オンライン国際交流レポート
学び2020年12月10日
こんにちは。国際交流プロジェクト・大学生スタッフの中川です。
毎年オランダとおこなっている国際交流プロジェクトですが、今年は、新型コロナウイルスの影響で、お互いの国を訪問する形での開催はできませんでした。代わりに、今回はオンラインでの交流を中学校、高校それぞれと開催したので、そのときの様子をお届けします。
中学校では、中学3年生と4人のオランダの参加者と一緒に、イラストクイズや日本の文化の紹介などを行いました。オタ芸を披露する中学生もいて、初めて見るオランダの子たちはとても興味津々。その他にも浴衣の紹介や、おりがみで兜を一緒に折ったり。
後半は、お互いに質問しあって自由に話す時間を取ったのですが、その場で自分たちで考えて英語で伝えようとする中学生を見て、とても圧倒されました。終わったあと、「とても楽しかった!」「英語の勉強もっと頑張りたいと思った」と話していました。
私は準備の段階から少し関わっていて、「英語苦手〜〜〜!」と言いながら頑張って準備している姿を見ていたので、みんなが当日楽しそうに喋っている姿を見てとても嬉しい気持ちに。オランダの子たちに楽しんでもらえるようにと、リハーサルの時からまたひと工夫加えていたこともとても驚きました。
11/24には、神山校の生徒6人と、オランダの学生5人で交流の場を持ちました。高校生たちが神山校について紹介するプレゼンを用意してくれていてそれを発表したり、クイズをしたり。
豆移しゲームならぬ、M&M's移しゲームもやりました。
オランダの子たちと、神山の子たちで1分間でどれくらい移せるか勝負した結果、優勝はトム君でした。他のみんなが10個くらいの中、1分間で30個を超えて獲得して堂々の第一位。すごい!と思ったら、チョコが手元になかったようで、ナッツで挑戦していたようです(笑)。それでも、本当にオランダのみんながお箸を使うのが上手でとてもびっくりしました。
また、神山校の生徒たちが、自分たちで作った神山杉のお箸をプレゼンとしていて送っていました。中学生も高校生も、自分たちで考えたプログラムの中にそれぞれいろんな工夫が凝らされていて、とても素敵だなと思いました。
参加したオランダの子たちからは、
「とても良い時間だった。」「またやりたい!」「実際に対面で会える時が楽しみになった。」
という声が。
時差の関係で朝早い時間の開催だったので、みんな参加が難しいんじゃないかと思っていたのですが、2回とも参加してくれた子がいたり、みんなとても楽しんでいた様子で嬉しいですね。
新型コロナウイルスの影響で今はお互いの国を訪れられなくても、こうして交流が続くことはとてもいいことだなあと思いました。地方の田舎にいながらも海外とつながっていられる環境があるのは、神山の大きな特徴ですね。来年も、どうなるかわかりませんが、どんな形でも交流が続いていってほしいなと思います。
なかがわ まほ
1998年生まれ。神山町下分出身・在住。神戸、徳島市、島根県海士町経由で2023年にUターン。現在はNPOグリーンバレーの移住交流支援センター担当です。
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