西分の家の竹垣モデル
なんでも2017年9月21日
みなさんご存知の通り、
西分の家とは現在住み始め住宅として運用が進められている住宅です。
坂道を登ったところに位置し、前の住宅とは4~5mほど高低差があります。
そんな西分の家の竹垣を、
周辺の山から採ってきた竹を使い、
ただの壁ではないものができるのではないか
という話を聞き、自分なりにデザインを考えました。
西分の家を設計した片岡さんには、竹を交互に編むように組んでいき、
風の通りをよくするデザインの目隠しを提案していただきました。
私は4~5mの高低差を利用することで、下への目線を遮りつつ、
西分の家から水平方向には視線が通り、
さらに風通しも良い目隠しが提案できるのではと考えました。
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私がまず考えたのは、斜め下への視線に対し、垂直に竹を並べたデザインのモデル1です。
ロープを巻く回数を調整し、角度がつけられるのではと考えましたが、、、
理想
現実
視線に対しての垂直の角度が難しい、竹の重さで角度が変わっていく、
さらに縄が目立ちデザイン性が悪い、という問題が出てきました。
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次に、柱を3本立て、手前の柱の隙間に短い竹と長い竹を交互に積み上げていき、
視線の通る隙間を作りました。
さらに奥の柱の隙間も、同じように交互に配置することで、
水平方向には視線が抜け、
斜め下方向への視線は奥の竹と手前の竹で遮られるのではないかと考え、
モデル2としました。
理想
現実
現実は厳しい。
短い竹の太さで視線が通るか通らないかは変わってしまい、
このモデルでは斜め下方向にも視線が通ってしまいました。
また、短い竹の固定も難しいことがわかりました。
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最後に竹を交互に編んでいく片岡さんのデザインです。
理想
現実
横にして保管していたため、地面に接していない部分はねじれて曲がってしまいました。
また、半割りにしているため、竹が腐りやすいそうです。
ですが、一番理想に近い形に仕上がりました。
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神山分校の先生から様々なアドバイスをいただき、
今回のアイデアは実用化するのは難しいことがわかりました。
ですが、実際に作ってみて閃いたアイデアがあり、
片岡さんから新たなアイデアもいただいたので、
新たなモデルがどんどんできそうです。
神山に居られるのは今日を含めてあと2日、、、
がんばります!(笑)
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コメント一覧
ご苦労様です。 「竹」のまっすぐなのは、意外と無く、 まっすぐな1本を調達するのは、なかなか難しいと思います。 また、1年ものの竹では、弱くて使い物になりません。 竹は色もまちまちです。 日当たりのよい所と悪い所では、色が違います。 しかし、色は火であぶり油分を表面に出し、布でこすってやると 黄色い、良い色になります。 「切り旬」としては、 竹9月、木10月と言いますから、切る時期としては今は良い時期だと思います。 頭の中で描くと、良いものが、すぐできるのにね!
2017年9月23日 01:22 | ニコライ
ニコライさん コメントありがとうございます。 竹を切るのも、結ぶのも初めてなのに、試作品ということでビニール紐を使ってしまったのも、綺麗に見えない原因の一つだなと、反省しています。 雑談程度ですが、西分の家の余った瓦でジェットストーブを作りたいという話があって、それを利用して油出しもできれば、竹垣の色も統一でき、耐久性も高まり、西分の家に住んでいる人と関わる機会も増えるので、一石三鳥だなと勝手に思っています。うまくいけばの話ですが、、、 また、ニコライさんのおっしゃる通り、頭の中ではいろんなアイデアが浮かぶのですが、実際に作ってみるといろんな問題が発生してしまいました。最後の最後で、納得できる提案ができたので、良かったです。内容については近日投稿しますのでもう少々お待ちください。笑 僕はもうインターンシップが終わってしまったので、神山に行く機会は限られてしまいますが、竹垣の設置には参加したいです。もうすでに完成が待ち遠しいです!
2017年9月24日 10:37 | 谷野 正和
木の塀でも竹垣でも同じと思うのですが、 屋根か 庇(ひさし)を作って、直接 雨があたらないようにしてやらないと、 長い時間は持ちません。 どこまで、手間暇をかけるかによります。 防水塗料も塗ったりして 良いものを作ろうとすると、なんでもそれなりに手間はかかりますナ。
2017年9月24日 23:47 | ニコライ