【あゆハウス通信vol.10】あゆハウスの暮らしとコロナと。

学び2020年9月4日

投稿者:あゆハウス

こんにちは!神山つなぐ公社の荒木です。

残暑が厳しい日が続きますね。とはいえ、近所を散歩していると田んぼから稲の香りがしてきて、実りの秋が近づいてきているなぁと感じています。

いつもは楽しい報告をしているあゆハウス通信ですが、今回は少し路線を変えて「あゆハウスの暮らしとコロナ」について考えてみようと思います。というのも、ここ数ヶ月ずっとこのテーマに、私自身向き合い続けてきて、今も答えの見えない中模索しているところなのです。

・・・・・・

立ち上げから1年が経とうとしていた今年2月末。コロナの影響で神山校が一斉休校し、それと同時にあゆハウスも閉鎖することとなりました。まさか1年目がこんな終わり方を迎えるなんて・・・と思いつつも、その時は一切考える余裕もなく、対応に追われていました。

そこから、4月に数日だけ運営を再開しましたが、緊急事態宣言とともに再度休校が決定。保護者と連絡を取りながらドタバタと寮生たちは帰って行き、さらに1ヶ月の閉鎖となりました。

<今年度からあゆハウスの共用部として使っている寄井西住宅C棟>

立ち上げ当初から、あゆハウス運営に関しては自分たちで考えて、決めていくというスタイルでしたが、今回ばかりはそうはいかない状況となり、運営再開に向けて、役場・学校・保護者・ハウスマスターチームと何度も調整を重ねました。特に、あゆハウスは、県立高校の生徒が対象ではあるけれど、寮の運営は町が行なっているため、県の方針を尊重しながらも町としてどうしていくかを検討する必要があり、県外生の受入対応や感染対策などさまざまな点に配慮しながら検討してきました。

<ハウスマスターMTGの様子>

それと同時に、私は寮生のいないあゆハウスに行くたびに、全国的に広がるコロナ禍で、寮生たちと実践していた「自分の”五感”を使って体験を重ねていくこと」「多様な人との関わり合いを通じて、自分のあり方を見つめること」を変わらず実現できるのかと葛藤していました。

休校中も、zoomを使って「あゆハウス オンライン交流会」を定期開催していましたが、寮生からは「実際に会って話したい」「早く神山に行きたい」という声を沢山もらっていました。みんな自粛疲れ・オンライン疲れを感じ始めていて、より一層リアルの場や人との繋がりを求めているように感じました。

<オンライン交流会の様子>

さらに今年度は、まちの恒例行事は軒並み中止となり、あゆハウスにおいても一定期間、地域とのつながりを持つためのイベントを全て断念せざるを得ませんでした。まちをフィールドに、本物に触れるリアル体験こそが地域留学の価値だと思っているので、昨年よりもその機会が大幅に減っていることはとても残念に思っています。今の私たちは、限られた高校3年間でどんな価値を提供できるのだろうか、制限が多くある中どれだけ「自由」の範囲を広げられるのだろうか、と問われているように思います。

<5月:新入生歓迎会の様子>

     <6月:江田集落の田植えに参加したときの様子>

<7月:大久保集落で川遊びしたときの様子>

 

そして、長期化するであろうコロナ対策・・・。世の中では、「withコロナ」「新しい生活様式」などと言われていますが、あゆハウスでも新しい暮らし方を模索し続けていかなければいけません。

そこで先日、数日に渡って寮生たちと一緒に「あゆハウスの暮らしとコロナ」について考える場を作ってみることにしました。

全国のコロナ感染状況や他県の高校クラスターの事例を確認したり、もしあゆハウスがクラスター化してしまったら、どんな影響があるのか話し合ったりしました。それを踏まえて、今後あゆハウスの暮らしの中でできる感染対策について考えました。

ハウスマスターのみんなもオンラインで参戦して、今のコロナ対策について自分の思いを共有したことで、それぞれの認識の違いに気付く機会にもなりました。

正直、大人でもコロナ対策の認識について人それぞれ違う中、なかなか難しいテーマだったと思います。それでも、今行っている対策の意味について考え直したり、自分が納得するまで質問したりしている様子を見て、このプロセスをこれからも大切にしたいと感じました。そして、このテーマとともに、社会の一員として暮らしていくことを少しずつ学んでいけたらいいなと思います。

刻一刻と状況が変わりゆく中、このようなことを記事にすることについて多少迷いがあったのですが、今回あゆハウスの外の人にも共有していきたいと思い、記事を書いてみました。

「いま・ここ」でできることを考えながら、高校生と楽しいあゆハウスの暮らしを続けていきたいと思いますので、温かく見守ってくださったら幸いです。

それでは、また!

あゆハウス

城西高校神山校の寮は、鮎喰川の「あゆ」をとって、「あゆハウス」と呼ばれています。 「あゆハウス通信」では、あゆハウスで暮らす高校生・ハウスマスターが日々の活動を定期的に発信しています。 「地域で学び、地域と育つ」をコンセプトに、神山でさまざまなことにチャレンジする私たちを温かく見守っていただけたら嬉しいです。

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