12月のコーヒーとほんのひろば セットリスト

なんでも2021年1月8日

投稿者:豆ちよ

(コーヒー豆の自家焙煎)

あけましておめでとうございます。
2021年最初のコーヒーとほんのひろばは1/17の予定ですが、そちらの告知をする前に!
日に日に寒さが募る昨年の冬至前日、サンタ帽で賑やかだった2020年最後のコーヒーとほんのひろばセットリストをお送りします。日々の重なりが行先を照らす、それではいってみましょー。

開催日:12月20日(日)10:00-16:00
神山町農村環境改善センターにて
*Covid-19感染拡大防止のためのご協力、ありがとうございました。

<今月のカウンターメニュー>

●お飲み物

・クリスマスブレンド(コロンビアラスカノアス、ブラジルサンタクリスティーナ・グァテマラフロレンシア)一年で一番夜が長い時、本を読みながら一人静かに心にろうそくを灯すような。

・冬ブレンド(ブラジルヨシマツ・ミャンマージーニアス)
冬の空はすっきりとどこまでも澄み、遠くの稜線がくっきりと世界を切り取っています。

・カスカラティ

・オーガニックりんごジュース

●優しいおやつ
・エリザベスの焼菓子ーヨークシャーファットラスカル、ジンジャーマンビスケット

・FoodHubProject ーシュトーレンパウンド

<今月のお振る舞いお茶>

あったかいお茶が嬉しい季節ですね。アールグレイの紅茶に神山のゆずの皮を薄く削って入れました。ほんのりゆず香るホットストレートティーです。ゆずの香りと紅茶の風味が合わさって、ちょっと甘みを感じたのが不思議でした。(かずちゃん)

<今月の差別と人権を考える選書>
『ねぇ、その気持ち 話してみて〜新型コロナと見えない不安〜』
 この本は、板野町を中心にボランティア活動をされているぴーなっつさんというグループが作成されました。たぬきさんときつねさん、アマビエのアマビエーヌ先生が登場して、会話形式でストーリーが進んでいきます。我が県でもコロナウイルスに感染する人がおられます。もしも身近な人が罹患した時、自分はどう振る舞うかをよく考えます。それは自分が罹患したとき周囲の人たちがどう振る舞うか、ということだったりもします。何を言い、どう振る舞うかについて、この本を読んでかなり想像しました。それはとても良い経験だったので、皆さんにもぜひ読んで欲しくて紹介するものです。

添え状に綴られた作者のALISSAさんの言葉にこうありました。「誰かを悪者にしたり、非難したりするのはもうやめよう。」「新型コロナは身体の病気です。どんな人も、どんなに気をつけても、かかることがあります。そんな当たり前のことを思い出し、お互いのことを思いやれる社会にしていきたいと思っています」

この本は選書コーナーにあります。どうぞ手にとってご覧ください。(かずちゃん)

 

<こまちゃんのクリスマスコーナー>
ほんのひろばには、いつの間にか本棚ぎっしりになるほどの本が集まってきています。背表紙では埋もれてしまう本が表紙を見せるとすぐに借りられてしまう、というのは「コーヒーとほんのひろば」終了後の反省会での一コマ。

今回は、クリスマスにちなんで、表紙が赤と緑の本を集めてみました。ちなみにクリスマスがテーマの本は一切なし。ジャケ買いのような感覚で本を選んでみるのも楽しいです。(こまちゃん)



 


<今月、この一冊>
先月に引き続いて、高橋啓さんが自費出版された『ある学長のひとりごと』を紹介しました。大きな社会の波によって、改革期を過ごされた現場の様子を感じることが出来ます。修了式の式辞の文章では「「なぜ学ぶのか」を考え続けることが重要である」という記述があります。当時の学生のみならず、読者一人ひとりに語りかるような、高橋さんの人柄を感じる一冊です。(ここまちゃん)

 

<今月のゲリラ通信>
11月の編集委員の皆様、原稿ありがとうございました!今回は町内在住の方のほか、縁あって徳島市内の方、東京の三鷹市の方ともやり取りさせていただき、またしてもジューシーな1枚が完成しました。ほんのひろばに置いてありますのでぜひ手にとってみてください。
 

 毎号、印刷する紙は空き家から出てきたものを再利用していますが、今回はその紙にもさらなる変化がありました。「レザー」と呼ばれる画用紙をご存知でしょうか。皮のようなシボ感ある加工がしてあり、文集や資料集の表紙になるようなちょっと丈夫な紙です。それに印刷しました。ずっとやってみたかったんです。表面がでこぼこしているので少しトナーのノリが悪くなりましたがそれも味です。

 

回を重ねるたびに紙が厚くなるのでみなさん「???」っていう顔してくださって私は楽しいです。紙の厚さ、果たしてどこまで行くのでしょうか。在庫がある内は順繰りにそれらを用いますよ〜。どうぞお楽しみに!

