9月のコーヒーとほんのひろばセットリスト

なんでも2020年10月8日

投稿者:豆ちよ

(コーヒー豆の自家焙煎)

2ヶ月ぶりの「コーヒーとほんのひろば」、楽しく終了いたしました。
御来場の皆様、コロナウィルス感染防止対策にもご理解ご協力いただき、誠にありがとうございました!

爽やかな風が心地の良く、読書の秋の始まりを感じる1日。会場には子供たちの笑い声が溢れ、なんだかみんなニコニコゆったり。新しく設えられた本棚に並ぶ秋の絵本は、ちょっと誇らし気で、大人のみなさんがスーッと手を伸ばす様子に本の魅力を改めて感じました。

次回は10月18日(日)、どうぞゆったりとお越しください。

それでは9月のセットリストと解説をお送りいたします。
2020年9月26日(土)
Open 10:00  Close 16:00

<本日のコーヒー>
Hot coffee ¥450
深煎り:東ティモール 
(長い小説を旅する時はしっかりとした深みのある味わいのコーヒーをお供に)
浅煎り:コスタリカ ジャガー
(軽やかな酸味のあとの甘み、エッセイや雑誌でリフレッシュするような一杯)

 


おやつ
栗とピーカンナッツ・チョコマフィン¥350
バナナとくるみのパウンドケーキ¥230
オーガニックりんごジュース ¥200
阿波晩茶 free

今回のおやつは山ちゃん(テストキッチン)作。栗のシロップ煮とローストした香ばしいピーカンナッツ、刻んだチョコをざくっと混ぜ込んだマフィンと、神山小麦のプチプチ食感を楽しんむパウンドケーキにはバナナとくるみ。コーヒーにとってもよく合いました。
阿波晩茶は、かずちゃんがハムさんなっちゃんのおうちで阿波番茶作りを手伝ったときのお茶です。風味がよいと好評でした。

 

<本日のお花>
秋の草花  by定子さん

<本日のほんのひろば壁装飾>


お魚の泳ぐ海の中の風景から、秋のキノコびっしりの森へと変わりました。見ていると山の中の土の匂いがしてくるようです。(色的には多分ぜんぶ毒キノコだけども)

<本日のPlaylist ♫>
コーヒーとほんのひろば9月   by Hiroki Chiyoda
spotify:user:surfacesafari:playlist:43j6BYHWLZ1VVbZDmFLHLR

<本日の差別と人権を考える選書>
今月は『マイパブリックとグランドレベル』田中元子 に焦点を当てました。

「まちづくり」って一言で言っても、いろんなアプローチが存在しますよね。これはその中でもお金が介在しなくて、やってて楽しいスタイルを実践している方の本です。

マイパブリックって何?開かれているってどういうこと?「分からない」という不安や「気に入らない」という気持ちや、人を見下す心が排除や差別を生み出すと考えると、誰かのオープンな働きかけによって場が開かれ、差し出す人も受け取る人も嬉しくなることは差別することと逆ベクトルの手段なのでは?

また、神山にすでにあるこれってもしかしてマイパブリックじゃない?という事例を探したり、未来に向かって何か新しいことはできそうかなと、得意の妄想を駆使して考えてみたいと思います。今回は「始まり」。この先も継続して考え、実践までつなげていけたらと考えています!

<本日の具材部>
本日の素材はフェルト。さまざまなおかずのトッピングになる、ねぎ・紅生姜・錦糸卵と、おいなりさんのお揚げを作りました。作っている端から「これなに?」と子供達が自ら寄ってきます。これは遊ぶもの、面白いもの、ってちゃんと分かるんですね。かつてお食い初め用だった小さな食器を渡すと夢中になってごっこあそびに興じていました。そして運営本部席の机の隅で細々と具材を作り続けていた我々はこの日初めて、子供のごっこ遊びを支える道具「具材」の真の力を目撃したのです。度肝を抜かれました。こんなに楽しく遊ぶのなら具材の種類を増やさないとね!次回からも張り切って作りますよー!一緒に作ってくれる人、随時募集中です。コーヒーとほんのひろばの日に来て声をかけてくださいね。

