝わりやすそうだよね、とお互いに伝え合いながら、練習していきました。
報告会のために集まった機会は2回ほどでしたが、それでも練習を重ねるたび、少しずつ自分の言葉になっていく様子が素敵でした。
そして、いよいよ当日!
教育委員会の原田さんの司会のもと、町長の話、通訳兼コーディネーターとして務められたあべさやかさんの話、引率でつなぐ公社の森山さんの話があったあと、いよいよ子どもたちの報告パートへ。
途中休憩で、直前打ち合わせ。緊張している・・・?ようには見えないくらい、リラックスしていますね。
初めて食べた食事が美味しくていちばん印象的だった話。
ホームステイ先の家族と過ごした忘れられない話。
オランダの風景と図書館の話。などなど・・・
みんな、素直な言葉で、初めて訪れた海外で見たもの、感じたこと、衝撃だったことを語ります。
とっても堂々としていてびっくりしました。練習の時にはなかった話も出てきたりしていて。さらにジョークやクイズも入れてみたりと、おそれず自分でどんどん工夫を加えている姿が印象的でした。
さらに、神山の杉・檜と鹿の皮を使って、オランダで作った楽器を持ってきてもらいました!
神山の素材と、オランダの文化と技術とが合わさってできた形。
神山の子どもたちが神山のものに改めて触れる機会になり、自分たちと神山のことを知り、オランダで発信もできる機会にもなっていて…
国際交流以上の意味合いも生まれ、多義的なプロジェクトになっていたことを感じました。
そして驚いたのは、報告会の空気のあたたかさ。顔見知りどうしが多いんでしょうか、休憩中も交流が活発で。
子どもたちの発表に真剣に耳を傾けて、時折笑いも起こる「みんなで神山の子どもたちを見守っている雰囲気」が、好きでした。
この空気を味わえて幸せでした。こんな場がもっと増えていくといいなぁ。
終わったあとも、自然と集まってふり返り。時間がない中よく頑張っていました。
みんな、おつかれさまでした!
そして足を運んで、あたたかく耳を傾けてくださった町のみなさま、ありがとうございました!
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コメント一覧
「感性」豊かな 若いうちに海外へ行くのが良いと思います。 死にかけの中年のおっさん二人が行っても、得るのは、 「冥途へのみやげ話」だけですわ。(笑)
2017年9月14日 17:53 | ニコライ
ニコライさん コメントありがとうございます! 海外に出ると、日本に戻ってきても心の片隅にいつもその経験が残る気がするので、早いうちに行けるのはいいことですよね。逆に、いろいろな経験を積んだ上で外に出ると、その旅自体の密度が上がってもっと楽しくなりそうで、それもいいなぁと思います。素敵な日記を共有してくれて、ありがとうございました(^-^)!!
2017年9月20日 08:58 | 上田 利瑳子