エリちゃんの、セーターのお直し
なんでも2018年2月17日
エリちゃんが、糸仕事が好きで得意だって、みんな知ってますかね。
私はチーノ農園の談話室でそれを知った。彼女がつくったなにか(布のようなもの)を見る機会があって、なんかいいなと思っていたのだ。
で、昨年の秋口、冬物のセーターをひろげながら「虫喰い穴」の多さにめげていたのだけど(自分が悪い。ちゃんと洗濯せずこっそり畳んでいたりするからですね)、そのときエリちゃんのことを思い出した。彼女に「お直し」を頼めるかも。
その後2回にわけて、計5着、直してもらいました。:-)
おかげで着るものが多く、暖かい冬だった。彼女の仕事の良さを全世界に伝えたい気持ちがあります。
「挑戦しがいのある穴」と言わせた大物。いい具合に綴じている。
裏返しても、もうわからない。
指差してるけど(右)、実はどこだかわかっていない。
「毛糸の撚りがほどけて、繊維で持ち堪えていた編み目の集まりが2箇所ありましたので手を加えました」と連絡をもらったセーターも。
彼女が撮ってくれた、お直し前の写真(↓)。いまはバッチリです。
「ほつれた編目を編み直したりはしましたが、私の作業は、穴が広がらないよう閉じた形に近いです」とエリちゃん。
お直し代も極めて良心的で、この冬は助かった。以上、報告まで。
西村 佳哲
にしむら よしあき/1964年 東京生まれ。リビングワールド代表。働き方研究家。武蔵野美術大学卒。つくる・書く・教える、大きく3つの領域で働く。元神山つなぐ公社 理事(2016〜21)。著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)、『ひとの居場所をつくる』(ちくま文庫)など。
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