<本日の大事な紙たち>
改善センター入ってすぐ左の下駄箱裏に小さな展示をしました。その名も「大事な紙」コーナー。大事な紙とは、愛着があってずっと捨てられない紙、どうしてかわからないけど捨てられない紙、人は持っていないちょっと面白い紙などをしれっと展示してさりげなく自慢する試みです。今回最も面白かったのは徳島の銘菓「小男鹿」の包装紙でしょうか。贈答品として小男鹿を貰わないと見ることが難しい紙です。よもぎのような緑色をした厚めの和紙で、「小男鹿」と「貫禄」と紙漉きの手法で文字が入っています。そのうちの「貫禄」は全くもって予想外の文字で気づいた時は驚きに包まれました。この文字を包装紙のデザインに取り入れた由来(おそらくは矜持)がものすごく気になります。


10月は魚屋文具店店主オディ所有の、渾身の紙コレクションから選りすぐりを展示します。お楽しみに!
私もいい紙持ってまっせ!という方、いつでもお声がけください。11月以降になりますが展示させていただきます。


<本日の朗読>
『それでもそれでもそれでも』斎藤陽道 著より「あなたへと繋ぐもの」
本の中の言葉を声に出すとその途端に目に見えるものから目に見えないものになる。声に出すことが空気を震わせることなら、なるべくより良い言葉で震わせたいなぁと思います。
今回これを選んだのはそれでもいつでも希望を持っていたい、と思うことが多い今日この頃だから。写真家斎藤さんの、音のない静かな世界から発信される言葉には光を感じます。

<本日のゲリラ通信>
6月から始まったゲリラ通信も第3号までの発行を終えることができました。直近では8月に集まってくれたごきげんな5名の方から原稿を寄せていただき、無事に9月の通信を発行することができました。ありがとうございます。今号から諸事情でこれまでより紙質が硬くしっかりした通信になります。ますます良くなる。これは期待しかない。乞うご期待です。

9月の編集委員のみなさま、お世話になります。原稿、楽しみにしています!あなたの言葉と他者の言葉が偶然1枚の紙面に収まる一期一会を面白がる試みです。原稿の内容は問いません。手書きでもタイプした文字でもハンコでも書道でも、文字でも絵でも写真でもなんでもOKです。思っていることを自分の外に出してみませんか。自分も参加したい、あるいは編集したいなど、興味のある人はコーヒーとほんのひろばのスタッフまで声をかけてくださいね〜!

<本日の出店>
魚屋文具店

ふるほんのいちば

<本日のいきなりポップアップ>
読むと夢中になっちゃう、一大ブームが続いている『鬼滅の刃』。それにはまって大人買いした私物を、今日だけ全巻読めますコーナーが爆誕してました。うかうかしてると読み損ねる。油断できないww

こうして見てみると盛り沢山ですね!私たちも楽しかった!の一言です。

 


ここで出会った一遍の詩や漫画のセリフが、見かけた紙切れの色使いが、無造作に開いたページの挿絵や遠い国の風景が知らない間に心の栄養となり土になるかも知れない。豊かな土壌で美味しい野菜が育つように、フカフカとした心が自分を守ってくれることがあります。そんな力を信じて次回も読書のための1日をご用意してお待ちしております。
 

豆ちよ (コーヒー豆の自家焙煎)

2011年手回しロースターで焙煎を開始、「寄井の店と家」の1Fに焙煎所と販売の店を2018年オープンしました。 家族4人と猫2匹、広野の山の中に住んでいます。 日々の暮らしに寄り添うコーヒーをお届けします。 コーヒー飲んで今日もGOOD DAY!

豆ちよの他の記事をみる

コメント一覧

  • 現在、コメントはございません。

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください