迎春準備(28歩の会)

なんでも2009年12月26日

投稿者:中原 亨

クリスマスも終わり今年も残りわずかになりました。年をとると何か一年があっという間に過ぎ去る思いがします。

「28歩の会」の迎春案山子

みなさんの家ではもうそろそろお餅つき・すす払い・飾り松などお正月の準備で忙しいかと思います。

阿川の井の谷にある「ゆめの里」、28歩の会(福原幸男会長)のメンバーによって迎春準備が整いました。
今回の案山子、実にリアルで一見の価値があります。

凧揚げをする子ども・・・。

場所は以前紹介した「井の谷」の県道脇。

木に引っかかった凧をお父さんが取っています。

今回の案山子の作品ずいぶんと手間がかかったでしょうね。

今回の一番の力作です。

今日写真を撮りに行って囲炉裏を囲む一家団欒の座敷に腰掛けました。すると隣のおじいさんに話しかけられような気分になり、何か怖くなるほどのリアル感があります。

囲炉裏で焼いているお餅も綿で作ってあるのですが本物そっくりです。

写真を撮っていると知り合いの人が通りかかったのですが、この案山子たち夜、車の明かりで見るとびっくりするほど迫力があるとか・・・。

羽根突きをする子ども。

養瀬トンネルが開通し、北岸線の阿川方面を通る車は少なくなりましたが、この案山子の作品見る価値は十分にあります。ぜひ鑑賞してください。

見に行ったときは囲炉裏座敷に腰をかけてください。

車の通りが途絶えて静かになると迫力満点です。案山子の誰かが話しかけてきます。

細かいセッティングがリアルさを増しています。

これより下の県道筋にも交通安全を祈る案山子に数体出会えます。

「28歩の会」のみなさま、いろんな工夫を凝らしたパフォーマンスを一年間ありがとうございました。
来年も楽しい作品に出会えることを期待します。よいお年をお迎えください。

中原 亨

神山アーティスト・イン・レジデンスの自称学芸員。これまで招聘した作家たちの作品の解説はお任せください。年間を通じて数多くの訪問者を案内しています。 神山を元気にするため老体を鞭打ちと東奔西走しています。NPOグリーンバレーの理事。

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コメント一覧

  • 中原先生、掲載ありがとうございます。 今回の小屋作成には苦労しましたが、出来上がりには会員一同自己満足しています。 神山へは「行きは南岸。帰りは北岸」で昔を思い出して頂き、少しでも癒しがあればサイコーで~す。 2月には、次期バージョン予定!! お楽しみに!!

    2009年12月26日 19:08 | 福原幸男

  • 遊び心満載の案山子たちはとっても楽しそうです。 写真のお正月の松飾りは、神山のものですね。 他のところの人に聞きましたが、神山以外では知らないと言われました。 神山の正月飾りは、この朱とピンクの色した鯛などがなくてはね。 同じ神山でも場所やお家によって違いがあるでしょうから、それもまた、いとおかし!(古典調)ですね。

    2009年12月26日 22:06 | sasuke

  • 迎春準備(28歩の会)は素晴らしいです・・・・。 こんな「案山子(かかし)」を作れるなんて。 「木に引っかかった凧を取るお父さん」のアイデアも 新しくて良いです。 「飾り松」 お正月の「飾り松」は、数十年ぶりに、見させて頂きました。 小さな頃、父に言われ、大晦日(おおみそか)に、「松」を山に取りに行かされ、ピンクの鯛や、飾り玉を 家で飾りました。 ただただ寒かった思い出があります。 “ なんで、こんなことするん?” “そりゃ、お正月の神様をお迎えするためさ。 ” そう言った、父も他界して十数年。 あの頃を思い出して、“ ウルン ”とさせられました。

    2009年12月27日 08:13 | ニコライ

  • 福原会長さん 次回いろんなセッティングをするときは電話連絡をください。カメラを提げて取材に伺います。

    2009年12月27日 15:21 | 中原 亨

  • 阿川の「案山子」はみごとですね。 最初にみたときはびっくりしました。 「案山子」を立つようというという発想はどこからでたのですか。大勢の人々が「案山子」を作って地域のあちこちに立てようと計画し、それを実行することはなかなかできるものではないとおもいますが、阿川ではそれができているのはたいしたものと思います。

    2010年1月26日 15:33 | 稲飯 幸生

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