[レポート]国際交流プロジェクト ”世界の神山”で異文化に触れよう
なんでも2022年10月4日
「あー楽しかった!またね!」
参加者1人ひとりが笑顔で帰っていくのを見て、いい1日になったのだと確信しました。
今年の国際交流プロジェクトは
「”世界の神山”で異文化に触れよう」と銘打って
町内在住の外国籍の方と対面での交流イベントを実施しました。
ゲストとしてイギリス出身のワード・ルーファスさん(以下ルーさん)と、
アメリカ出身のライト・マイカさん(以下マイカさん)をお招きし、運営サポートとして、ALTのホアン・カルロスさんにも協力いただきました。
神山塾13期生のぼぶ(大野さゆり)も企画段階から関わらせていただきました。
今回のレポートもぼぶ(大野)が書いています!
コロナの影響で開催延期になり日程も短くなりましたが、当日は小学校6年生から高校2年生までの学生が参加。
子どもたちもほとんどが初対面なので、お互いの名前を覚えるゲームやジェスチャーでの伝言ゲームから始めました。
ジェスチャーだけで伝言ゲーム!お題は何だったのだろう???
話を聞いていてわからなくなった時はなんて聞いたらいいかの英語も確認。
その場でゲストに聞いてみると
・Sorry?
・Can you repent that?
・One more time, please.
などなど出てきて、さらに
・What!?
・Ee!?
でもいいんじゃない、と。
「何!?」「えぇ!?」でも確かにわからないことは伝わる!
それから、ゲストの2人から自分自身のことや出身地に関する発表をしてもらう時間。
チームに分かれて、話を聞いたり、質問をしたり。
イギリスでもアメリカでも朝食はシリアルが多く、スーパーは1列全てさまざまな種類のシリアルで埋まっているとのこと。オーガニックやビーガンなど、その人の好みに合わせて選べるそう。
国ごとの祝日の違いの話にもなりました。サンクスギビングには家族で大きな七面鳥や、かぼちゃパイを食べるのだそう。
参加者からは、「どうして神山に来たの?」という質問も。
回答は、皆さん自身が町内でお2人に会ったらぜひ聞いてみてください。
学校のことも聞きたい!と言って、アメリカとイギリスの学校制度について、日本との違いも教わりました。
ルーさんの地元の学校では性別に関係なくズボンもスカートも選べるとか。「夏は女性ばかり涼しそうでずるい!」と声が上がって男子もスカートOKになったそう。
感想共有の時間では、参加者からこんな声が上がっていました。
「英語はそんなに得意じゃないけれど、違う国の人たちと会話するのは楽しい。ジェスチャーゲームは難しかったけど、伝わったときにすごく嬉しかった。」高2
「国が違ったら言葉も食文化も学校文化も違うというのを今日学んだので、それをいろんな人と共有できたらと思う。」中2
「学校以外で外国のことを知る機会があまりなかったから、今日はいろいろ知ることができて楽しかったし、またこの機会があったらやりたいなって思った。」小6
国際交流と言うと英語が重視されますが、
「とにかく交流してみよう!」という気持ちが育める企画にできればと思い、
教育委員会の遠藤さん、つなぐ公社の秋山さんと話し合いを重ねました。
運営は敢えて通訳を最小限にし、
わからないときに使うフレーズだけを渡し、
まずは理解しようとしてみること、わからないときは自分で聞いてみること、の2つをやってみようと伝えました。
最初は少し緊張した面持ちだった子どもたち(と大人たち)も、ゲームを通じて打ち解けることができ、その後の2人からの発表では質問が止まず、急遽プログラムを変更したほどでした。
休憩中の一コマ。オンラインでは中々見られない光景。
最後に子どもたちへ送られたエールを、神山のみなさんにも共有させてください。
「若い人たちが、自分の国の文化や英語に興味を持ってくれるのはうれしい。がんばってください。」マイカさん
「いろんな国に行って、自分の好きなことをしてみてほしい。釣りが好きだったら、釣りが好きな人に会ってみるとか、ダンスが好きならダンス、歌が好きなら歌、自分の情熱にしたがってみて。みんなまだ若いから、人生を楽しんでね。」ルーさん
学校以上の長丁場でしたが、みんなの活き活きした顔が印象的でした。
秋山 千草
東京都練馬区出身。神山つなぐ公社ひとづくり担当。下分から鮎喰川沿いを自転車で走るのが心地よい。踊りと美味しいご飯と木が好き、そしていくつになっても「遊ぶ」のが大好き。
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