杉皮奮闘記Vol.03 集まれ杉皮剥いていい森

住まい2020年8月4日

アバター画像

投稿者:sugikawa

こんにちは。神山町役場で杉皮担当をしている北山です。
梅雨も明けてやっと夏到来です!
集合写真の後ろにある建物が杉皮屋根になる予定のコモンハウス設備小屋です。もはや寺院とかじゃないと見かけなくなった杉皮屋根がどんな感じに仕上がるか楽しみです。

我々は凉を求めて山へ・・・

否、杉皮を取りに山へ向かいました。8月2日(日)に行った杉皮剥きはイン神山などで広く参加者を募集し杉皮に興味のある方々に参加いただきました。

役場に集合し上分矢治谷へ。まずは今回なぜ杉皮を取りに来たか、どのように屋根を葺くのか、などの説明をコモンハウスの設計監理を行う吉田さんより。現場へ移動し作業内容をレクチャー


 

必死に作業してたので気づかなかったんですがこんなにカメラ向けられてたんですね。
レクチャー後は各班に分かれて作業開始。
女子チームには上勝町からかみかつ茅葺学校の方がお越しいただきました。

先日発行の広報上勝でも杉皮集めているという記事を見かけました。無事集まったらしいけどその後も繰り返し必要になる杉皮調達スキルを習得できましたかね?道具があれば剥くのは結構簡単なんです。
学生チームは女子大生と男子高校生コンビ。全国を探しても杉皮を剥く経験をした大学生、高校生って何人いるんだろうか・・・
初めて剥いた杉皮を持って記念撮影
グリーンバレー森づくりで長年活躍しているニコライさんに藤本さんに神山町林業活性化協議会の高橋さん。ベテランチームは作業内容が他のチームとは一味違います。先日高くて剥けないなと諦めていたところの木まで脚立に登って剥いてました。

長年神領大粟山を舞台に活躍してきたベテラン二人。働く姿がカッコいい。こんな風に年を重ねたいものです。
GETした杉皮は坂道を登り林道まで搬出。知らずに見たら丸太を担いであるく怪力の男女。
午前中山で作業し大埜地集合住宅の現場事務所まで戻り杉皮をアラノシします。先週剥いた杉皮をひっくり返すとものすごいカビが・・・
杉を剥いた内側、形成層があれだけ水分を含んでいたのにそのまま重ねたので当たり前といえば当たり前・・・その反省を生かして杉皮の間に隙間を作ります。この辺りまさに奮闘記。

今日集めた杉皮を重ねるとこれぐらい。竹に1.2mの印をつけて寸法を合わせて調達したのでざっくり達成率を計算してみました。

達成率はロス率を考慮すると約10%程度です。これから暑くなり屋外での作業が厳しい時期ですが残り90%頑張って集めます!!

※今回新型コロナウイルスが全国的に感染者増加していることから急遽県外からの参加をお断りすることにしました。申し訳ありませんでした。
 

アバター画像

sugikawa

杉皮に関心のある方、一緒にやりましょー!!

sugikawaの他の記事をみる

コメント一覧

  • 現在、コメントはございません。

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください