おいしいパンの話

農と食文化2018年10月20日

西村 佳哲

投稿者:西村 佳哲

先週、フードハブの旧テストキッチンで「ワインとパンの会」が開かれた。小松島に越してきた田井夫妻が選ぶフランスワイン。そして、かまパンの笹川さんがつくるスペシャルなパンがいただけるということで、仕事を終えていそいそと行ってきましたよ。

で、本当に美味しかった。パンが。(飲めないのでワインレポートはナシ)

すこし遅れて着いたのだけど、みんなボーッと上気している。美味しくて? 自分がつくったわけでもないのに口々に「食べて食べて!」と言ってくる。軽く興奮していて、僕もさっそく愛パン家の仕事に取り組みました。いや、いちいち美味しい。驚いた。

食べるのと会話に夢中で肝心のパンを撮っていないけど、満足げな笹川さんの姿は撮ったぞ。この日は1,200円の食べ放題で、お皿を持って行くと彼がいろんなパンを少しづつ切って盛ってくれる。パンは10種類以上あって、噛むほどおいしいハード系のそれや、フワッとしたドーナツタイプのそれまで選り取り見取り。
笹川さんが寿司屋のカウンターの板さんに見えましたね。

フードハブは「地元のパン」を模索している。毎日いただくパン。頑張って価格帯を下げているし、地元の素材やそのときどきに農園で採れた野菜で、ここで焼くから美味しいパンを追求していると思う。
夏前にその映像ができて、僕は中でもチエちゃんたちの野菜づくりと、山田さんの野菜パンの連続性に感激した。こういうのをオーガニック(有機的)って言うんじゃないか?

美味しいパン屋さんは何軒もある。東京にも。でも、素材生産の現場とこんなに隣り合わせで、自然に連続しているパン屋さんはない。ルヴァンの甲田さんが前「より美味しいパンを食べたい気持ちにはキリがない。それより平和なパンをつくりたい」と話していて、いいな!と思い、同じようにフードハブ映像にも感じ入っていたのだけど、先週のこの夜は「とにかく美味しいパン」にノックアウトされました。

月イチくらいで焼いてくれるといいなあ。(半年に一度でもいい)

西村 佳哲

西村 佳哲

にしむら よしあき/1964年 東京生まれ。リビングワールド代表。働き方研究家。神山つなぐ公社 理事。武蔵野美術大学卒。つくる・書く・教える、大きく3つの領域で働く。著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)、『増補新版|いま、地方で生きるということ』(ちくま文庫)など。

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