神山で暮らすってどないやろ?~ゴミ分別編~
なんでも2018年9月25日
徳島県中央部の山間地域に位置する人口5374人(H30.9.1現在)のまち、神山町。
移住交流支援センターでは毎年多くの移住相談をうけています。
今回は、『神山で暮らすってどないやろ?』と題して”神山での暮らし”について、茨城県からやってきた平地育ちの学生インターンの松尾がレポートしていきたいと思います。
第一弾はゴミ分別
ゴミの分別、出し方って地域によって全然違いますよね、
自分も神山に来たとき、『神山はゴミの分別が細かいから気を付けてね』とは言われたのですが、実際に数日過ごしてビックリしました。
というのも、自分がいま住んでいる茨城県つくば市はゴミ分別が少なく、指定のゴミ袋は”燃やせるゴミ”だけで、基本的に『燃やせる』か『燃やせない』という分別なので、プラも生ごみもすべて『燃やせる』ゴミとして捨ててしまいます。※H31年度からつくば市でもプラの分別が始まります。
そのような地域で生活している自分が神山にきて特に驚いたのが、ゴミ収集カレンダー!
都会だと毎日なんらかのゴミが収集されているイメージですが、神山では”燃えるゴミ”と”プラ”が月2日ずつ、”粗大ごみ”と”紙資源”が月1日ずつの計6日しか各地区のごみ収集場所でゴミを出せる日はないのです。
さらに、神山町では指定のゴミ袋が8種類あります。
★燃やすごみ
★リサイクルプラ
★あき缶
★あき瓶
★ペットボトル
★その他の不燃
★紙おむつ
★生ごみ
の計8種類。
神山に長く住む人たちも、ごみの分別にはいろんなエピソードをお持ちなようで、
『生ごみの処理が面倒で、少し放置していたら虫が…』
『うっかりゴミ出しの日を逃してしまって…』
などなど
ゴミ出しの日にちについては、スマホのカレンダーに記入したり、リマインダーをかけたり、工夫して忘れないようにしているようです。
慣れるまでは役場などでもらえるゴミ出しのガイドブックと睨みっこすることが多いらしいですが、慣れてしまえば、特に負担には感じないそうです。
※神山町のごみ分別の仕方や収集日については役場などで受け取れるガイドブックやこちらのリンク(ごみ収集カレンダー)からも調べられます。
今回は、住民の方だけでなく、役場でも話を聞いてみました‼
神山町役場の住民課でゴミ関連の担当をされている方に伺ったところ、
ご自身の家庭でも、役場でも『可燃ごみを減らすこと』を徹底しているそうで、おかしの箱や雑誌、チラシ、やぶけた紙の切れ端など、汚れていないものは全て”紙資源”としてまとめているそうです。
H17年から町としてもできるだけ紙資源として捨てることを推奨しているそうで、町民の間でも可燃ごみを減らすことに対する意識が高いそうです。私自身、いろんな人に聞いている中でも、『ゴミを減らそう』という意識はすごく感じました。
ちなみに、紙資源をまとめるときは、
『ビニール紐ではなく、紙紐で、新聞や雑誌など種類ごとに分けて縛ることを気を付けてください。』とのことでした。
また現在配布しているガイドブックはH28年に作成されたものであるため、H30年現在は、
■紙おむつは指定の袋にいれる。
■ペットボトルのラベル・キャップは外してリサイクルプラに
■紙パックは粗大ごみの日ではなく、紙資源の日に出す。
■生ごみは公民館や役場で週一回収集を行っている。
等の変更点があるそうです。
なお、今年度末には新しいガイドブック等を作成予定とのことです。
日頃から住民の方からもゴミの分別や出し方などについては問い合せを多くいただいているそうで、
『もし何かわからない点があれば、気軽に住民課へお問い合わせください』
とおっしゃっていました。
突然の訪問でしたが、とても親切に対応していただきました。
********************
住民課への連絡先
TEL:088-676-1113
IP:050-2024-2003
E-mail:jumin@kamiyama.i-tokushima.jp
********************
最後に、先日神山町の環境センター見学させていただいたときに
自分が驚いたゴミ分別について少し紹介したいと思います‼
※見学は鮎喰川すまい塾#10のイベントで行かせて頂きました。イベントレポートもぜひ読んでみてください。
★燃やすごみ
〇生ごみは入れない!
⇒生ごみは、各家庭で処分or指定された場所へ出す
生ごみ、燃えるゴミに入れちゃうところも多いですよね…
週に1度役場などの指定の場所で生ごみの収集はしていますが、家庭によっては1週間も生ごみを溜めるのは困難な所もありますよね、
そのため神山では、自宅で処理機を買って処理している所も多いそうです。
コンポスト等を買う際は役場に問い合わせれば助成金も出るそうです!(詳しくはこちら)
★あき缶
〇汚れの落ちないものや、錆びたものはその他不燃物へ
〇潰さずにそのままの形で入れる
あき缶、ついつい潰してしまいますよね、
でも潰してしまうと処理施設でプレスするときに、うまくプレスできなくなってしまうそうです…。
こちらが環境センターでプレスされた金属(左)と缶類(右)です
★あき瓶
〇茶色、透明、その他の色ごとに分けて袋に入れる!
瓶の色によって用途が違うそうです。
色ごとに分ける作業は職員さんが手作業でやっているので、ぜひご家庭で色ごとに分けてゴミ袋にいれましょう。
★ペットボトル
〇キャップやラベル、取っ手は剥がしてリサイクルプラへ
〇ノリで貼られてるラベルはそのままでもOK
〇【ペット1】のマークがついてないものはリサイクルプラ‼
取っ手がついているペットボトル(醤油とか)の取っ手部分は材質が違うためペットボトルとして処理できないそうです!
ペットボトルもここで手作業で選別されて、プレスされます。
★その他不燃物
〇電池など小さいものは、まとめてビニール袋に‼
その他不燃物は環境センターに運ばれた後、手作業で金属類、埋立処分ごみ、電池などに分別されるそうです。少しでも処理が楽になるように出しましょう
ここでその他不燃や、粗大ごみなどが手作業で仕分けられていきます。
他にも、粗大ごみ、蛍光灯・電球、紙資源、古着、紙おむつ、廃食用油、家電リサイクル、パソコンリサイクルなど一つひとつ決まった捨て方がありますが、
迷ったら、すぐ周りの人や住民課へお問い合わせましょう‼
移住支援センター
物件紹介から交渉、契約、地域への順応支援にいたるトータルサービスを提供。 「こんなところに住みたい」という移住希望者の要望と、「こんな人に来てほしい」という所有者や地域住民の仲介役を果たします。 「これがダメなら、あれはどう?」というような不動産屋さん的な対応はしません。 最適で、最善の組み合わせを実現するため、一件一件に時間をかけます。 家探しには忍耐が必要です。その忍耐力をお持ちかどうかも、マッチングの大きな要素となります。
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