杉皮奮闘記 vol.06 杉と遊び、山に入る
住まい2020年8月18日
今回の奮闘記は、杉剥隊、広報係兼ドライバーの駒形が担当します。
8月10日、
杉皮剥きませんか?の呼びかけに集まってくれたみなさんと上分・矢治谷で杉皮採集へ。(なんと、2回連続の満員御礼!)
実際に剥く、運ぶ、加工するを考えると、600×430(mm)の型が一番作業効率よく、必要なサイズを無駄なく調達できると分かった我々は、目標を定めて山に向かいました。
初参加の方々へのレクチャーを行い、道具の使い方や気を付けるポイントを紹介。(経験の蓄積からレクチャーがバージョンアップしている気がする…。)
2回目以上の参加者には、容赦なし、「どんどんと切り進めて!」という号令。役割を分けることで、必要な分量を確保する、という目的を意識した陣形で臨みます。一その様子はこちら。
杉の木の感触を愉しみながら、ああしたらいい、この木はどうだ、と話しあいながら作業を続けます。傾斜地での作業は、必要以上に体力を要し、ふかふかとした足場に苦戦すると半日でも疲労感と達成感が込みあげます。
へとへとな中、みなさんに集合写真をお願いすると、自然と取り仕切り役を買って出てくれるのはこの人!やはり場数が違います。
バシッと締まりますね!町内町外からイン神山をみた!と参加してくれる方もいらっしゃいました、みなさんありがとうございました。
さて、ここで終了!…とはいかず、残れるメンバーで延長戦。
「午後も続けられる方は、是非…」という遠慮のないお願いに応答してくれた方々と、午後も作業を続けます。
既に常連となりつつある岳人の森で、冷やしそばをいただきます。暑くてもぺろりといただけます、美味。
午後は、森林組合の方々が切り倒してくれた杉に向き合って、黙々と作業を続けます。(人数が減ると心なしか、さみしい)
採取した杉皮のケアをし終わったら、この日の作業は終了。
さて、先のような倒木状態の作業を可能にしているのは、森林組合の皆さんの協力です。我々の作業進行も気にかけてくれながら、倒した木を残しながら、時間差を作って、杉皮剥きやすい状況にしてくださっています。(感謝)
午後には、伐採作業を間近で見るという貴重な体験ができました。木が倒れる瞬間は、何度見ても飽きることなく、漂う緊張感や力強さに眼を奪われます。
ここでは紹介しきれませんが、多くの協力者が現れている杉皮奮闘、施されたら施し返す、恩返しは目的達成。目標枚数まで、手を止めません。
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