 

 さて12月の編集委員会ではサプライズがありました!6月からずっとスタッフ市脇が編集長を勤めてまいりましたが、ついに別の方が「編集長やりたい!」と名乗りをあげてくださいました〜〜!!こうなるのをあたい待ってた〜〜!!いやぜったい楽しいんですよ編集長。大変だけど楽しいの。

この通信で大事にしたいのは、有名でもなく無名でもない、誰でもない「あなた」の考えていること、あなたの言葉、あなたの筆跡。私は常々、個人的なことが実は世界で一番面白いと思っています。そして、思っていることを自分の外に出す経験をみんなで重ねたいとも。

 

この活動を、多くの人と細く長く継続していきたいです。続ければ積み重なります。単発では見えにくいことが、積み重なるとよく見えるようになることも、みんなでしたい経験の一つです。何が見えるかなと、あとで見返すのもとても面白いはずです。一緒に続けていけたらうれしいです。(かずちゃん)



 

<今月の生け花>


定子さん:「今月のポイントはパンパスグラスを雪に見立てて生けたところです。花はこの近所の散髪屋さんが育てたのを分けていただきました」

まさかの思わぬところからお花を調達してくるのがさだちゃんのすごいところです。散髪屋さん、ありがとうございます。菊の花可愛かったです。パンパスグラスの別の方から当日の朝譲っていただいたとのこと。ほんとうに白くてふわふわサンタさんのお髭のような植物でしたね。今月も会場内をあたたかくしてくれるさだちゃんの生け花でした。(かずちゃん)

 

 

<今月の大事な紙シリーズ>

紙とデザインが大好きなオディが貯めてきた「ミニシアター系オディ チラシコレクション」が壁一面に貼られてさながらミニシアターの狭い通路にいるような錯覚を覚えました。個人的な感想ですが、不便も楽しみながらこの町が好きで暮らしていますが、そのことによって自分が何から遠ざかっているのかを改めて体感できる展示だったように感じます。これ観たことがある、これ観てみたい、映画見たくなりますねえと、会話が弾むのも良かったです。

(かずちゃん)

 

<ばぁばの折り紙でクリスマスの飾りを作ろう〜>

11月のコーヒーとほんのひろばが終わるやいなや、その日の反省会で「次回は折り紙でクリスマスの飾りを作って、来た人と遊びたい」と言っていたさだちゃん企画!折り紙の講師はYouTube。色とりどりのサンタに、ツリー、トナカイができました。サンタ帽をかぶって丸机に座ったさだちゃんの周囲にはいつも誰かがいて、穏やかで創造的な時間を楽しんでいました。そうした風景を見るのもまた楽しいものです。
(かずちゃん)

 

1月も具材部はお休み、かわりに「ばぁばと節分のお面を作ろう〜」を開催の予定です。ふむふむ、風船を膨らませて、紙をちぎって…貼る??? お楽しみに!

 

<今月のプレイリスト>
直球のクリスマス特集です!クリスマス以外にも聴いていいのだけど、このきらきら感は冬の空気で光がクリアに見える時期だからでしょうか、やはり今の季節に聞くのが耳に映えますよね。

https://open.spotify.com/user/surfacesafari/playlist/6PJnQks6is4T07fMQrvBTL?si=AvPl_i0rSSqbMBPWNePVAA
 

<今月の朗読>
カウンターの中から、声をあげます。小さくてもあなたの声は確実に世界を震わせている。

『深呼吸の必要』長田弘から「贈りもの」
息子が生まれた時に、庭に一本の木を植えたことを思い出しながら読みました。
わたしたちはその家を離れてしまったけれど、その木が今も元気に枝葉を伸ばしていることは彼の命を祝福してくれているような気がしてます。

この詩を選んだのは偶然の出会いから。先日、豆ちよ焙煎所内にあるほんのひろば出張コーナーに市脇さんが選んで持ってきてくれたラインナップの中から、何気なく手にしただけなんです。そう、何気なく目にしたページにその時必要としていた言葉をみつけることってありますよね。
オンラインで書籍が探せるのはとても便利だけど、図書館やリアル本屋さんでの偶然の出会いも人生には必要。クリスマス前のタイミングで贈り物の詩を読めたことが嬉しかったです。

大事なのは、自分が何者なのかではなく、何者でないかだ。急がないこと。手をつかって仕事をすること。~「贈り物」より~

(豆ちよ)

<魚屋文具店>
年末セレクションはクリスマスカード、年賀状、2021カレンダーやダイアリー。
贈る相手を思いながら選ぶお買い物は楽しいですね。

<ふるほんのいちば>
本棚で眠っている本を必要としている人がいるかもしれません。
古本、随時募集中。
詳細はオディ・こまちゃんにご連絡ください。

 

大変なこの1年、みんなが右往左往しました。価値観も大きく変わるもの変わらないもの、自ら変えていくものの取捨選択を突然迫られ振り回される日々でした。そしてCovid-19はまだまだ収まらず、社会が落ち着きを取り戻すのはきっとずっと先でしょう。
「コーヒーとほんのひろば」が出来ることは何か、やりながら手を動かしながら考え続けています。でもこの場にいて確実に言えるのは、知恵や勇気や癒しをくれる言葉が世の中にはたくさんあるということ。それを発してくれる先達も仲間も私たちの周りにたくさんいるということ。私たちはみんなひとりひとりだけど決して一人ぼっちじゃないのだから、希望を持って2021年を迎えたいと思います。

月一回のこの場に来てくださった、気にかけてくださったみなさま ありがとうございました。みんなのための場です。また来年もどうぞよろしくお願いします。

みなさまどうぞ暖かくして良いお年をお迎えください。

(豆ちよ)

 

豆ちよ (コーヒー豆の自家焙煎)

2011年手回しロースターで焙煎を開始、「寄井の店と家」の1Fに焙煎所と販売の店を2018年オープンしました。 家族4人と猫2匹、広野の山の中に住んでいます。 日々の暮らしに寄り添うコーヒーをお届けします。 コーヒー飲んで今日もGOOD DAY!

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