いよいよ今年も始まりました、東京すだち遍路2019！

今年の開催期間は9月1日〜9月30日まで。
2014年のスタートから6年目を迎え、さらなる進化を遂げています。

神山の農家さんが丹精込めてつくった〈すだち〉たちが東京のシェフのところにお嫁入りし、美味し〜い一品となって、みなさんのお腹の中に（笑）

様々なジャンルの名だたる料理人が、香り豊かな「神山すだち」をアレンジしたこだわりの逸品（詳しくはInstagram／東京すだち遍路2019　でご覧ください）、
爽やかなすだちの香りとスッキリとした酸味が、あなたの心とお腹を満たします。

なんとなんと今年度、参加してくださったお店は70店舗！四国のお遍路88カ所に迫る勢いとなって参りました！
 

このタイミングで東京に行けちゃう みなさま、そして今、なんと東京にお住まいの みなさま！！
開催期間1ヶ月（を切っちゃての投稿　汗）では到底制覇できない数の遍路参加店ですが、ここぞと思われるお店をチョイスして、訪ねてみてくださいね♫

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、ここからはちょっと真面目に？「東京すだち遍路」をご紹介。
「東京すだち遍路」　阿波弁Q&A　スタート～♪

Q.なんで「東京すだち遍路」を始めたん？
A. 神山は過疎の町なんよ。他のとこと おんなじ(=同じ）ように、ようけ（＝たくさん）課題があってな。日本一のすだちの産地じゃって言うても、担い手の高齢化や後継者不足で、耕作放棄地が増えてきとんよ。

ほれとな（＝それと）、農家さんやがな（＝農家さんたちがね）、大事にすだちを育てていっきょっても、どなんしても（＝どうしても）Ｂ品のすだちが出て来てしまうんよ。ほとんどはキズや色あせなどの見た目の問題なんやけどな、加工用になってしもたり、売れんけんって園地に捨てられたりしよんよ。「このＢ品すだちをなんとか活用できんのだろか・・・」って。

ほの（＝その）一方で、東京ではすだちは高級品でぇ。ほなけん、すだちの食べ方や美味しさが知られてないんよなぁ。ほんでな、東京のシェフの腕と技術で、このＢ品すだちをつこてもろて（＝使ってもらって）、新しいすだちの食べ方や魅力を発信して行かんかだ（＝行こうよ）、って言うて始まったんが、この「東京すだち遍路」なんじょ。
 

Q.　すだちって、そもそも どんなんなん（＝どういうものなの）？
A.　すだちはな、徳島県原産の香酸柑橘なんよ。このすだちを日本で最も多く生産しているのが神山町。

すだちの歴史は古うてな、万葉の時代から利用されとったって言われとるけんど、特に神山は昼夜の気温較差が比較的大きいてな、雨量も多いけん、すだちの栽培に適しとるんよ。神山にはな、推定樹齢200年以上の古木があってな、それぞれの農家の家にもすだちの古木が1～2本は植えらとってな、昔っから秋祭の魚寿司やおかずの調味料に愛用されてきたんじょ。
 

Q.   すだちってどうやって食べるん？
A.　ほれはな、この映像見てみてだ！ほとんどの食べ方が紹介されとるけん。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=13&v=GPMBvstOli0
 

Q.　ほんで、すだちって身体にいいんで？
A.     すだちにはな、[食欲増進］・[疲労回復]・[減塩効果］があるんじょ。

[食欲増進］：果肉にはビタミンCがようけ（＝たくさん）あって「リモネン」っていう成分が醸し出す香味はな、心気を整える効果があるんやって。果汁にはな、ビタミンCとクエン酸、果糖がようけ含まれとって、胃腸を刺激して消化吸収を助けてもくれるんやって。

[疲労回復］：クエン酸は利尿作用、浄血作用があって、疲労の原因になる物質を取り除いて、細胞の新陳代謝を活発にしてくれるんやって。ほれで疲労回復にも効果があるんやなぁ。すだちの皮にはな、ビタミンAがようけ含まれとって、他にもたんぱく質、脂質、糖質、繊維、灰分など多種類の栄養素が多く含まれとんやって。

[減塩効果]：すだちを使うことによってな、醤油とか塩分が多い調味料を控えることができるんやって。ほれとな、すだちにはな、レモンの２．５倍のカリウムが含まれとって、体内の塩分を排出させる効果があるんやって。

いいこと尽くしの#神山すだちやなぁ。
この機会にようけ食べてみてよ！

東京すだち遍路では、神山町の鬼籠野という緑に囲まれた地域の生産者グル―プ「みどり会」のみなさんがつくったすだちを使用しております。